地域で青少年育成を 大町で大会 課題、対応探る
 大町市青少年育成市民会議(会長=牛越徹市長)は18日、第28回市青少年育成市民大会をサン・アルプス大町を主会場に開いた。学校や子ども会育成会、自治会などから約170人が出席し、地域ぐるみの青少年健全育成を話し合った。
 大会では4つの分科会で、子どもに対するメディアの悪影響や発達障害への支援などをテーマに、課題や対応を探った。大町第一中学校福祉実行委員会は、アルミ缶の回収を通じた車いすの寄贈やボランティアなど活動発表を行った。
1時間雨量38.5_ 影響や被害大北各地で
 県内は17日、上空を寒気を伴う気圧の谷が通過した影響で、大北地域を含め広い範囲で雷を伴う激しい雨が降った。大町市では午後5時ころから降り始め、午後6時までの1時間降水量は38・5_を記録し、交通障害が発生した。市内道路各所は水路などからあふれ出た水により川のようになり、JR大糸線は信濃大町駅以南の運転を見合わせた。
 九日町交差点付近の店舗では、施設内に水が流入し、モップやバケツなどを手に排出作業に追われていた。床下、床上浸水、落雷により木が燃えるなどの被害はあったものの、人的な被害はなかった。
踊り手と観客心一つに YOSAKOI・花・白馬
 白馬村のお盆を盛り上げる夏祭りが14日から3日間、各所で開かれた。15日はJR白馬駅前広場で「YOSAKOI・花・白馬」(同実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が行われた。ことしは10周年の節目を迎え、村内外から踊り自慢の有志らが集い、「がんばろう、日本!がんばろう、ふるさと白馬!」を合言葉に例年に勝る熱い演舞を繰り広げた。
 おなじみのコンテストでは、地元白馬からダンス教室のグループや中学生の部活仲間、中高年の有志グループの参加をはじめ、信州大学のYOSAKOI祭りサークルなど、踊り自慢の6チームが集結。鳴子を打ち鳴らして踊る基本ルールをベースに、それぞれが趣向を凝らしたダンスを披露した。
詐欺の「ヨカン」注意 大町市 平防犯指導員らが啓発
 大北地域で行われている「夏の地域安全運動」期間中(11〜20日)で年金支給日の15日、JA大北平支所やコンビニエンスストア・ローソン大町木崎湖店で、振り込め詐欺防止の啓発活動が行われた。平地区防犯指導員や大町署員5人が、しゃれを利かせた「この電話 詐欺のよ(う)かん??」の言葉とあわせてヨウカンを配り、注意を呼びかけた。
ことし、大町署管内で発生したオレオレ詐欺事案は1件で、1月に60代の女性が息子を名乗る男に電話で金を要求され、2回にわたって合計150万円をだまし取られている。件数は少ないが、1件で高額をだまし取られるケースが多く、手口も巧妙化しているという。
啓発活動参加者は、支所を訪れたお年寄りやコンビニを利用する客に「振り込め詐欺も巧妙になっている。気をつけてください」などと呼びかけ、注意を促していた。
震災乗り越え初開催 日本リトルシニア東日本選抜野球大会
 中学生野球の初めての祭典、第1回日本リトルシニア東日本選抜野球大会が19日まで、松川村の川西運動公園野球場など、県内7会場で開かれている。昨年は東日本大震災の影響で中止となったものの、ことしは震災を乗り越えた東北地域のチームを含め32チームが出場し、自然豊かな信州の夏空に快音を響かせている。
大会は数多くの少年野球チームが、全国クラスの舞台を経験できるようにと、全日本リトル野球協会が主催。優秀な成績を収めながらも全国大会出場を逃した、北海道ブロック6チーム、東北6チーム、関東12チーム、信越8チームが出場し、トーナメント戦で優勝を競っている。
木崎湖の生態系守る ダイバーや住民 清掃活動
長野市のNPO法人・長野県水辺環境保全研究会(長田健理事長)は18、19の両日、大町市木崎湖で環境整備を行っている。県内外のダイバーや地元住民約40人が、豊かな水資源に育まれた生態系を守ろうと、湖底や湖畔のごみ拾いに汗を流している。
同NPOは水生生物の調査研究などに取り組み、活動の一環として昨年から、県内湖の環境整備に乗り出している。ことしは地域住民らに協力を呼び掛け木崎湖の東側周辺を整備。5年間をかけて仁科三湖の清掃を行う。
木崎湖では初日、ボンベを背負ったダイバーが水深15bまで潜り、外周を中心に湖底からごみを引き上げた。木崎漁協は例年の湖岸清掃をこの日に合わせて行い、住民有志とともにごみを拾い集めていった。
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8月の一覧

2012年8月19日(日)付