夏の終り 白馬に響く熱唱 愛好家手作りコンサート
 白馬村のコーラスグループ「白馬CLS」と白馬村は26日、同村ウイング21で「第23回白馬合唱祭・夏の終りコンサート」(大糸タイムスなど後援)を開いた。白馬の夏の最後を、心休まる音楽で締めくくる、音楽愛好家の手作りコンサート。全国各地から初参加を含む過去最多の21団体、400人余が参加して、混声・男声・女声の、それぞれの持ち味を生かした美しいハーモニーを会場に響かせた。
 例年は審査方式で優秀な団体を順位づけしていたが、ことしは子どもたちのグループを除く20団体から各5人の審査員と、民俗・思想史研究家の田中欣一審査委員長の101人の審査員の投票で、1団体にのみ、もう一度合唱を披露することができる「ワンモアステージ」の栄誉を与える方式に変えた。ワンモアステージでの発表を励みに、出演者は日ごろの成果を存分に発揮。息の合った熱唱が聴衆の感動を呼んだ。
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8月の一覧
白いソバの花咲きそろう 大町市 中山高原で見ごろ
 昨年放送されたNHK連続テレビ小説「おひさま」の舞台として知られる大町市の中山高原で、ソバの花が見ごろを迎え、観光客らでにぎわい、駐車場には県外ナンバーの車が目立つ。
 起伏のある高原一面に白いソバの花が咲きそろうさまは壮観。初めて訪れたという鈴木清貴さん、久仁子さん夫妻は、「広大なソバ畑が広がり、聞こえるのは虫の羽音くらいという静けさがいい。時間に追われる生活をひと時忘れることができました」と、写真を写しながら広大な風景を楽しんでいた。
懸命な走りに観客沸く 残暑の中、常盤地区運動会
 大町市常盤地区恒例行事の第47回「常盤地区運動会」が26日、大町南小学校グラウンドで開かれた。保育園児ほどの子どもからお年寄りまで、地区住民約800人が参加。残暑に負けず、リレーやマラソン、綱引きなどの種目を通して3世代の交流も楽しんだ。
自治会ごと8チームに分かれ、獲得点数を競った。同小学校敷地内の松林を駆け抜ける恒例の「松林マラソン」では、小学生以上の住民がいっせいにスタート。秋に同地区で行われる常盤少年駅伝大会の実力を試す機会ともなっているといい、参加した子どもたちは懸命な走りを見せ観客を沸かせていた。
荷ぐるま市 活気と歓声 16軒が出店 スイカ割りも好評 大町市
 大町市の中心市街地活性化に取り組む大町まちづくり協議会(佐藤悟会長)は25日、長野銀行大町支店隣の空き地で「第2回信濃大町楽市楽座 荷ぐるま市」を開いた。
昨年よりも広く、市街地への回遊に適した本通り沿いの同会場で行う「荷ぐるま市」の第2回。市内から農作物、キムチ、洋菓子、おやきなど、県内各地から焼きそば、まぜそば、ケバブの移動販売車など、前回を上回る16軒が集まった。場内催事としてスイカ割り、かき氷の振る舞い、竹でっぽうの工作体験が行われ、子どもたちの歓声が会場に響いた。
秋の音色 スズムシ捕り 松川村 クリスタルシンフォニー始まる
 松川村で村のシンボル「スズムシ」と親しむ「クリスタルシンフォニー」が始まった。25日には、安曇野ちひろ公園でスズムシ捕りのイベントが行われ、参加者は秋の訪れを感じていた。
園内にはスズムシの繁殖、育成を行っている「村おこしこぶし会」が育てたスズムシが放たれ、親子や観光客が探索。音色がする岩場や草むらをライトで照らしながら静かにスズムシを捕まえた。
田んぼ守る「廃材マン」 白馬村の水田にかかし
 実りの秋を前に、白馬村飯森地区の水田に、一足早くかかしが登場した。農業法人・ティーエムの若手職員たちが9月に収穫を控えるわせ種「ゆめしなの」の田んぼに、昔ながらの鳥獣害対策として、廃材を使ったユニークな2体を設置した。
 かかしは人気アニメのキャラクターをモチーフにした、高さ約3bの「廃材マン」。草刈り機や耕運機の刃、毛布、木材など不要となった材料を再利用した。傍らには同社の社長をモデルにした、はっぴ姿の1体も並ぶ。

2012年8月29日(水)付