空き古民家の再生推進 小谷 宿泊交流施設に改修
 小谷村は過疎高齢化の進む集落において持続可能な地域づくりを進めるため、空き古民家を利活用した空き家再生等推進事業を展開している。このうち伊折地区では本年度、地域住民の要望により、空き古民家を宿泊施設を兼ねた古民家食堂や農山村体験交流施設として整備することになった。18日は村と地域の関係者らが参列して起工式・安全祈願祭が行われ、新施設が無事に完成することを願った。
 再生される古民家は集落の東側にあり、江戸後期から明治にかけて建てられた築150〜160年の寄せ棟造り木造2階建て。村が買い取り、国の助成も受けながら、3244万5000円かけて改修する。食堂・浴室・トイレなど水回りを整備充実させ、土間やいろりなど、古民家ならではの昔ながらのたたずまいはそのまま残し、風趣ある造りにする予定。
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7月の一覧
正しい走り方♀wぶ 大町公民館が初企画
 大町公民館(勝野礼二館長)は16日、小学生のための走り方教室を西公園グラウンドで開いた。幼少期からの健康な体づくりをキーワードに、走り方を学ぶことでスポーツに関心を持ってもらおうと初めて企画した。市内の小学生約60人が参加し、真夏の空の下、心地よい汗を流した。
 中学陸上で全国出場経験を持つ菅澤豊さんを中心に市スポーツ推進委員が指導。「追いかけごっこ」など遊びの要素を取り入れながら走り方を教えた。
懐かしの曲 楽しいひととき 大町市民吹奏楽団 銀松苑でコンサート
 大町市を拠点に活動する大町市民吹奏楽団・アルプスシンフォニックバンドはこのほど、同市常盤上一のデイサービス・銀松苑で「午後のひとときコンサート」を開いた。
クラリネットアンサンブル「大きな古時計」に始まり、金管楽器のアンサンブルでの「笑点のテーマ」、リズム楽器も取り入れた全体演奏では女流演歌コレクションや県歌・信濃の国など、皆が知る懐かしい曲を次々に演奏。楽器の紹介を織り交ぜながら、楽しいステージを繰り広げた。
利用者ら約50人も曲に合わせて口ずさんだ。拍手で盛り上がり、楽しい午後のひとときを過ごした。
親睦深め楽しくプレー 八坂支所長杯マレット大会
 大町市の八坂マレットゴルフクラブ(越山芳治会長)はこのほど、第7回八坂支所長杯マレット大会を大平マレット場で開いた。
 旧八坂村の村長杯として開催していた大会を、大町市に合併したのを機に支所長杯と改称して継続開催しており、約30人が参加した。
 竹本明信支所長は「親睦を深めながら楽しい1日を過ごしてください」と激励のことばを送り、27ホール・パー108の林間コースで団体戦と個人戦で熱戦を展開した。
大町市 事故防止各地で啓発 夏の交通安全やまびこ運動
 夏の交通安全やまびこ運動が19日から、県内一斉に始まった。大町署管内では大町市を中心に、昨年1年間の交通事故死者3人をすでに2人上回る緊急事態となっている。大北各所では初日から、同署や交通安全協会、交通少年団らによる活発な啓発活動が展開された。
 相次ぐ交通死亡事故を受け、大町市では交通死亡事故多発警報が発令中だ。大北地域ではこれまでに市内を中心に5人のお年寄りが亡くなっている。大町地区交通安全協会の中村博郎会長は「関係機関とさらに連携を深め、一層気を引き締めて活動を展開していかねば」と夏の交通安全やまびこ運動を機会に歯止めを誓う。
治水の重要性再確認 姫川砂防事務所70周年で講演
 県治水砂防協会姫川支部は19日、県姫川砂防事務所の70周年記念講演会を小谷村役場多目的ホールで開いた。地域防災の要として、白馬・小谷両村を管轄し地元に密着した迅速な災害対応に取り組む事務所の節目を祝い、治水砂防の重要性を再確認した。
 姫川砂防事務所は昭和17年4月1日、姫川の氾濫や稗田山の大崩落など災害多発地帯の小谷村で、県内5番目となる県の特設事務所として設立。平成7年7月の梅雨前線豪雨災害では、村内唯一の県出先機関として災害復旧や防災強化に尽力した。
 記念講演会には白馬・小谷両村の職員や議員、地元防災関係者、住民ら約110人が出席、70周年記念誌を通じて事務所の歩みを振り返った。国交省砂防部長などを歴任した全国治水砂防協会の岡本正男理事長が、「地域振興に砂防が果たす役割」をテーマに講演した。

2012年7月20日(金)付