さらなる飛躍誓う 白馬高校スキー部 創部60周年で記念式典
 白馬村の白馬高校スキー部がことし創部60周年を迎えた。14日は同村多目的研修集会施設を会場に創部60周年記念式典(同記念行事実行委員会主催、和田光三実行委員長)が開かれ、OBやスキー部員、関係者など多数が出席して節目を祝うとともに、さらなる飛躍を誓った。
 同部は学校の設立と同時に創設され、五輪・パラリンピック出場者を数多く輩出。インターハイでも何度も総合優勝に輝き、スキー強豪校として全国に白馬高校スキー部の存在をとどろかせてきた。OBは600人を超え、村内外でスキー文化の普及、地域づくりに貢献している。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

7月の一覧
健全育成意識ひとつに 池田で青少年町民大会

 池田町青少年育成町民運動推進大会と池田町三校PTA連合会講演会(町、町教育委員会など主催)が14日、町公民館で開かれた。活動発表や講演を通して、学校や地域が連携し青少年の健全育成を推進するための意識をひとつにした。
「お囃子道場」練習初披露 大町温泉郷 森林劇場で
 21、22日に行われる大町市の若一王子神社例祭奉祝祭の山車舞台で演奏するお囃子(はやし)の練習を披露する「お囃子の夕べ」が14日夜、大町温泉郷の森林劇場で開かれた。九日町、高見町、八日町の若者を中心とした約30人がそれぞれの町独自のお囃子を次々に披露した。
 ことしは、街中の6町が「お囃子道場」として、今月8日からお囃子の練習を公開している。このうち九日町など3町は、多くの人にお祭りに興味を持ってもらい観光振興にもつなげようと、街中以外でお囃子道場を行う初の試み。
 劇場では、祭り本番さながらに町ごとにお囃子が披露された。笛や太鼓の音色がにぎやかに響きわたった。温泉郷のホテルなどに宿泊している観光客らが集まり、にぎやかで伝統あるお囃子を楽しんでいた。
流鏑馬 伝統継承誓う 大町でサミット盛大に
 大町市で14日から16日まで開かれた、「流鏑馬(やぶさめ)サミットin信濃大町」は、全国で流鏑馬の保存に取り組む団体が情報交換し、閉幕した。伝統継承の課題を抱えるなか、観光化を含め皆に広く愛され理解される祭りとして、今後の継承を誓った。
参加した各団体からは、公開すべき部分と粛々と伝統を受け継ぐ部分の葛藤を乗り越えて理解を広げ、地域の活性化や伝統の継承につなげる取り組みの現状が紹介された。
メーンのシンポジウムでは、参加した各地の流鏑馬保存会関係者らが、それぞれの事例を発表した。富山県射水市の下村加茂神社は、迫力ある大弓の実物を紹介。観光資源として多くの人が訪れることが理解を広め励みにつながり、伝承への力になるとした。
ふき替え2年ぶりに 小谷村 城の越・三峯様の祠
 小谷村の島・塩坂の住民は14日、塩の道街道の天神越えコースにある、城の越・三峯様の祠(ほこら)のふき替えを、2年ぶりに行った。三峯様は信州から越後に向かう道中で、初めて越後の集落を望める場所。小高い場所にカヤを円すい状にして作られた祠が三基あり、盗難、火災よけ、病難よけの神として、島・塩坂地区の住民により大切に祭られている。埼玉県大滝村の三峯神社から神礼を受け、毎年7月20日に祭事を行ってきた。ふき替えは2年から3年に一度、祭事に合わせて行われている。
 ふき替えはかやぶき屋根の構造とほぼ同じという。ヨシで土台を作り、オオガヤ、コガヤを順にふき替えていく。住民は1基ずつ傷んだカヤを取り除きながらていねいに作業を行った=写真。
大北も夏本番 気象庁が梅雨明け発表
 気象庁は17日、長野県など全国の広い範囲で梅雨明けしたとみられると発表した。関東甲信では昨年に比べ8日遅かった。大北各市町村も午前中を中心に梅雨明けにふさわしい晴天となり、大町市や白馬村では最高気温が30度を超える真夏日となった。
 大町商店街本通りにある男清水・女清水では、水滴る石瓶に、蛇口からこぼれ落ちるしずくが波紋となって広がり、涼を感じさせている。乾いた喉を潤す観光客の姿もあった。
 長野地方気象台によると、7、8月の県内の天気は、太平洋高気圧に覆われ、晴れの日が多く、気温は平年より高いと見ている。熱中症に対する注意を呼びかけている。

2012年7月18日(水)付