花で彩り観光客歓迎 街角キャンペーンでプランター設置 白馬村
 白馬村を会場に、涼やかな北アルプスの風の中で、里や高山の美しい花々との出会いを楽しむ「白馬Alps花三昧」が7月1日から8月31日まで行われる。同村の夏のメーンイベントとして定着、ことしで10周年の節目を迎えた。28日は観光客が降り立つ駅を美しい花で飾り歓迎しようと、村民が持ち寄ったプランターの花々で駅前を彩る「街角花いっぱいキャンペーン」がJR白馬駅と神城駅前で実施された。
 実行委の呼びかけに賛同した、村内の観光関係者や自治会など、47団体が協力。早朝からそれぞれ3個から10個のプランターを持ち寄り、両駅は夏から秋にかけて楽しめる美しい花々でいっぱいになった。実行委は彩りやバランスを考えながらていねいに配置し、駅の緑化を演出していった。
育てた花 地域を飾る 松川小6年は組 すずの音ホールへ贈る
 松川村の松川小学校(大久保俊介校長)6年は組(33人)は26日、苗から育てた花のプランターをすずの音ホールに贈った。大町少年警察ボランティア協会(中川弘道会長)南部ブロックの地域ふれあい活動の一環で、地域の環境を良くしようと児童たちが花を飾った。
 同活動は、少年の健全育成や子どもたちが地域とふれあえる活動をしようと行っている。6年生はことし、同協会から小学生の防犯意識を高める「わが家のセーフティーリーダー」にも任命されている。
 児童は3週間ほど前に定植作業をしたプランター26個の花を学校から運び、村道に面した建物の壁沿いに設置した。インパチェンスやガーベラ、ダリアなどさまざまな花が建物の外観を彩った。
実践通じ防災意識高揚 小谷村 県姫川砂防事務所が訓練
 県姫川砂防事務所は「土砂災害防止月間」期間中の29日、土砂災害を想定した防災訓練を小谷村内で行った。村や大町署、消防団、住民など約60人が参加し、実践的な訓練を通じて、災害に対する意識高揚と関係機関の連携強化を図った。
 訓練は県の土砂災害警戒区域に指定される七滝沢周辺で行われた。大雨の影響を受け、沢で土石流が発生したという想定で、下流の下里瀬地区に避難勧告を発令、避難場所のサンテインおたりまで住民たちを誘導した。
香り楽しんで 6月30日、7月1日 大町市 野平ラベンダー祭
 大町市八坂地区の野平自治振興会(坂井一久会長)では6月30日、7月1日の両日、野平ラベンダー園で「野平ラベンダー祭」を開く。
 両日とも午前9時からラベンダーの摘み取りとラベンダースティック作りの講習会などがあり、1日午前11時からは、昨年同地区に移り住んだアフリカ楽器「カリンバ」奏者・真鍋充喜さん(35)のミニコンサートも行われる。
 ラベンダーエキスを抽出した芳香蒸留水を初めて販売するほか、灰焼きおやきや飲み物の売店、クレープ店も出店。ハーブ茶やタケノコ汁などの振る舞いもあり、祭りを盛り上げる。
総力挙げ交通事故抑止 大町市俵町で現地診断
 大町市俵町の国道148号で、5月21日に自転車運転の高齢男性が死亡した交通死亡事故の現地診断が29日、現地やサン・アルプス大町で行われた。増加している市内の交通事故や高齢者、自転車の事故の抑止方法について話し合った。
 事故は、午後4時45分ころ、南から進行していた市内の会社員男性(61)の軽自動車と国道を横断しようとしていた自転車の市内の無職男性(78)が衝突。自転車の男性が死亡した。
 現地診断には大町署員や交通安全協会員など関係者約30人が出席。サン・アルプス大町で行われた検討会では、出席者から「歩行者は車のことなど逆の立場を考えてみることも必要」「道路わきの植栽で見通しが悪いのではないか」などと意見が出ていた。
事故防止の技術や知識学ぶ 自然体験活動安全推進協がセミナー
 小谷村を拠点とする信州・自然体験活動安全推進協議会(水谷雅三代表)は26、27の両日、自然体験の指導者を対象にした安全セミナーを、村内の白馬乗鞍交流センター・ちゃんめろで開いた。県内外の山岳ガイドやネイチャーガイドら延べ約40人が、野外活動の最盛期を前に事故防止の技術や知識を学んだ。
 セミナーは、英国の野外学校OBSの元日本校校長・濱谷弘志さんや国際ガイドの山岸慎英さんら3人を講師に開講。人材育成の専門家・兼重尚子さんが、チーム内の個人が有効な情報を出し合い危機回避につなげる、コミュニケーション方法を解説した。
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6月の一覧

2012年6月30日(土)付