アウトドアの魅力体感 白馬フェス 秋の観光シーズンに
 白馬村の八方尾根を中心に14日まで、白馬の秋を満喫するイベント「いいなぁ〜白馬フェスティバル」が開かれている。秋の観光シーズンに、村内の観光団体が個々に開催していた各種イベントを白馬フェスティバルの名のもとに集約し、活性化につなげる企画。3連休の6日から8日まで、アウトドア関係者が中心となって「白馬アウトドアクエスト」を展開した。
 アウトドア体験は熱気球、ラフティング、キャニオニング、EXアドベンチャー施設の体験などのプログラムを提供。クーポンを発行し、格安で各種体験が楽しめる工夫を凝らした。
全校生徒でソバ栽培 八坂中で収穫作業に汗
 大町市八坂中学校の全校生徒41人で栽培するソバの収穫作業が5日、地区内のソバ畑で行われた。協力してくれた地元住民への感謝とともに、生徒全員で取り組んだソバの収穫に笑顔が広がった。
 全校生徒によるソバの栽培は、地域特産のソバづくりを通じて郷土を知ることなど目的に、総合的な学習の時間として数十年前から続く伝統の取り組みだ。
 生徒自ら草刈りなど管理してきた約10eのソバ畑には、大きな実をたくさんつけたソバが広がっていた。生徒たちは「出来は上々」と得意げな表情を浮かべながら鎌を使い手作業でソバを刈っていった。足踏み式脱穀機を使うなど昔ながらの収穫作業に心地よい汗を流していた。
「小谷野豚」でハムづくり 生産者の松井さん指導で体験
 JA大北と小谷村役場観光振興課は、同村特産の放牧豚「小谷野豚」の消費拡大に力を入れている。生産者がだれでどんな農法で育てたのか確認できる安全安心の地域食材として定着し、高い人気を誇る。
生産者の一人、松井康彦さんは、担い手の育成や野豚をとりまく食育にも熱心に取り組んでいる。このほど知人らに呼びかけ、自分で育てた豚肉を使ってハムづくりが行われた。
 肉のうまみを最大限に引き出すため、毎年ハムの加工を行っている松井さん。自家用のほか、知人に贈った味が評判を呼び「作ってみたい」という声が大きかったことから、ハムづくりを教えるようになった。
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10月の一覧
かやぶき屋根ふき替え 大町市教委 旧中村家の補修作業見学会
 大町市教育委員会生涯学習課は7日、今ではほとんど見られなくなったかやぶき屋根の補修作業見学会を美麻青具の旧中村家住宅で開いた。
 今回の保存修理では、国の重要文化財指定に先がけて行われた、平成8年の工事でふき替えられていない土蔵の屋根を、北安曇郡内では唯一となった小谷屋根の職人が、全面的にふき替えた。
 同課文化財係の島田哲男さん(54)は「縄文時代より現代まで続くかやぶきの屋根ですが、今ではふき替えることができる人がほとんどいなくなってしまいました。昔の人がしていたこういった作業を、少しでも見て知ってほしいと思います」と、北安曇におけるかやぶき屋根の特徴などを説明した。
赤い羽根共同募金協力を 大町の小学生街頭で啓発
 今月から、本年度の赤い羽根共同募金運動が始まり7日、県共同募金会大町支会(支会長=牛越徹市長)は街頭啓発活動を行った。
街頭活動はザ・ビッグ信濃大町店とカインズホーム・ベイシア大町店で行われた。ザ・ビッグ信濃大町店での啓発活動には、大町東小学校の児童も参加。店を利用する人に「赤い羽根共同募金です。ご協力お願いします」と大きな声で募金協力を呼びかけるとともに、運動が始まったことをPRした。カインズホーム・ベイシア大町店では大町南小児童が参加した。
昨年、大町市では993万4814円の募金が寄せられた。募金は児童、青少年の育成や高齢者福祉、障がい児・者福祉などの活動に利用されている。
 運動は年末まで。募金箱は市役所や福祉センター、学校、各地区の公民館、ザ・ビッグ信濃大町店などに設置される。

2012年10月10日(水)付