姉妹提携30周年バスツアー 静岡河津町民 白馬で交流
 白馬村と静岡県河津町が昭和57年に姉妹提携を締結してから、ことしで30周年の節目を迎えた。河津町では記念事業として、21、22の両日、「河津・白馬交流町民号」で白馬村を訪ねるバスツアーを実施。60人余が参加して、歓迎セレモニーや八方尾根ハイキング、スローピッチソフトボールの試合などで白馬村民と交流を深めた。
 初日は白馬クロスカントリー競技場スノーハープで歓迎セレモニーが行われた。同会場では当日、クロスカントリー大会が行われており、選手や応援団も見守るなか、歓迎を受けた。
安全運転呼びかけ 松川道の駅で交通指導所
 池田松川交通安全協会(中山崇会長)は、夏の交通安全やまびこ運動初日の19日、松川村細野の「道の駅安曇野松川」の駐車場で交通指導所を開設した。
大北地区で交通死亡事故が多発している状況を受け、県外からの観光客が増える夏休み前に安全運転の意識を高め悲惨な事故を防ごうと、大町署や同安協から約120人が参加。通行するドライバーに啓発グッズなど手渡しながら、安全運転を呼びかけた。
中山会長は「(交通安全運動に)特効薬というものはない。今後も事故防止に地道に取り組んでいきたい」と話した。交通安全やまびこ運動は県内全域で25日まで展開される。
住民参加で300匹駆除 大町市中綱湖 ブラックバス釣り大会
  大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)は22日、ブラックバス釣り大会(大糸タイムス社後援)を大町市の中綱湖で開いた。生態系を乱す外来種の駆除を住民参加で行う恒例行事に、県内外の家族連れなど約60人が参加し釣果を競った。
湖では参加者が糸を垂らして水面をうかがい、魚が針にかかると勢いよくさおをあげていた。小中学生の部と一般の部それぞれで釣った量を計測し、順位を決めた。ブラックバスやブルーギル303匹25`が駆除され、調査のために県の水産試験場に送られる。
食育で無農薬米づくり 松川農業小 アイガモ引き揚げ
 松川村の松川小学校(大久保俊介校長)3年生が稲作農業を学んでいる「安曇野まつかわ農業小学校」(校長=高田武村農業委員長)で20日、アイガモの引き揚げが行われた。無農薬農法に貢献し、害虫を食べるなどして大きく成長したアイガモを児童103人が田から引き揚げた。
 同水田は同校3年生が、年間を通して無農薬の米づくりで食育を学んでいる。無農薬農法の一環としてアイガモ農法を取り入れ、土壌をかき混ぜたり、害虫駆除などを行っている。6月初旬の田植えの際にアイガモ20羽を放した。ことしは獣被害にも遭わず20羽が無事に過ごした。児童はエサ当番を決めるなど管理してきた。
 水田には、放鳥したころの数倍となる1・5〜2`に成長したアイガモが泳ぎ、児童たちは、水田を囲うように一列に並んでアイガモを一か所に追い込んでいった。エサで「おいで、おいで」と呼び寄せるなどしてすばやくつかまえていた。
りりしい姿に大町活気 王子神社で例祭





 全国的にも珍しい子ども流鏑馬(やぶさめ)など奉納する若一王子祭りが21、22の両日、市内中央通りを中心に開かれた。きらびやかな衣装を身にまとい、力強く矢を放つ子ども騎手のりりしい姿に、多くの市民や観光客らでにぎわった。
 21日の稚児行列、舞台曳(ひ)き揃(ぞろ)えなどに続き、22日は祭典メーンイベントの子ども流鏑馬が行われ、沿道に手を振る余裕を見せる騎手も。的の中心部に矢が命中すると、大きな歓声が沸きあがった。馬にまたがった10騎手が一列になり堂々と行進する姿も圧巻で、観光客らはしきりにシャッターを切っていた。


新たな特産品「沢ワサビ」 おたり山菜の会が初出荷
 小谷村の「おたり山菜の会」(中村勲会長)が取り組んでいる、山間地栽培の沢ワサビの初出荷が22日、行われた。出来栄えも上々といい、恵まれた自然環境を生かし規模拡大につとめ、同村の新たな特産品として農業振興につなげたい考えだ。
 同村では昔から里山の清らかな湧水を利用してワサビ栽培に取り組んでいたが、しだいに衰退。近年、食の安全意識の高まりから国産品が見直されていることを背景に、里山で育てる山菜作りに取り組むおたり山菜の会が、わさび栽培に着目。安曇野市穂高のワサビ加工業者と契約を交わし、数十年前まで作られていた、5eほどの広さの石垣の荒廃ワサビ棚を整備し、実証ほ場としてスタートした。
 豪雪地の環境ながら、順調に生育し、2年かけて初出荷にこぎつけた。葉と茎と根をていねいに仕分けながら、清流の恵みを収穫していた。
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2012年7月24日(火)付