陸ワサビ試験ほ場で講習会 休耕地の再生に 白馬深空
 大北地区農業振興推進協議会は4日、特産化を進める陸(おか)ワサビの定植講習会を白馬村深空で開いた。畑地での試験ほ場のスタートを切る取り組みとなり、畑を提供した地元「ふるさと会」は、休耕地の再生つながればと期待を寄せる。
  講習会にはワサビ栽培を希望する農家や行政関係者ら約30人が参加。プロジェクトに協力する加工販売会社・マル井=安曇野市豊科=から、製造部の吉田澄司さんを講師に招き、「新芽を土から出す」「直射日光を避ける」などアドバイスを受けながら、畑地にワサビを植えていった。
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9月の一覧
仁中生 大町ダムで職場体験 地震想定し防災訓練
 大町市の仁科台中2年生は4、5の両日、市内事業所で職場体験を行った。
 このうち、5人が参加した大町ダムでは、地震を想定した防災訓練を行い、ダム内に入って、漏水の水位を測定したり通路のコンクリートの傷みぐあいなどを点検、管理用巡視路の巡視を行った。
 職場体験では、同ダムの信濃水系での位置づけから水位管理や電気通信、機械設備などダム管理業務全般について学ぶ。巡視船や巡視車に同乗しての貯水池巡視や河川巡視も体験する。
ステッカーで核廃絶訴え 松川村ちひろ美術館 無料配布
 松川村西原の安曇野ちひろ美術館を運営する財団法人いわさきちひろ記念事業団は、ちひろ美術館ホームページで核廃絶を訴えるステッカー図柄の無料配布をはじめた。
 昨年3月11日に発生した東日本大震災の影響で起きた、福島第一原子力発電所の事故を受け、「核の脅威にさらされることのない世界にしたい」との願いから制作したステッカーで、同館職員は「全世界のさまざまな方に広く使ってもらいたい」と呼びかけている。
市役所入り口にかかし=@水土里ネットおおまち 用水の大切さPR
 大町市役所入り口付近にユニークなかかしが並び、市民の関心を集めている。大町市土地改良区を母体とする水土里ネットおおまち地域用水対策協議会が実施したかかしコンテストに出品のあった9体。
 同協議会の協力を得て米づくりに挑戦する大町西小学校の活動をまとめたパネル展示とともに、農業など地域にとって欠かすことのできない用水の大切さを呼びかけている。
 ペットボトルや空き缶で作ったかかし、狩猟の姿、人気アニメキャラクターと、バラエティーに富んだかかしが市役所入り口をにぎやかにしている。
資格手に新たな一歩 大北高等職業訓練校 介護スタッフ養成科修了式

 大北高等職業訓練校(内山近雄校長)で5日、平成24年度前期介護スタッフ養成科の修了式が行われた。3か月間、332時間にわたる学びを終えた受講生全員の15人が、修了証書とともにホームヘルパー2級の資格を手にした。介護職という新たな一歩に向け巣立った。
新鮮おいしい朝採り野菜 大町下仲町商店街が金曜朝市
 大町市下仲町商店街振興組合主催の金曜朝市が、わちがい前と塩入家具前で行われている。地元の農家が多種多様な朝採り野菜を取りそろえ、行き交う人は「新鮮でおいしい」と足を止め、レシピの情報交換など朝市ならではの買い物を楽しんでいる。
6年目を迎える朝市では、農業に従事する女性に地域の指導を担ってもらおうと、県から「農村生活マイスター」の称号をうけた15人の女性が活動する。女性たちが手掛ける酢漬けコリンキー(生食用カボチャ)や梅の漬物なども豊富に並ぶ。
出店者の一人は「家庭では農薬を使わず安全なものを作っている。朝採りだから味もいい」と太鼓判を押し、「若いお母さんたちも子連れで散歩がてら遊びに来てほしい。料理の仕方を教えることもできる」と呼びかける。

2012年9月6日(木)付