盆の入り先祖供養 お墓参りの家族各地で
 「盆の入り」の13日、大北地域の墓地や寺院では、先祖供養をするためにお参りに訪れる家族連れが先祖の霊を慰めた。各家や墓などでかんばや盆木を焚いて、先祖を迎え入れた。
 大町市神栄町の大町霊園には朝早くから、帰省した子どもや孫、親類などとともに墓参りに訪れる人々が子どもたちも手伝いながら墓をきれいに洗い磨いていた。墓にミソハギやキキョウ、リンドウの盆花、果物などを供え、線香をあげて先祖を思った。
空手全国3位 町長表敬 女子個人形 池田出身の田中さん
 池田町中鵜南台出身の田中美佐稀さん(18)=山梨学院大学付属高校3年=はこのほど新潟市で行われた全国高校総体の第39回全国高校空手道選手権大会の女子個人形の部で3位入賞し10日、勝山隆之町長に結果を報告した。
 同大会を振り返り「神経を使う試合が多かった」と田中さん。96人の選手が出場するなか、持ち味の力強さやパワーで勝ち進んだ。準決勝では、これまでにも対戦経験がある千葉県秀明八千代高校の清和田雅美選手と対戦。
 惜しくも敗れたが、「大会では練習した成果は出せたから悔いはないが、くやしい」と話し、「これからはスピードやキレが課題」と決意を述べた。
21チーム競技通じ交流 大糸タイムス杯小学生バレー
 第6回大糸タイムス杯小学生バレーボール大会(大糸タイムス社主催)は12日、大町市運動公園総合体育館で開いた。大北や安曇野、松本の各地域から21チーム約200人が出場。競技を通じて交流を深めながら熱戦を繰り広げた。Aブロック男子は「松本ヴィガフェニックス」、Aブロック女子「豊科JVCA」、Bブロックは「大町マーモット」が優勝した。
 同大会は、地域の子どもたちの健全育成や地域での交流を進めようと大町市バレーボール協会と県小学生バレーボール連盟大北支部が主管で平成19年から毎年開催している。小学5年生以上の男女の部、4年生以下の3部門を設けている。ことしは新たに、Aブロック男子の部には松本市内のチームが参戦した。
豊科JVCA
(Aブロック女子優勝)
松本ヴィガフェニックス
(Aブロック男子優勝)
大町マーモット
(Bブロック優勝)
中信強豪17チーム熱戦 安筑青年野球大会が開幕
 ことしで87回目を迎える伝統の球宴・安筑青年野球大会(池田町野球連盟主催・大糸タイムス社など後援)が13日、町内を主会場に開幕した。中信各地の強豪軟式野球チーム17チームによる熱戦が始まった。
 開会式は同町高瀬中グラウンドで開かれた。昨年の優勝チーム・池田クラブ主将の片瀬友康さんは「野球を通じ親ぼくを深め、甲子園に負けないプレーをすることを誓う」と力強い宣誓を見せた。
 ことしの出場チーム数は過去最小となったが、幼少時代から野球に取り組むメンバーを主力に選手層の厚いチームがそろった。ハイレベルな戦いに盛り上がりを見せた。
正確安全に配線 高校生ものづくりコン 県大会池田
 第12回高校生ものづくりコンテスト長野県大会(電気工事部門)が8日、池田工業高校で開かれた。池田から2人など県内の工業高校6校から10人が参加。会場は緊迫した空気が漂い、熱気を帯びていた。
 正方形の板上に、屋内配線(スイッチやコンセント)を題材に、長野県をイメージした文字「岳」が出来上がるように、擬似的な回路を配線した。制限時間内に、正確に安全かつ基準どおりに配線できるかを競う。参加者は背中に汗をにじませながら、製作に取り組んだ。
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8月の一覧

2012年8月14日(火)付

動物生態伝える工夫 学芸員実習生が出張講座 大町北小児童クラブ
 大町市山岳博物館は10日、学芸員資格を得るために実習に訪れている大学生による出張講座を大町北小児童クラブで開いた。子どもたちが楽しく動物について学べるよう工夫をこらしたゲームで、知識を伝える難しさと楽しさを実感した。
 訪れているのは学芸員資格取得を目指す信州大学、松本大学、東京農業大学、筑波大学からの女子学生。滞在しながら博物館で10日間の実習で学んでいる。「楽しく科学を学べる実習を」という児童クラブの要請に応え、生き物の生態を体験で触れられるネイチャーゲームを考えた。