2012年10月28日付

ハロウィーン仮装にぎやか　白馬村エコーランド通り
　白馬村のエコーランド通りの秋の名物イベント「白馬ｄｅハロウィン」（同実行委員会主催）が28日に開かれた。村内外から幅広い世代がお化けや魔女、物語などをモチーフにした仮装で大通りをにぎやかに練り歩いた。
　エコーランドとみそら野の住民有志がオフシーズンの誘客と活性化につなげようと、毎年実施。年々参加者が増え、イベントで行われる仮装コンテストには３００組以上がエントリー。
　悪魔や魔女、吸血鬼や海賊といったハロウィーンの定番の怪物をはじめ、日本の幽霊やオリジナルのお化けなど、国際色も豊かに変身ぶりを競い合った。ハロウィーンを良く知る白馬在住の外国人らが審査員をつとめ、本場のハロウィーンも顔負けの気合の入った仮装が審査員を驚かせていた。

田園「かかし村」見納め　池田町堀之内で大収穫祭
　池田町堀之内で27日、「２０１２かかしあげ大収穫祭」（農協祭）が行われた。一昔前の農村風景を本物そっくりのかかしたちで再現した「かかし村」の見納めにと大勢の来場者でにぎわった。
田んぼの中にはトラクターや田植え機が勢ぞろい。柿の木の下で柿を採る子どもたちや昔ながらの道具で脱穀する農夫、一輪車で俵を運んだり、わらでぞうりを編む姿のかかしたちが来場者を迎えた。「おやすみどころ」ではお茶を飲む姿や赤ん坊をおんぶするかっぽう着姿のかかしがのどかな農村風景を演出した。
地域の住民から調達したという昔の古い道具を眺めながら話が弾み「知らない人同士で交流が生まれている」と「かかし村」の松澤範明村長は満足気。年配の来場者らは「昔の農村風景がなつかしい」と見入っていた。

本社友の会主催　華麗なステップで親睦　チャリティーダンスパーティー
　大糸タイムス友の会主催の第５回チャリティーダンスパーティーが27日夜、大町市女性未来館ピュア（平公民館）で開かれた。遠くは伊那市をはじめ県内各地から愛好者約80人が参加。共通の趣味である社交ダンスを通じて親睦を深め、華麗なステップを踏んでいた。
　華やかなドレスやスーツに身を包んだ参加者たちは、ワルツやタンゴ、クイックステップなど絶えず流れる音楽に合わせ、長年取り組む社交ダンスの腕前を披露しあった。競技（ダンストライアル）の要素も取り入れるなど盛り上がりを見せた。

人を思いやる心大切に　白馬村で人権啓発活動
　白馬村、大町人権擁護委員協議会、長野地方法務局大町支局はこのほど、人権啓発活動を白馬村子育て支援ルームで実施した。同会のメンバーによる手作りのパネルシアターや、人権イメージキャラクターの「人ＫＥＮまもるくん・あゆみちゃん」との交流で、子どもたちに人を思いやり、仲良くすることの大切さを説いた。
　会員はオリジナルのパネルシアターで「どうぞのいす」を演じた。うさぎが作ったいすの上に置いた食べ物を、キツネ、クマといった森の動物たちがやってきて、どうぞの言葉に促されて次々に食べていくストーリー。子どもたちは動物のかわいらしさに喜び、保護者らは絵本が伝える人を思いやる心について考えるひとときとなった。

紅葉彩る秋の里山　松川村　雨引山トレッキング
松川村観光協会は27日、恒例の雨引山トレッキングを開いた。村内外から約30人が参加し、カエデの赤やダンコウバイの黄色など、紅葉に彩られた秋の里山を楽しみながら登った。
参加者は馬羅尾高原の林遊館を出発、標高１３７１㍍の山頂で折り返し尾根周辺を周回する、高低差約５００㍍、往復約５㌔を歩いた。協会員の案内で登山道沿道の動植物への理解を深めながら、ゆったりとした足取りで歩いた。下山後は採れたてのキノコなどを使ったきのこ汁が振る舞われ、秋の味覚に舌鼓を打った。
同協会はトレッキングに合わせ、村が昨年、森林保全などを目的に制定した「山の日」や、伐採によって独特の「あがりこ」型に成長したサワラの群生林も紹介し、村内の豊かな自然環境をアピールした。

10周年祝い催し多彩　大町市総合福祉センター感謝祭
　大町市総合福祉センターの開館10周年を記念した感謝祭が28日、同施設全館を使い行われた｡コンサートや施設利用者による展示、公衆浴場無料開放など節目を祝う多彩な催しに家族連れなど多くの市民でにぎわった＝写真。
　市社会福祉協議会など施設スタッフが４月から準備を進めてきた。サークル活動などで同施設を活用してもらうことにつなげようと全館開放の形をとった。
各部屋では、民話の語りやマッサージ、音楽イベント､豚汁･わたあめの振る舞いなど市内各種団体や施設ボランティア・利用者による企画が行われ、来場者の関心を集めていた。