都市と交流 活性化へ 小谷 棚田オーナー稲刈り オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村で、稲刈りが始まった。高齢化などで農業離れが進む同村の農村景観を守り、都市住民との交流で地域活性化を図る取り組み。22日は南小谷池原地区と中土地区の藤島棚田で行われ、昔ながらの手作業で収穫に汗を流した。 ことしはまれに見る猛暑で維持管理は大変だったものの、暑い夏を乗り越えた稲穂は豊かに実り、鮮やかな黄金色に染まった。オーナーはずっしりとした重みに喜びを感じながら、手刈りと伝統的なはぜかけによる収穫作業に取り組んだ。オーナーは農業の大変さと食のありがたさを体感。「おいしい米が食べられそうだ」と笑顔を見せていた。 |
デコトラ200台集結 白馬で秋のトラック祭 白馬村の白馬47スキー場を会場にこのほど、きらびやかに装飾されたトラック・デコトラが集結するイベント「安曇野急行2012秋のトラック祭」が開かれた。県内のトラック運転手らが中心となって、自らの愛車を紹介しあいながら愛好家と交流を深め、東日本大震災の被災者と社会福祉に役立てる募金を募るイベント。同村での開催は初という。 県内をはじめ、九州、中国地方など200台以上のデコトラが集結。車体に描かれた芸術的なトラックの競演に、多数のギャラリーがつめかけて写真を撮ったり、多彩なイベントで盛り上がった。 |
夜の境内に豪華な「舞台」 池田町で八幡神社例大祭 池田町伝統の八幡神社例大祭は23、24の両日、町内で行われた。「舞台」と呼ばれる8地区の山車や、高さ3bを超える2艘(そう)の「お舟」が町内を練り、おはやしの音色にのせて綱を引く、住民たちの掛け声が町に響いた。 例大祭は300年以上の歴史を持つ、北安曇郡内最大級の祭りとして、秋の池田をにぎわす伝統行事。加藤清正や弁財天などの人形を乗せた、各地区の豪華な山車が特色だ。 初日は、おはやしを演奏する子どもたちや、采配を振る若衆を乗せた山車が各地区を出発し、神社を目指した。境内では多くの観光客が、ちょうちんをともした山車が夜の境内に並ぶ、幻想的な光景を写真に収めようと、カメラを構えていた。 |
10年節目記念し祭り 安曇野パーマカルチャー塾 安曇野パーマカルチャー塾10周年を記念した「カンタ!ティモール」の上映会とパー祭り(同塾主催)が池田町のゲストハウスシャンティクティを中心に16、17日に行われた。 「パーマカルチャー」は、持続的な農業・文化を意味する言葉で、同塾は自然と共生する生活を築くための実践的な技術を学ぶ場として開講し、シャンティクティを拠点に活動している。祭りは、晴れわたる秋空の下、塾生を含む200人以上が来場しにぎわった。 上映会は100人以上が来場し、残酷な歴史と共に悲しみを抱えながらも、許し、笑い、歌う東ティモールの人たちの姿、国を超え皆がひとつの兄弟として大地と共に生きる彼らの姿に胸を打たれた。 |
大北2酒造 県品評会知事賞 大雪渓は首席、北安醸造5年連続 長野県内の酒造会社が競う第59回長野県清酒品評会で、大北地域から池田町の大雪渓酒造(薄井敦行社長)と大町市の北安醸造(伊藤敬一郎社長)が県知事賞を受賞した。大雪渓はトップの首席、北安は5年連続の受賞となった。64蔵から160点の吟醸酒・純米吟醸酒が出品された。 |
白馬村八方 熱気「湯かけ岩神輿行列」霜降宮細野諏訪神社で祭り 白馬村八方の霜降宮(しもふりのみや)細野諏訪神社で23日、秋の例大祭が行われた。岩で作られた御輿(みこし)に八方温泉のお湯をかけながら区内を練り歩く「湯かけ岩神輿行列」が巡行し、熱気に包まれた。 男衆と女衆が「エイサー、エイサー」と勇ましく掛け声をあげながら担ぐ神輿が、午前8時半に八方温泉みみずくの湯を出発。今日は“湯かぶり御免”の無礼講ということで、神輿が通りかかると、沿道の家々では「待ってました」とばかりに、担ぎ手めがけていっせいにお湯を浴びせかけた。担ぎ手たちはずぶぬれになりながらも威勢よく練り歩き、行列は温泉の湯気と熱気で白くかすんで見えるほどだった。 興奮が最高潮に達するころ、行列は境内へ。神社でも豪快な湯かけの出迎えを受けた。神社では浦安の舞や勇壮な八方太鼓の奉納が行われ、祭りに花を添えた。 |
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2012年9月25日(火)付