夜空「おねてぃ色」に 大町市 木崎湖花火と灯籠流し
 大町市の夏の風物詩、第70回木崎湖花火大会と灯籠(とうろう)流し「水と光と灯(あか)りの祭典」は15日、木崎湖畔で開き、夜空を彩る光と音の芸術と色とりどりの灯籠が、大町の夏の夜を彩った。木崎湖を舞台にしたアニメの節目を祝う花火に多くの協賛が集まるなど注目され、昨年を上回る2万人超の来場者でにぎわった。
プログラムの中でも最大級となった、アニメ「おねがい☆ティーチャー」10周年を記念したプログラムは、全国567人のファンが協賛した超特大スターマイン×2。主演声優の井上喜久子さんからのボイスメッセージで幕を開け、ピンクの大輪やハート形の花火が夜空を「おねてぃ色」に染め上げた。

 湖上慰霊祭が執り行われた。戦没者や遭難者、東日本大震災等の犠牲者を悼む2000個の灯籠がゆっくりと湖面に流され、平和と安全を祈願した。心配された雨模様も夕方にはやみ、涼しい夏の湖畔は訪れた来場者でにぎわった。
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8月の一覧
自然の中でリフレッシュ アレルギー専門医と体験 池田町
 池田町カミツレ研究所主催の「千葉先生と行く!安曇野自然体験教室」が、11日から2泊3日の日程で行われた。首都圏から大人と子ども18人が参加した。アレルギー専門外来医の千葉クリニック・千葉友幸院長が同行する旅で、アトピー性皮膚炎やぜんそくに悩む子どもたちが安曇野のきれいな空気や自然に触れてリフレッシュした。
参加者は、同研究所に隣接する八寿恵荘に宿泊。地元野菜をたっぷりと使った料理を食べて、保湿と消炎効果があるとされるカモミールの風呂にゆっくりと浸かった。
フットサルで地域活性化 小谷 ニュースポーツ体験
 小谷村公民館主催の「エンジョイ・ニュースポーツ」が10日、同村中土観光交流センターやまつばきを会場に開かれた。フットサルを地域・観光の活性化につなげようと取り組む村内有志の指導で、フットサルを体験。多数の参加者が、楽しみながら体力向上をはかった。
参加者は基礎練習やミニゲームでボールの扱い方を学んだ。最初は指導者の素早い足さばきにかわされてなかなかボールが奪えず、悪戦苦闘。ゲームが進行していくにしたがい、徐々にパスがつながり、シュートまで持ち込むようになり、チームプレーの楽しさを体感した。
伝統の踊り受け継ぐ 正調安曇節免許交付18人 松川村
 松川村伝統の民謡「正調安曇節」の免許状交付式が15日、同村セピア安曇野で行われた。村内や安曇野市、松本市の18人がことしの安曇節免許審査に合格。松川の伝統を受け継いだ。
ことしは4月に正調安曇節保存会会長となった梨子田公雄副村長をはじめ、安曇野市の女性団体グループ18人が合格した。現在までに1743人が免許状を取得している。
審査は、昭和40年ころから、年に1回行われている。正調安曇節の審査は9日に行われた。一通りの踊りの基本ができているかを正調安曇節保存会会員らが審査した。
越荒沢堰に魚400匹放流 大町市借馬で交流会
 大町市借馬地区の区民交流会が16日、同地区金山神社周辺で開いた。子どもから高齢者まで参加者約60人が、地域の豊かな自然を守ろうと、神社に隣接する越荒沢堰に魚を放流した。
堰ではことし、地区の環境保全に取り組む「コブシふれあい愛護会」が、住民に親しまれる川にしようと、沿岸にあずまやを設置。保護者や高齢者があずまやから見守るなか、子どもたちが炎天下に元気に飛び出し、バケツからイワナやヤマメ約400匹を水面に放っていた。
交流会は地区の子ども会育成会、マレットゴルフやソフトボールの愛好会などが協力し、区民の3世代交流を図る夏の恒例行事。参加者は境内のマレットゴルフコースでの競技や、夏ならではの流しそうめんなども楽しみ、親睦を深めていた。

2012年8月17日(金)付


真夏の美麻 銀輪駆ける サイクルロード初自主運営
 自転車の2012美麻サイクルロードレースは11、12日、大町市美麻で開かれた。6年目を迎えることしは、地域住民を中心に初の自主開催。実業団や大学・高校の自転車部など21チーム120人余が参加。緑あふれる真夏の美麻を銀輪が駆けた。
2日目のステージ2は、タイムトライアル競技が行われた。クラス1では、13周163・8`の長距離を、色とりどりのジャージーに身を包んだ選手たちが、チームで力を合わせて優勝をめざしペダルを踏んだ。沿道では住民らが応援し、試合の状況はインターネットを通じて生中継された。