中村家100年前の花嫁衣装 塩の道博物館で特別企画展 大町市の塩の道博物館で11月13日まで、特別企画展「有明赤沼家から平木崎中村家へ〜大正時代の花嫁衣装〜」展が開かれている。平木崎の中村勝彦さん(65)の自宅の蔵から見つかった、大正初期の貴重な花嫁衣装や嫁入り道具等が並んでいる。 花嫁衣装は、97年前の大正7年に有明村新屋(現在の安曇野市穂高有明)の赤沼家から中村家に嫁いできた清美さん(当時23)の緋(ひ)色のじゅばんと打ち掛け、嫁入り道具の付け下げや着物などを展示。特注の手織りの衣装には、絹の鮮やかな赤い色が今でも残る。鶴のびょうぶや九谷焼の器など20点余りが並ぶ。 |
小中一貫の成果披露 美麻小中学校で梨の木祭 大町市の美麻小中学校(山浦和彦校長)は19、20の両日、小中合同の文化祭「梨の木祭」を開いている。小中一貫教育に取り組む同校で、学年の枠を超えて取り組んできた成果を保護者や地域住民に披露している。 同校は本年度から、小中併設校の特徴を生かし小中一貫教育に取り組む。保育園から一貫した健康づくり「元気アップ」や、小学6年で教科担任制を敷くなどを実施。山浦校長は「一貫教育はあらゆる面で成果が出ている。地域と課題を共有して取り組む学校の姿を見てほしい」と話した。 |
競技通じ健康と親睦 小谷村中土で地区体育祭 秋晴れに恵まれた13日、小谷村の中土地区で地区体育祭が開かれ、住民がスポーツを通じて健康づくりと地域の親ぼくを深めた。 子どもからお年寄りまで誰もが楽しめるよう、ゲーム要素の強い種目を中心に競技を行った。お年寄りが見事な手さばきを見せた「縄ないリレー」や、粉の中に顔をつっこみ、真っ白な顔で大福をほおばる「花より団子」など、工夫を凝らした競技の数々で盛り上がった。 競技後は会場内でスタッフが朝から用意した30`の野豚の薫製が振る舞われて昼食を兼ねた慰労会が行われた。地域の農家が約4か月かけて育てた野豚のおいしさを、地元に向けて発信した。住民らは舌鼓を打ちながら和やかに語りあい、交流を深めた。 |
池田大カエデ 色づき美しく 池田町大峰高原の樹齢約250年の大樹「七色大カエデ」が紅葉の時季を迎えている。町観光協会でも「ことしは色づきが良い」と太鼓判を押す紅葉で、名前のとおり、七色に色づく葉を揺らす。特に、南東側の色づきが良く、場所によって真っ赤な葉から朱色、黄色、緑といった葉が茂り、日当たりによってもさまざまな顔を見せている。 19日は、朝からカメラマンやウオーキングする人々が大カエデ周辺で写真を撮ったり、ゆったりした時間を過ごしていた。 町観光協会によると、色づきのピークは来週中盤から週末にかけてになるとみられ、今後色づきがさらに進んでいく。同協会は「今週末の天気は良さそうなので、自然が生み出す彩りを見にきてほしい」と話している。 |
環境、健康、情報テーマに 松川中3年生が学習発表 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長)の3年生110人による総合的な学習発表が17日、全校生徒に向けて行われた。1学期から取り組んできた学習の成果を環境、健康、情報のグループに分かれて多様なテーマで発表した。 環境のグループは、生き物、発電、バイオ、水、エコ、温暖化など、生徒らが関心をもったテーマごとに壁新聞を製作し発表。地下水が減っている現状や日本の森林利用の価値、レジ袋は環境を保護しているのかなど、鋭い切り口で問題を提起する姿も見られ、生徒たちの関心の高さがうかがえた。 |
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2012年10月20日(土)付
秋の夜長 寄席で楽しむ 松川村のちひろ美術館 松川村の安曇野ちひろ美術館でこのほど、秋の夜長の安曇野寄席(村社会福祉協議会、同美術館主催)が行われ約80人の観客が訪れた。 出演は、松川落語会「風まんだら」所属の寄って亭年輩者(よってていぽんこつ)さん、東京をはじめ各地で活動中の遊興亭福し満(ゆうきょうていふくしま)さん、プロとして都内で活躍中の三遊亭時松(さんゆうていときまつ)さんの3人。 それぞれが持ち味を生かした笑い満載、迫力満点のはなしに観客は引き込まれた。新婚の時松さんに社協から花束が贈呈されると、会場から「また来てね」と声援が送られた。 |