高瀬渓谷 紅葉見ごろ 例年より10日遅れ
 高瀬渓谷が紅葉の見ごろを迎えている。
 今年は例年より10日ほど遅れて紅葉が始まり、今月中旬以降の冷え込みで急速に進んだ。高瀬渓谷では七倉から葛温泉付近で、赤や黄色に色づいた葉と常緑広葉樹や針葉樹の緑が、微妙な色彩の対比を見せ、錦秋を織りなしている。
再生促進「コンテナ苗」紹介 白馬村 低コスト造林の実証講習会
県内の林業関係団体でつくる、県森林整備加速化・林業再生産協議会は25日、低コスト造林の実証講習会を白馬村堀之内の村有林で開いた。林業の採算性向上から森林再生を促進しようと、県内で導入が進む先進の「コンテナ苗」を紹介した。
 「コンテナ苗」はヤシガラを主体とした用土で直径5a、高さ12aほどに根を成形。初期成長が早く、年間を通じて植栽時期を選ばないのが特徴だ。林業で最も手間がかかる植え付けも、作業効率が従来の苗と比べ約2・5倍と改善が図れるという。
公の施設指定管理者選定 大町市 上原の湯と八坂体験館
 第8回大町市公の施設指定管理者選定審査会は24日、市役所で開き、「大町市八坂ふるさと体験館」と「大町市コミュニティセンター上原の湯」の指定管理候補者を応募者の中から選定した。11月14日の行政改革推進本部会議で庁内決定し、12月議会定例会で指定議案の追加上程、審議を経て決定する。
特別展や芸能発表 文化祭にぎわう

池 田 町

 池田町文化祭「みんなの文化祭」(町教育委員会・町芸術文化協会主催)が町総合体育館を会場に26日から3日間の日程で始まった。展示には、町内の団体個人約600人から出品があり、それぞれ趣向を凝らした作品の数々に初日から多くの町民でにぎわった。27日午前10時からは芸能祭が行われる。
 総合体育館玄関ホールには、高瀬中学校全校生徒によるモザイクアートを展示。1a四方の色紙を貼り付けていった縦6b、横3bの作品で、メジャーリーグで活躍する「ダルビッシュ有」を描いた。

松 川 村
 松川村文化祭(小山哲秀実行委員長)は28日まで、同村すずの音ホールで開かれている。村内のサークルや住民が制作した芸術作品や、伝統文化の練習の成果などを一堂に見ることができる。
館内には、絵画や写真、陶芸作品、俳句、盆栽など多岐にわたる作品を展示。村民が丹精込めてつくり上げた熱意が伝わる。
展示は27日午前9時〜午後5時、28日午前9時〜午後3時。27、28日のそれぞれ午前10時からは同施設ホールで、昼休憩をはさみ午後までかけて、芸能発表会が行われる。
キノコの保存法伝授 おたり食実践塾
 小谷村の中土観光交流センターやまつばきでこのほど、「第10回おたり食実践塾」(小谷村の食と農を考える集い主催・横澤かつ子代表)が開かれた。昔の暮らしに詳しい岡沢貞子さんを講師に、今が旬のキノコの昔ながらの保存法や、乾燥野菜を使った料理について先人の知恵を学んだ=写真。
 良質な天然のキノコ産地の小谷では、旬の時期に収穫したキノコを保存して厳しい冬の食料にあてていた。冷蔵庫や冷凍庫のない時代には、塩蔵が保存の主流だったという。岡沢さんは、塩漬けしたナメコを一升瓶に入れて保存する方法を伝授した。参加者は冬場でも十分に食べられるようにと願った先人の知恵と工夫に大いに感じ入っていた。
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10月の一覧

2012年10月27日(土)付


煙や火災の怖さ実感 松川南・北保園児が防災教
 北アルプス広域南部消防署(服部守署長)で25日、園児防災教室が開かれた。松川村の松川南・北保育園の年長園児約80人が放水体験や煙のなかを通り抜ける体験などを通して防災への関心を高めた。
 同教室は、小さいころから火災の恐ろしさを認識し、消防の仕事にも理解を深めてもらおうと、池田町、松川村内の園児を対象に毎年開いている。
 煙体験では、スモークマシンでたいた煙の充満した真っ暗な部屋を用意。園児たちは、署員から「煙は怖いもの。本当の火事だったら、吸い込めば意識がなくなったりしてしまう」など火災の怖さを学び、鼻や口にハンカチを押し当てて、姿勢を低くしながら煙のなかを抜けた。体験した園児たちは「前が全然見えなかった」「怖かった」と煙の怖さを実感していた。