2012年８月18日付

「マイ箸作り」に挑戦　立川市から森林保全隊
　大町市の姉妹都市、東京都立川市で結成する「大町森林保全隊」が17、18の両日、大町市内に滞在している。地元住民らと交流を深めながら、森林保全活動を展開するなど大町の自然を満喫している。17日は、大北森林組合で大北産ヒノキを使った箸づくりに挑戦、太さが異なるなど自身手づくりの味のある「マイ箸」に笑みをこぼしていた。
　大町森林保全隊は、大町ならではの体験を通じて自然保護の重要性を認識しようと、大町市の協力を得るなか立川市が企画した環境プログラム。３回目を迎えたことしは、小学生ら約50人の立川市民が参加した。

塩尻銘材４度目の優勝　安筑青年野球　池田クラブは３位
　第87回安筑青年野球大会の決勝戦が15日、池田町の農村広場グラウンドで行われ、塩尻市の塩尻銘材野球クラブが４年ぶり４回目の優勝を飾った。昨年優勝した地元の池田クラブは準決勝で破れ３位となった。
　塩尻銘材は決勝戦で松本市の漢塾（おとこじゅく）と対戦した。好投手同士の投げ合いとなったが、打撃力で上回った塩尻銘材が３対１と接戦を制した。
同大会には中信各地から17チームが出場し、トーナメント戦で争った。池田クラブは、大町市のＣｉｔｙＢｏｙｓに４対３、安曇野市のＧＡＣ・デンソーエアシステムズに４対２と順当に勝ち進んだが、準決勝で漢塾に５対６で敗れた。

犠牲者の冥福祈る　白馬で戦没者慰霊祭
　白馬村神城地区遺族会は16日、神城地区招魂碑で戦没者慰霊祭を行った。遺族ら多数が参列し、戦火の犠牲となった故人をしのぶとともに、冥福を祈った。
　招魂碑は昭和36年に旧神城村出身の戦死者の霊を祭るために遺族有志が建立。１０１人の戦没者を祭り、毎年お盆に慰霊祭を行っている。
　遺族の高齢化の影響もあり、追悼式の出席者は年々減少傾向にあるが、ことしは約40人が集った。遺族の一人、伊藤馨さんが建立の経緯や戦争時の思い出を語った。遺族らは線香や花を手向け合掌しながら、平和への思いを新たにした。

帰省家族も参加　盛大に　白塩町自治会が納涼祭り
　大町市白塩町自治会（平林健司自治会長）の厚生部は14日、恒例の納涼祭りを白塩町公民館で開いた。住民や帰省した家族など１５０人以上が集まり、ゲームや縁日で楽しい夕涼みを満喫した。
流しそうめんでは、子どもたちが一列になって竹を組んだ筒に流れてくるそうめんやミニトマトをすくい、人気を集めた。
会場には塩満会による焼き鳥やビールなどの屋台が並び、縁日気分が盛り上がっていた。ビンゴゲームやカラオケなどの催しも行われ、子どもから高齢者までが楽しく参加していた。

国内最高レベルの生演奏　白馬和田野の森協会で
　白馬村の白馬和田野の森教会で14日まで、「白馬・和田野の森コンサート」（同実行委員会主催）が開かれた。世界的オーケストラ、財団法人ＮＨＫ交響楽団（Ｎ響）で活躍する主席チェロ奏者、藤森亮一さんが、若手音楽家と夏に同村で音楽合宿を行っている縁で、地元の人に室内楽を身近に楽しんでもらおうと行われている。国内最高レベルの生演奏が、県内外から訪れた多数の聴衆を魅了した。

松本－簗場に特別列車　おねてぃ10周年　19日木崎湖でイベント

　大町市木崎湖を舞台としたアニメ「おねがい☆ティーチャー」の放映10周年を祝おうと地元やファンでつくる「おねがい☆ティーチャー10周年木崎湖実行委員会」（遠藤鷹一代表）は19日午前10時から、メーンイベント「エクレシヤ」を木崎湖キャンプ場で開く。前日の18日には、松本駅～簗場間に特別列車を運行。イベントに訪れる「巡礼者」を歓迎し、大糸線の魅力をＰＲしようと、準備を詰めている。