日本の原風景残す真木集落へ 小谷村公民館成人教室 「村内めぐり」
 小谷村公民館の成人教室の一つ「村内めぐり」がこのほど行われた。歴史・文化に詳しい村内在住の田中省三さんの案内で、日本の原風景を残す真木集落を訪ねた。
 同地区は現代社会では珍しい、車社会から隔絶された徒歩でしか立ち入ることのできない集落。過疎高齢化により昭和47年に全戸の住民が転出し、消滅集落となった。
 その後、NPO法人「共働学舎」がさまざまなハンディを持った者が共に働き、自給自足で生活する場として同地区に移り住み、農業の持つ教育力に根ざした暮らしを営んでいる。
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9月の一覧
境内に子どもの笑顔 大町 阿部神社祭典復活へ
 大町市平森の阿部神社で22、23の両日、秋の祭典があり、数十年ぶりに子どもたちの笑い声が境内に響き渡った。少子化のなか長年にわたり氏子だけで行ってきたが、ことしは神社大改築工事が完了した年であり、「盛大にやろう」と声を掛け合い、地区子ども会の参画もあって、多くの子どもたちが足を運んだ。かつては舞台の引き回しなどもあり盛り上がった。にぎわいある祭典復活へ地区住民が一致団結する姿が広がっていた。
交通安全の意識深める 大町教習所一日開放イベント
 秋の交通安全運動期間中の23日、大町自動車教習所(岡田清一所長)恒例の一日開放イベントが行われた。自転車の交通安全教室や高所作業車試乗などさまざまな企画に家族連れを中心に70人を超える市民が会場に足を運んだ。教習所に親しむとともに、交通安全の意識をさらに深めた。
 教習所のコースを使った実践的な自転車運転の注意点、教習車両の試乗、特殊ゴーグルを使った酒酔い時の視界体験などが行われた。子どもたちは、普段できない体験の数々に関心を示しながら交通安全のリーダーとなることを約束した。
 一日開放イベントは、秋の交通安全運動に合わせ、毎年開催している。各回、交通事故の発生状況を踏まえた講習から風船割りなどゲームも取り入れ、子どもから大人まで楽しめるイベントとなっている。
継続への意欲語る 大町 喜多郎コンサート盛況

 大町市で開かれた世界的シンセサイザー奏者の舞台「北アルプス喜多郎コンサートin信濃大町」は22日、大盛況のうちに幕を閉じた(一部既報)。喜多郎さんはステージを終え、「地元住民と手作りのイベントができたのは喜び。残雪が残る北アを望みながらの野外コンサートをしたい」と、今後の継続開催に向けての意欲を語った。
祭りに「マルシェ」にぎわう 池田の工芸施設 交流の場に
 池田町の工芸家らが集う「Art+Craft(アートプラスクラフト)吉野屋書店」は23日、八幡神社の例大祭に合わせ、フランス語の「市場」にちなんだ「マルシェ吉野屋」を開いた。中央商店街のにぎわいにつなげようと、野菜の直売所やカレー専門店、雑貨の販売などさまざまなブースが施設内に並んだ。
 施設は空き店舗となった江戸時代の木造建築を生かし、芸術活動の拠点として整備が進められている。毎週木金土曜日の3日間、工芸作品の展示や陶芸教室などを開催し、地元作家の作品発表や情報発信を図っている。
小中生 神楽や獅子舞 松川の大和田神社例大祭
 松川村の大和田神社で22、23の両日、秋の例大祭が開かれた。全国的に若者の祭り離れが進むなか、ことしは小中学生でつくる小若連を大幅に増員し、神楽や獅子舞など伝統文化の担い手として、練習の成果を披露した。
 同神社では、神楽や獅子舞を奉納する若キ連の若者が減少するなか、伝統の継承につなげようと平成20年に小若連を結成。初年の5人から年々人数を増やし、ことしは小学4年生から中学1年生まで、約20人が参加した。
 祭り本番では小若連などが、東松川地区の県営住宅公園を出発、緑町中区の児童公園を経由し、イベント通りまでの約1・5`を練り歩き、各会場でお囃子(はやし)と獅子舞を披露。境内の舞台では、詰めかけた住民たちが、子どもたちのお囃子の演奏と舞いに大きな拍手を送っていた。

2012年9月26日(水)付