地場産サツマイモ焼酎に 北小谷耕作組合が収穫
 小谷村の北小谷耕作組合は5日、同村来馬の共同畑で、今年初めて栽培を手がけた焼酎の原料となるサツマイモを収穫した。芋焼酎を造り、新たな特産品として来春からの販売をめざしている。
 地域農業の活性化や後継者育成を目的に、道の駅おたりが新たな特産品開発を模索。キクイモを使った「菊の助」、カボチャを使った「風丸」など、地場産を原料とした焼酎が人気を集めていることから、同会に栽培を依頼し、サツマイモを使った芋焼酎の製造に取り組んだ。
日中友好の懸け橋に 中国人研修生 張さんに修了証 白馬村
 白馬村は7日、県の国際交流事業の一環で受け入れた中国人研修生に対し、修了証を贈った。約3か月にわたって村内で働き、日本語と文化を学んだ、西安外国語大学3年生の張倩さん(19)をねぎらい、日中友好の懸け橋としての将来に期待を寄せた。
張さんは8月から道の駅白馬で働き、日本人の同僚に囲まれながら加工施設での特産品作りに携わっていた。最近では売店やレストランの厨房などを任され、観光客とも交流。「お客さんから『白馬っていいところ』と声をかけられ、うれしかった。皆さんのおかげで、言葉だけでなくいろんなことを勉強できた」と振り返った。
将来は通訳の仕事につき「中国人と日本人をつないでいきたい」という。
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11月の一覧
ご当地ソングで活気を 大町市 信濃恋歌カラオケ大会
 ご当地ソング「信濃恋歌」で大町市に活気を−。第4回信濃恋歌カラオケのど自慢大会(志賀大介の詩を歌う会主催)が3日、大町商工会館2階大ホールで開かれた。会場を埋め尽くした約140人の来場者を前に、大北を中心とした歌自慢16人が出場、地元愛をメロディーにのせ熱唱した。
 マヒナスターズの松平直樹さんや商工会議所副会頭の松田邦正さんらが見守るなか、出演者たちは歌いこんできた信濃恋歌をのびやかに歌い上げた。
 合計年齢が309歳という4人組が1番から4番まで順に歌うなどユニークなステージもあり会場は沸いた。
池田産 自慢の新米寄贈 農業祭実行委が社協に
 JA大北池田・会染支所などでつくる池田町農業祭・病院祭実行委員会(中島政治・実行委員長)は7日、池田産の新米コシヒカリ約120`を町社会福祉協議会へ贈った。
 寄贈米は、同町で先月開催された農業祭・病院祭のなかで行われた第9回お米コンテストで、町内農家106件から出品があった自慢の米。ことしの池田産米は、いずれも食味値が80を超えるなど上質米となった。
 同実行委員会による米の寄贈は今回で9回目となる。
平和への思い新たに 大町市 100人参列し 戦没者追悼式
 第45回大町市戦没者追悼式は8日、大町公民館分室で開き、献花で市内出身の戦没者の死を悼んだ。戦後67年を過ぎる中で戦争の記憶を改めて刻み、平和への思いを新たにした。
遺族や来賓ら約100人が参列し、第2次世界大戦や日清・日露以降の戦争などで亡くなった軍人や従軍看護婦、学徒動員、満蒙開拓団などの戦没者たちに菊の花をささげ、黙とうで冥福を祈った。
卒業生音楽家が演奏会 池田 高瀬中60周年記念に
 池田町の高瀬中学校(中沢俊晴校長)で5日、「60周年記念演奏会」が行われた。同校第25期卒業生のバイオリニストの北沢久美子さん(池田町在住)が友人のピアニストの臼井文代さんと共演した。全校生徒255人と教員、約100人の保護者らが静かに耳を傾けた。
北沢さんはバッハの「ガヴォット」や「G線上のアリア」などのクラシック音楽やアイルランド民謡を華麗なテクニックで演奏した。生徒や保護者らは真剣な表情で聴き入っていた。最後は「ふるさと」を全員で合唱した。
田中学PTA会長は、「世界で活躍する先輩の姿は刺激になる。夢や目標を持ってこれからの世界を背負ってほしい」と生徒にエールを送った。

2012年11月9日(金)付