初訪問 さらなる交流を 牛越市長インスブルックへ
 大町市の牛越徹市長は20日から、友好都市のオーストリア・インスブルック市を訪問している。就任以来初の公式訪問で、今後のさらなる交流へとつなぐ期待を胸にたった。
大町山岳博物館と友好提携を結ぶアルペン動物園の50周年記念で招かれた。記念式典への出席や、市長表敬訪問など行う。手土産に、北アルプスなどをかたどった市内の彫刻家・高橋貞夫氏の木彫を届ける。
友好提携は、アルペン動物園へ山博のカモシカを贈ったことをきっかけに、昭和60年に締結。アルプスマーモットやシベリアオオヤマネコを贈られるなど、さまざまな交流が続いた。最近は東日本大震災の影響などで、交流も減っていた。
福祉の視点で観光振興を 白馬で聴覚障害者の里山紀行
 聴覚障害者が白馬の自然文化にふれる企画「第12回聴覚障害者のための里山紀行」がこのほど、白馬村で開かれた。
 障害者福祉の視点で観光振興をめざすことを目的に毎年開催。例年は里山で塩の道の歴史探訪を中心に行っていたが、ことしは参加者の希望が多かった八方尾根自然研究路の山歩きを企画。県内外から約40人が参加して、同村の白馬マイスター・吉澤敏江さんを講師に、八方池までの散策を楽しんだ。
伝統食「とち餅」次世代へ 小谷村大網で教室開講
 小谷村で村に伝わる伝統食の「とち餅」や、トチノキから採れる特産の蜂蜜「栃(とち)みつ」などを、100年先の次世代へ伝承する「栃の木プロジェクト」が、村特産推進室が主体となってこのほど始動した。
 18日は大網地区に伝わるとち餅の伝統を受け継ごうと、とち餅教室が開講。地域住民ら20人余が参加して、トチの実の収穫に汗を流した。トチの実の収穫から皮むき、あく抜き、餅つきまで、全行程を4回シリーズで学んでいく。 
秋の味覚が勢ぞろい 白馬五竜スキー場でうまいもん市
 白馬村の白馬五竜スキー場エスカルプラザ内で、県内の地場野菜や果物などを販売する「うまいもん市」が開かれ、人気を集めている。信州は地域ごとに異なる個性豊かな食文化が魅力であることから、実りの秋にそれぞれの地域の自慢の品を観光客らに広く紹介し、互いの活性化につなげるねらい。極上のフルーツをはじめ秋の味覚が勢ぞろいしている。
 3連休には、県内外からの多くの観光客でにぎわった。皮ごと食べられるナガノパープル、種なしのシャインマスカット、サンつがるなど、今が旬の果物は特に人気。観光客は「いい土産ができました」と笑顔を見せていた。
喜多郎コンサート22日に 大町市 スタッフやボラ 会場の準備
 大町市で22日に開かれる「北アルプス喜多郎コンサートin信濃大町」に向け、スタッフやボランティアによる会場準備が始まった。地域とゆかりのある世界的なシンセ奏者のステージ成功に向けて汗を流している。
20日は、会場となる大町市総合体育館で延べ約60人のスタッフが、大アリーナに客席のパイプいすを並べ、ステージを組み上げた。接待会場となる小アリーナの準備も進められた。
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9月の一覧

2012年9月21日(金)付