五穀豊穣祈願し奉納 仁科神明宮で太々神楽
 秋祭りのシーズンとなり、大町市社宮本の国宝「仁科神明宮」でも16、17の両日、例祭が行われた。17日は、県無形文化財にもなっている能を取り入れた伝統ある「太々神楽(だいだいかぐら)」が奉納された。伝統の優雅な舞いが訪れた人々を魅了した。
 仁科神明宮の太々神楽は、五穀豊穣祈願や雨ごいなどとして古くから行われてきたといわれる。神楽保存会のメンバーが面や装束をつけて笛や太鼓の音色にあわせて舞うものや謡曲にあわせて舞う神楽があり、神楽は神話に基づいてつくられ、剣の舞・岩戸神楽・水継・五行の舞・幣(ぬさ)の舞・竜神神楽・道祖神の七座で構成されている。
 涼やかな笛や太鼓の音色にのせて舞う神楽は、代々語り継がれてきた優美な物語をみせた。会場を訪れた人たちは地域の伝統を静かに見つめ、楽しんでいた。舞のあとにはお守りや魔よけなどの意味が込められた破魔矢が参拝者に配られた。
西軍打撃力で優勝 大糸杯オールスター戦
 大北ソフトボール協議会(TSC・滝沢元一会長)の第13回大糸タイムス杯東西対抗オールスター戦が16日、西公園グラウンドであった。TSC所属の7チームを代表する選手が東西に分かれ熱戦を繰り広げ、西軍が10対8で勝利をつかんだ。通算の対戦成績を7勝2敗3分と東軍を突き放した。
 仁科クラブ、大町黒部、信州ブルースターズの代表メンバーで構成する東軍、たいらクラブ、常盤クラブ、昭電・平ソフトクラブ、大町スピアーズ代表メンバーで構成する西軍が激突した。
五輪選手に走り方学ぶ 大町市教委が陸上教室
 大町市教育委員会はこのほど、オリンピック出場選手らに学ぶ陸上教室を大町市運動公園陸上競技場で開いた。小・中・高校生から一般まで約150人が、五輪出場選手を含む富士通陸上競技部を講師に、より高いレベルを目指す陸上の基本を学んだ。
 監督を務める福島正さん(47)が大町北高校出身という縁で、地元の選手にプロアスリートの「オーラ」を感じ、陸上競技力の向上につなげたいという教育委員会の願いと重なり、実現した。
さらなる健康長寿願う 美麻
 平成24年度美麻地区敬老会(同実行委員会主催・宮澤雄一委員長)が14日、ぽかぽかランド美麻で開かれた。75歳以上のお年寄りを招待し、おいしい料理やステージでもてなし、これまでの労をねぎらいさらなる健康長寿を願った。
 招待した75歳以上230人のうち94人が参加。「おじいちゃん、おばあちゃん、元気でいてね」とのみあさ保育園児からのメッセージに深くうなずき笑みを浮かべていた。
お酒をたしなみながら、養老劇団や園児による踊りなどのステージに大きな拍手を送っていた。
大北各地で敬老会 くす玉で長寿祝う 池田
 池田町池田の特養、高瀬荘で13日、36回目の敬老祭が行われ、80人以上の利用者と家族、関係者らが集い長寿を祝った。
 桑澤恵所長は「長寿のお祝いと感謝をこめて」とあいさつし、「素直な心、奉仕の心、感謝の心をもって、皆さんと楽しく生活していきたい」と述べた。
 米寿、喜寿、最高齢の6人にそれぞれ花束が贈呈され、長寿を祝いくす玉が割られると大きな拍手がおこった。NHK文化センターの講師がマンドリンとピアノで懐かしい曲を演奏すると、手拍子で調子をとるお年寄りの姿も見られ、家族や職員が見守る中、楽しいひとときを過ごした。
健康と長寿願う 大町地区敬老会穏やかに
 「敬老の日」の17日、平成24年度大町地区敬老会(同実行委員会主催)が大町市文化会館で行われた。花束贈呈や児童によるメッセージ披露、花束贈呈、原田悠里ショーなどで穏やかなひとときを提供し、これまでの労をねぎらい、健康長寿を願った。
 同地区75歳以上2417人のうち760人が参加した。大町北小6年の高橋一輝くんは「地域のおじいちゃんおばあちゃんたちが見守ってくれているおかげで、安全に登下校ができています。お礼をいたいです。これからも楽しく健康でいつまでも元気で長生きしてください」とメッセージを送った。
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9月の一覧

2012年9月18日(火)付