白馬の山野草 生育確認 NPOが自然観察会
 白馬村のNPO法人白馬郷土山野草友の会はこのほど、会が村内で育てている山野草の植栽地と、豊かな高山植物が生育する八方尾根自然研究路を巡る自然観察会を開いた。
 同会は外来植物を除去して、白馬に自生する山野草で村の公共的な場所を美化する活動を行っている。県や企業などの助成を受けて、これまでに村内50以上の場所に山野草を植栽。いずれも土づくりからはじめ、山野草が生育しやすい環境を整えていった。2年目、3年目と年月を重ねるごとに、植栽された山野草は少しずつ増え、外来種が入りにくくなる効果を見せている。
 植栽地の視察は、県内外から多数が参加し、道の駅夢白馬、オリンピック大橋周辺、森上地区のセブンイレブン店前などを巡った。
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8月の一覧
松川中生 8月6日広島へ 平和記念式典に出席 村長表敬
 広島市の広島平和記念公園で8月6日に行われる広島平和記念式典に出席する、松川村の松川中学校3年生が2日、平林明人村長を表敬した。1947年に原爆が投下された、8月6日の原爆忌や原爆犠牲者のことを考え、平和の大切さや核兵器の恐ろしさなどを学ぶため、式典に向けて抱負を述べた。
 5日に村を出発して式典出席後は、9月末に開く学校の文化祭で発表する。
4人は、平林村長から「戦争は絶対にいけないこと。暑いので気をつけて、しっかりと学んできて」と激励を受けた。清水君は「今、震災の原発問題など核の怖さを感じる。核兵器の怖さや戦争の恐ろしさを改めて学習してきたい」と話した。
地域の特産品PR 松本で塩の道浪漫ウオークフェス
 北アルプス塩の道推進会議と大北5市町村の商工会でつくる長野県商工会連合会北安曇支部広域協議会はこのほど、「北アルプス塩の道浪漫(ろまん)ウォークフェア」を松本市のJR松本駅MIDORI内信州アルプス市場で開いた。商工会で連携し、地域の特産品をPRする初の試み。
会場には、県商工連合会が認定する「信州匠選」認定品コーナーや、おざんざやそば、くわ茶や凍り餅といった北ア地域産の食材が並んだ。初日は白馬の新名物「そばガレット」とリンゴ発泡酒「シードル」も提供され、人気を集めた。
開会式では各商工会長や宮澤敏文県議、北安曇地方事務所長、県商工会連合会副会長らがテープカットし、開催を祝った。県の観光PRキャラクター・アルクマも登場し、会場をにぎわせた。
福島の子「ようこそ大町へ」 山の子村拠点に保養プログラム
 信州・大町山の子村キャンプ実行委員会(平林研成委員長)による、「福島の子どもたち保養プログラム」が1日から始まり、福島から小中学生21人が市立大町山岳博物館に到着した。子どもたちは、緑がまぶしい真夏日の空の下、「ようこそ信州・大町へ」と書かれた垂れ幕とスタッフの笑顔に迎えられた。
プログラムは、福島原発事故後、放射能の影響で屋外で思いきり遊ぶことができない福島の子どもたちに、大町から何かできることはないか、と考える有志が集い、昨年に引き続き企画。
地元企業や海外の日本企業、商店街、個人によるカンパや物資の支援、教育委員会や山岳センターなど、あらゆる方面の協力で実現した。
大北初 エコの啓発に 大町市が電気自動車導入
 大町市は3日、市で初めて導入した電気自動車(EV)の出発式を行った。地球温暖化防止や省エネ、無公害のエコ自動車として、啓発や展示などに活躍する。初出動は、同日の大町ゆかた祭りに向けて「おおまぴょん」を乗せて走った。
軽貨物車両で4人乗り。化石燃料を使わず、排気ガスを出さないため環境にやさしいとされる。走行音は静かで、低速走行時は音を鳴らし、歩行者への安全も配慮する。通常充電は家庭用電源を200ボルトに変換し7時間かけて充電。フル充電で150`(カタログ値)を走行できる。
費用は充電装置などオプション込みで359万円。うち95万円が国からの補助金となっている。今後の燃料費の削減など期待できる。
68連3100人踊り きょう大町やまびこまつり
 駅前本通りを歩行者天国に多くの連が踊りを披露する「第34回大町やまびこまつり」(同実行委員会主催)が4日、開催される。まつりを翌日に控えた3日、JR信濃大町駅内観光案内所では、やまびこまつりと前夜祭のゆかたまつりを盛り上げようと、市観光協会職員が浴衣姿で案内、観光客らに大町夏の祭典をPRしていた。
 やまびこまつりメーンの「やまびこおどり」にはことし、昨年をやや下回るものの、68連総勢約3100人が参加する予定。初参加の連もあり、個性あふれるユニークな踊りの数々が、大町に活気をもたらす。やまびこおどりスタートは午後7時。

2012年8月4日(土)付