冬の特産「雪中甘藍」定植 小谷村 残暑の中 作業に汗
 小谷村の各所で同村特産の越冬キャベツ「雪中甘藍(せっちゅうかんらん)」の苗の定植作業が始まり、栽培農家が厳しい残暑の中で作業に汗を流している。
 収穫期を真冬にあわせて雪の下で育て、雪から掘り出して収穫される野菜。雪の中は零度前後に保たれてうまみが増すといわれ、豪雪地小谷村の冬の特産品として数年前から各所で栽培されている。
このうち伊折地区の伊折農業生産組合は19日、集落総出で定植作業を行った。同組合は高齢化・過疎化が進む集落の再生をめざし、参加者が共同で農業を続けている。雪中甘藍栽培も同地区の冬場の重要な収入源の一つとなっている。
シーズンの活動無事終了 夏山常駐パトロール隊解隊式

 夏山シーズンに北アルプスで山岳遭難防止活動に従事した「夏山常駐パトロール隊」の解隊式が20日、安曇野署で行われた。夏山シーズンの7月10日から同日まで40日間、啓発、救助活動に取り組んできた北部、南部地区の隊員30人が期間中の報告をし、活動を無事に終えた。
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8月の一覧
自然とのふれあい満喫 小谷で魚つかみどり大会
  小谷村青少年育成会はこのほど、同村を流れる姫川流域の千国地区と下里瀬地区で「魚のつかみどり大会」を行った。子どもたちの遊びを地域で支え、夏休みの思い出や交流を深めるのを目的に毎年実施。両地区で約300人の親子らが参加して、自然とのふれあいを満喫した。
 保護者や地区住民が早朝から準備した天然の遊び場に、イワナやニジマス、ヤマメなどが放流され、合図とともにいっせいに川に入った。冷たい清流に身を浸しながら、川を泳ぐ魚を歓声をあげて探した。
石の下に追い込んだ魚を、上手につかみとったり、つかみあげてもスルリと抜けおちたりと、大騒ぎ。コツをつかむと何匹も捕まえることができるようになり、大漁に笑顔があふれた。
静岡県焼津市の音楽隊と初共演 劇団すずの音 喜劇熱演
 松川村の住民劇団・劇団すずの音は19日、特別公演「オペラごっこ」を村すずの音ホールで開いた。静岡県焼津市の演奏グループ・生きる生きる音楽隊と初めて共演し、子どもから高齢者まで誰もが楽しめるよう、童話や小説をモチーフにした喜劇を熱演した。
 ステージでは、住民になじみ深い話をユニークにアレンジした「シンテレラ物語」や「走れよメロメロス」、音楽隊によるコンサートを上演。音楽隊ピアニストの演奏にのせて、劇団メンバーと音楽隊のソプラノ歌手が、コミカルな演技と迫力ある歌声を披露し、約100人の来場者を沸かせた。
 公演は音楽隊が昨年、村内クリスマスコンサートへの出演をきっかけに、地元住民との共演を希望。申し出に応じた劇団に台本を提供し、地域の垣根を超えた舞台が実現した。
絵本から「海」感じる 小谷村図書館で読み聞かせ
 小谷村図書館どんぐりで18日、絵本の読み聞かせ会「おはなし会」が行われた。小さな子どもを持つ親子らに、幼いころからの読書習慣の楽しみを伝えた。
 暑い夏、季節感を感じてもらえるよう「海」にちなんだ絵本を紹介、読み聞かせを行った。絵本の中には海、プール、水、海の生き物など、夏をキーワードとしたものがたくさん登場。山国小谷に暮らす子どもたちにとって、海を身近に感じるひとときを味わえたようすで「すごく楽しかった」と、各作家の海の世界観を満喫していた。
過去最多380人の来場者 大町市 児童センターまつり
 大町市児童センターは19日、恒例の児童センター祭りを開いた。7年目を迎えたことし、過去最多となる約380人の来場者と、ボランティアなど約100人のスタッフが参加し、子どもから高齢者まで多くの住民が地域ぐるみでつくりあげた夏まつりを楽しんだ。
 会場ではゲームやリサイクルコーナー、白バイやパトカーの展示会など、さまざまな催しが来場者を迎えた。県警の警察犬による来場者参加のデモンストレーションも行われ、シェパードが子どもたちのにおいがついた布をかぎわけると、来場者から驚きの声が起こった。
 児童センター祭りは、施設と活動への理解を深めてもらおうと毎年行われ、運営に市社協や大町第一中、大町署、地元住民団体などが協力。ことしは市のイメージキャラクター「おおまぴょん」も応援に駆け付け、イベントを盛り上げた。

2012年8月22日(水)付