冬至用カボチャ収穫 小谷 中谷あおものの会
 小谷村中土の有志でつくる「中谷あおものの会」は23日、中谷西地区の共同畑で冬至用カボチャの収穫を行った。高齢者が取り組みやすい山菜・キノコの栽培を推進する活動の一環。事業を展開していく運営資金づくりのため、春秋のシーズンの合間を利用して畑作を行い、収入源にしている。ことしは25eの畑に2000本の苗を植えた。
 カボチャは1株に1個だけ実らせる「一果(いっか)どり」の栽培を行っており、ほくほくとして糖度の高いのが特長。猛暑で管理作業は大変だったが、大きな出荷先である全農の専門家が舌を巻くほどのかつてないほどの出来栄えという。大きいもので2`以上、平均でも1`を超える大玉のカボチャに「苦労のかいがあった」と笑顔を見せていた。
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9月の一覧
疾走¥Hの北ア山麓 県ロードレース大町大会
 県内陸上選手による長距離走の競技大会・第49回県ロードレース大町大会(長野陸上競技協会主催)が23日、大町市内で開催された。あいにくの雨模様のなか、登録選手約250人が傘をさした住民たちの声援を受けながら、秋の北アルプス山麓を駆け抜けた。
 選手たちは男女や年代、個人・団体別の8部門に分かれ、市運動公園陸上競技場を発着点に県道有明大町線を疾走した。ことしは名門・東海大学からエースの早川翼選手が出場するなど、大会を盛り上げた。
ダムの思い出 ぬり絵で トロリーバス駅に園児の力作
 立山黒部アルペンルートの関電トロリーバス黒部ダム駅で25日から、「園児黒部ダム見学会ぬりえ展」を開いている、訪れた観光客たちは出発待ちの時間に眺め、力作に目を細めていた。
改札前では、市内の7保育園や3幼稚園の年長園児たちの、ダムに招待された思い出を込めた作品約200枚が飾られている。ダムやトロリーバス、オコジョなどのかわいらしい絵に、思い思いの色を乗せた作品が並ぶ。
ぬり絵展はことしで6回目。関電黒四管理事務所は「ダムに行った思い出を記憶にとどめ、大きくなってからも訪れてほしい。地元の園児の思いがお客さまにも伝われば」と話した。
伝統の「田ゴイ」引き上げ 松川小3年 米作りの一環で
 松川村の「安曇野まつかわ農業小学校」で米作りを学んでいる松川小学校3年生103人は25日、農業体験の一環として、田ゴイの引き上げを体験した。松川村新屋敷の農家、平林昌彦さんの水田で大きく育った田ゴイを収穫。同村で昔から動物性たんぱく質摂取のために食べられていた「田ゴイ」について学び、伝統にふれた。
7月に同水田に放流した田ゴイは15aほどに成長。子どもたちは、水抜きした水田の隅に集められた田ゴイを軍手をはめた手で、緊張しながらつかみ取っていた。飛び跳ね、泳ぐ田ゴイに「楽しい」「たくさん取れたし大きいコイがつかまえられた」などと大喜びし、約300匹を収穫した。
夜間事故防止アピール まちなかウォーキングの会と大町署
 秋の全国交通安全運動期間に合わせ、大町署と大町市で中央通り商店街周辺を歩き「体と商店街の健康づくり」を目指す「まちなかウオーキングの会(塩入博仁代表)」は25日、参加者に夜間反射材を配り、商店街を集団で歩いて夜間の交通事故防止をアピールした。
同会会員や大町地区交通安全協会、大町署の若手署員でつくる大町署ヤングドライバークラブのメンバーら50人余が参加。たすき型の反射材や靴用のシールを着け、交通安全ののぼりを掲げ、JR信濃大町駅前〜大黒町間の往復約3`をウオーキングした。
自然を体感 完走目指す 白馬高校で強歩会
 白馬村の白馬高校でこのほど、強歩会が行われた。同村の豊かな自然を体感しながら体力と精神力の向上を目的に毎年行われている伝統行事。小雨の降るあいにくの天候だったが、163人の生徒は山あり谷ありの長距離22`のコースで懸命に走ったり歩いたりして、完走をめざした。
 同校の強歩会は学校をスタートし、冬季五輪が開催されたスノーハープ周辺から堀の内集落、嶺方地区を通るコース。生徒は「頑張ろう」「もう少し」と互いに声をかけ、励ましあってペース配分しながら自己ベストに挑戦した。

2012年9月27日(木)付