2012年８月30日付

フットサル県選抜　大北から２人　北信越優勝　９月全国へ
　県フットサル連盟の選抜チームは９月15日から17日まで、札幌市で開かれる第28回全国選抜フットサル大会に出場する。県選抜チームには、大北地域から２人が選ばれた。
チームを率いる監督を小谷村栂池の萩原慶一郎さん（31）が務め、「レベルが高い全国。基本を大切に、食らいついていき、まずはベスト４を目指したい」と、意気込みを話した。
　県選抜は今月、長野市で行われた北信越大会で、優勝をかけて出場５県による総当たり戦を展開。２勝１敗で臨んだ最終戦、３勝１敗の富山県選抜を相手に、前半０対２の劣勢から、後半４対２と逆転して勝利。４年ぶりとなる全国への切符を手にした。

ひと夏熟成　秋の酒　薄井商店　白馬錦「ひやおろし」搬出
　大町市九日町の酒造会社・薄井商店（薄井朋介社長）は28日、高瀬渓谷にある「白馬錦アルプス湖洞貯蔵庫」で、ひと夏貯蔵した純米吟醸酒の搬出作業を行った。秋季商品「ひやおろし」として９月９日に店頭発売する。
「ひやおろし」は寒仕込みの新酒を夏の間貯蔵し、味わいが乗る秋から冬に出荷する日本酒。同社では平成17年から、渓谷のトンネルにある同貯蔵庫を利用している。庫内は夏でも気温10度前後、安定した低温と光の届かない理想的な条件が整う。
ことしは北安曇地域で契約栽培された酒米「美山錦」で、１月に純米吟醸酒を仕込み、１回火入れをして４月26日に貯蔵した。４か月余りじっくりと寝かされ、ほどよく熟成が進んだ「ひやおろし」を、同社の松浦宏行杜氏は「イメージどおりに味が乗っています。いい意味で甘みがあって、穏やかで上品な香りも楽しめます」と紹介する。

普天間かおりコンサート　大町温泉郷サマーフェス
　大町温泉郷観光協会は25日、温泉郷内の森林劇場野外ステージで「第15回大町温泉郷サマーフェスティバル森の中のコンサート　普天間かおり」を開催した。２０１０年から大町温泉郷観光親善大使を務める普天間かおりさんが、１時間余りのステージを繰り広げた。
普天間さんは沖縄県出身のシンガーソングライター。同フェス出演は、２００２年のメジャーデビューから10年連続、13回目。

全国と北信越ベスト４目指す　大町ソフトクラブハイシニア
　大町ソフトクラブの65歳以上ハイシニアチーム（興国勲監督）は、先月行われた県大会で準優勝し、全国と北信越の両大会への出場を決めた。ハイシニアチームとして初めてつかんだ全国の舞台に選手たちは「まずは初戦突破、ベスト４が目標」と高みを目指す。
　大町ソフトクラブは、７月14、15の両日、安曇野市穂高有明運動場を会場に開催された全日本ハイシニア県大会に出場した。
　優勝チームが全国、上位２チームが北信越出場権が獲得できる大会。11チームによるトーナメント戦で争われ、大町ソフトクラブは準優勝に輝き、北信越大会への出場権を獲得した。

初　ペットも一緒に避難　池田町、松川村自治会が防災訓練
　９月１日の防災の日を前に、池田町、松川村の各自治会は26日、防災訓練を行った。松川村の北細野地区では、初となるペットの犬や猫合同の避難訓練が加えられ、万が一に備えて「大切な家族の一員」とともに避難した。
同地区では、東日本大震災の際に、人が避難しても大切にしていたペットが倒壊しかかった家など取り残されていた現状から、ともに避難ができるような対策をしようと計画した。

池田町　堀之内でかかし芙蓉祭り　五輪テーマに30体が出迎え
　池田町堀之内地区の「かかし芙蓉（ふよう）祭り」が26日、同地区の芙蓉が咲き誇る土手を会場に開かれた。住民有志が作ったユニークなかかし30体余りが、のどかな田園風景の中、来場者を迎えた。
毎年テーマに沿ったかかしが登場するかかし祭り。ことしのテーマは「オリンピック」。あえてユニフォームを作らず、ジャージー姿の選手や農夫姿の観衆らが登場。カボチャを砲丸に見立てた砲丸投げの選手や、現役を退いたくたびれた選手など、一味違った「堀之内流」オリンピックを演出。スポーツ新聞やメガホン、メダルなど遊び心満載の細やかな演出で、見る者を楽しませた。