夏山登山の安全祈願 小谷 雨飾山で山開き
 小谷村中土の中谷開発委員会(太田武彦会長)は8日、「小谷温泉・雨飾山高原の夏山開き安全祈願祭」を行った。同村の最後の夏山開きで、村に本格的な夏山シーズンが到来した。
 祈願祭には地元関係者や山愛好家など多数が参列。あいにくの悪天候で、例年は屋外で実施している神事を鎌池ぶな林亭内で行った。関係者が祭壇に玉串をささげ、夏山の登山者の安全を願った。
 日本百名山の一つとして知られる雨飾山は、登山口が大網地区と小谷温泉側からの2か所ある。どちらも登山客に高い人気があり、毎年数万人の登山者が訪れてにぎわう。大網側は先週開山祭を開いている。
 神事のあとは同会企画による、標高1566bの里山・大渚山の記念トレッキングが行われ、多数が参加した。
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7月の一覧
地域一体 夏楽しむ 大町市 銀松苑で納涼祭
 大町市常盤の高齢者福祉施設・銀松苑で7日、恒例の納涼祭が開かれた。家族連れや施設利用者など約400人が参加し、地元自治会やボランティアとともにつくりあげた、地域ぐるみの夏祭りを楽しんだ。
会場では地区の民踊サークル・ときわ五月会や舞踊サークル・翠美会などが出演。ことしは大町第一中学校吹奏楽部が初めて参加。演奏だけでなく、利用者とともに盆踊りの輪にも加わり、会場を盛り上げた。
 源流美麻太鼓の子どもたちは七夕に合わせて、太鼓の演奏にのせた「たなばたさま」を合唱。「ずっと元気で長生きしてください」など、お年寄りの健康を願う短冊をササに結び、利用者に贈った。利用者は「うれしい。音楽も大好きなものばかり」と顔をほころばせていた。
白馬がポンプ車の部4連覇 大北地区消防ポンプ操法大会
 大北5市町村の消防団が消火技術などを競う、大北地区消防ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会は8日、大町市の鹿島槍スポーツヴィレッジ駐車場で開かれた。白馬村がポンプ車操法の部で4連覇、大町市がラッパ吹奏で7連覇を果たした。小谷村は小型ポンプ操法の部で、10年ぶりの優勝を勝ち取った。
 大会では3部門に、各市町村大会で優勝するなどした、15チーム約200人が出場し、29日に上田市で開催される県大会への出場権をかけて優勝を競った。
 ポンプ車操法の部では、消火活動を通じて、団員の連携や迅速性などを審査。選手たちが住民や団員らが見守るなか、きびきびとした動きでホースを延長、火元を模した的に放水していった。
地元の味や歴史伝承 池田町で「紅梅漬け」講習
 北安曇農業改良普及センターと農村いきいきネットワーク池田(内山伸子会長)は本年度から、農産物加工品を後世に伝える講習会「池田町の味の伝承セミナー」を開いている。同町多目的集会施設でこのほど、同町の名産で北アルプス山麓ブランドにも認定されている「紅梅漬け」の講習が行われた。町内の女性たちが、地元の加工品の歴史や作り方を学んだ。
同セミナーは、町の伝統的な農産物、加工品を理解し、活用技術を習得、伝承していこうと初めての開催。年間全8回で、かんぴょうづくりや地元野菜を使った料理などを習う。
紅梅漬けは、同町の有志がふるさとの味開発研究会を立ち上げ、昭和62年から保存料や添加物を使わない家庭の製法を研究しながら製造を続けている。
気合新た2期目スタート 池田町 勝山町長が初登庁
 任期満了に伴う池田町長選挙で再選を果たした勝山隆之町長(66)=1丁目=は9日朝、初登庁した。勝山町長は「町民は町の主人公。町民の明日のためにがんばっていきたい」と気合を新たに、2期目をスタートした。公約に掲げた、中心市街地整備を中心とした「町なか再生計画」やワイナリー建設などの観光拠点造成推進に取り組む。
勝山町長は、職員約80人から拍手で出迎えられ登庁し、女性職員から花束でお祝いを受けた。役場大会議室で行われた就任式で、「1期4年間を支えてくれた町民や職員、議会のみなさんに感謝している。町づくりは町民がいきいき輝くことが大切。これからの4年間、町民目線に立った町や役場の環境づくりをしていきたい」とあいさつした。

2012年7月10日(火)付


音楽で異国情緒堪能 松川村 夕涼みコンサート
 松川村公民館は8日、「夕涼みコンサート」を松川中央公園「リンリンパーク」で開いた。家族連れなどが屋外で涼をとりながら、アルプホルンやフラダンスの異国情緒あふれる音楽と踊りを楽しんだ。
 ステージには村内のフラダンスサークル「ハーラウ・フラ・オ・カ・レイ・ナニ」と、大北安曇野の教室「フラ・ハーラウ・ナー・プア・ハウオリ」が、本場の衣装に身を包んで出演。松本市を拠点に活動する「アルプホルン・エコー」は、長さ3・6bもの楽器を巧みに操り、「エーデルワイス」などを奏でた。
 ステージでは来場者を対象に、アルプホルンの演奏体験も行われ、子どもたちが息を吹き込み低い音が響くと、「鳴った」と喜んでいた。