山の幸育てて地域資源に おたり山菜の会 荒廃農地に歯止め

 小谷村の「おたり山菜の会」は15日、村の豊かな自然の幸・山菜を畑で育てる事業の一環として、山菜・キノコの観光農園としてオープンをめざし整備中の、同村下寺の施設で行者ニンニクやタラの芽などの植え付けを行った。高齢化などから山菜やキノコを険しい奥山で採るのでなく、里山で育てて地域資源として観光農園に活用し、荒廃農地に歯止めをかけるのがねらい。会員ら約20人が参加して、作業に汗を流した。
秋の大町散策 紅葉楽しむ 小熊山トレッキングに200人
 秋の大町に親しむ「小熊山紅葉トレッキング」(市イベント実行委員会主催)が14日、市内小熊山で開かれた。県内外から家族連れなど約200人が参加し、トレッキングコースを歩きながら、木崎湖を望む絶景や紅葉を楽しんだ。
参加者は黒沢高原を出発し、山頂近くのパラグライダー場までを往復する約9`、高低差約400bのコースを散策。観光ボランティアらの案内で、地域の動植物や地理への理解を深めながら、豊かな自然にふれた。
紅葉が例年と比べて1週間ほど遅れているといい、イベントは赤や黄色と緑の葉が混在するなかでの開催となった。地元住民による豚汁の振る舞いも行われ、参加者をもてなした。
高齢者へ交通安全と健康増進 池田松川 マレット大会で啓発
 池田松川交通安全協会(中山崇会長)は17日、高齢者交通安全マレットゴルフ大会を池田町のアルプス広場マレットゴルフ場で開いた。交通安全の知識を身につけながら、健康増進を図った。
同大会は、高齢者が被害者、加害者となる事故が増えているため、多くの高齢者に交通安全意識を高めてもらおうと始まった。大町地区、池田松川両交通安全協会が毎年交互に開き、ことし4回目。
競技は広場のさくら、あかしやの2コースを使い、それぞれ18ホール、パー72で行った。団体戦は各地区の出場者の総合打数で競った。
大北各地から役員も含め約120人が参加し、大勢の仲間とマレットを楽しんだ。競技終了後に交通安全ビデオの上映や大町署交通課の西谷剛史係長による交通安全講話があった。ドライバーはスピードを出しすぎないこと、歩行者は反射材をつけるなど、それぞれの立場で注意しなければならない事項を呼びかけた。
製造、観光着目した経済振興 八十二銀行大町支店 50周年記念で講演会

 八十二銀行大町支店は17日、移転新築50周年を記念し、財団法人・長野経済研究所の調査部長・小澤吉則さんを招いた講演会を大町商工会館で開いた。市内の事業所などから約60人が来場し、大町の基幹産業である製造業や観光業に着目した企業や地域の連携による、経済振興策を学んだ。
支え合いの地域づくり 老人クラブ連合会が県大会 大町市

 長野県老人クラブ連合会(宮内文雄会長)と大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は18日、第53回県老人クラブ大会を大町市の大町文化会館で開いた。北アのふもとに県内各地から約800人のクラブ員が集い、高齢化社会が進む中で、支え合いとぬくもりのある地域づくりへ向けた活動を誓った。
保護者一緒に体験授業 白馬高校 糸魚川市で校外学習
 白馬村の白馬高校はこのほど、保護者が生徒とともに授業を受ける初の「体験授業」を実施した。同校は特色ある学校づくりにつながる教育活動の一環として、地域の自然環境や観光について、コース制の専門科目「アルプスコース」の授業を取り入れている。
体験授業はかねてからの保護者側からの要望を受け、初めて企画した。PTA会長の土岐直美さんをはじめとする保護者5人が参加。環境について学ぶ3年生16人と新潟県糸魚川市の「フォッサマグナミュージアム」を訪れた。
 同所はフォッサマグナの西端である、日本列島を分断する日本最大級の断層「糸魚川−静岡構造線」を実際に観察できる場所。地殻変動の重要な証拠を確認しながら地球の成り立ちや地震に対する理解を深めた。
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10月の一覧

2012年10月19日(金)付