9000人余の卒業生輩出 高瀬中開校60周年で式典 池田町の高瀬中学校(中沢俊晴校長)は28日、60周年の記念式典を同校体育館で開いた。総合発表会「高瀬祭」の開催に合わせ、昭和28年の開校から町を支えた数々の人材を輩出した学校の、歴史の節目を祝った。 式典には、全校生徒や町内の来賓らが参加。節目をおごそかに祝った。矢口幸夫実行委員長は「多くの事業ができたのも皆さまの温かい支えのおかげ。次の時代に向け、発展を願います」とあいさつ。中沢校長は「幾多の先人が培ってきた伝統があるから今がある。改めて『日々新た』を胸に刻み、前を向いて懸命に生きる高瀬中生徒であってほしい」と呼び掛けた。 |
小谷の里山で林業体験 東京の中学生 セカンドスクール 東京都武蔵野市の武蔵野市立第一中学校(松岡敬明校長)の1年生112人がこのほど、自然豊かな農山村に長期滞在して体験学習を行う「セカンドスクール」で大北地域を訪れた。26日は小谷村中土地区の里山で林業作業を体験し、第一次産業について学びを深めた。 林業体験は生徒が地域の里山再生を支援する取り組みで、ことしで10年の節目を迎えた。間伐や枝打ちを行い、里山の景観保全に一役買っている。節目を記念し、ことしは同地区に「武蔵野一中の森」を作ろうと、杉の苗木80本の植樹を行った。 |
電気自動車で村づくり イベント誘致向け講演 白馬 環境に優しいリゾート地として白馬村の新たな魅力づくりにつなげようと、村の有志が2年後に全国から1000台規模の電気自動車(EV)が集う国内初の催し「EVラリー・イン・ジャパン2014」の誘致を計画。実現に向け本格的な活動が始まった。26日は八方文化会館でEV普及に取り組む東京の「日本EVクラブ」の舘内端氏による「電気自動車で創るスマート・リゾート白馬村」と題した講演会が開かれた。 舘内氏はCO2排出による地球温暖化と石油需要のひっ迫と枯渇という、自動車の抱える2大問題について述べ、低燃費走行に優れたハイブリッド車でも解決策にはつながらないと指摘。近い将来、軽自動車よりもコンパクトな超小型の電気自動車が交通の主流となる可能性を示唆した。 |
昔ながらの稲刈り体験 松川小3年生 農業小で 松川村の農業委員や村営農支援センターなどが食育をすすめる「安曇野松川農業小学校」(校長=高田武農業委員会長)で27日、松川小学校3年生103人が稲刈りを体験した。児童たち自ら植えて、大切に育ててきた黄金色に育った稲を丁寧に刈り取った。 同所の稲は、6月初旬に児童らが田植えを行い、アイガモ農法などを用いて管理してきた。ことし7eの水田に植えられたもち米「白毛もち」は、「稲自体の丈は短いが、実入りは良く、ことしは実がふっくらとした出来になった」(高田会長)という。 |
地域振興策解決に努力 牛越市長定例会見 ごみ処理立候補に感謝 大町市の牛越徹市長は28日、定例記者会見を市役所で開き、姉妹都市のオーストリア・インスブルック市訪問の報告や秋の観光イベントを発表した。北アルプス広域のごみ処理施設建設問題について、立候補に応え地域振興策に尽力するとした。 市内4、白馬1、小谷1と各市村で候補地が挙がってきたことについて、「(立候補に)深く感謝を申し上げたい。3市村長で相当数の検討を行い、11月中旬には集約したい」とした。各候補地の地域振興策について、「地域課題解決に強い思いを感じた。しっかりと受け止め、(最終的に選ばれなかった地域も含め)解決の努力をしなければ」と述べた。 |
力結集し学習成果発表 大北各中学校で文化祭 大北地域の各中学校で28、29の両日、文化祭が開かれている。生徒の力を結集した年に1度の学習成果発表の祭典に、多くの保護者がつめかけ、わが子の成長の姿を確認していた。各校では29日、音楽祭が開かれる。 大町市立第一中学校では、「つなごう〜私の心・みんなの心〜」をテーマに第52回こぶし祭が行われた。ステージ発表では大町活性化への提言が行われるなど、中学生の視点から捉えた市の課題追求に関心が集まっていた。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.
2012年9月29日(土)付