災害歴史学び伝承を 姫川砂防50周年記念シンポ
 国の姫川水系砂防直轄50周年を記念し、「姫川水系砂防 土砂災害の教訓・継承シンポジウム」(同実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が9日、白馬村のウイング21で開かれた。来場者約300人が、流域を幾度も襲った土砂災害の歴史を学び、安心安全な地域づくりを考えた。
シンポは信州大学副学長・笹本正治氏と国土交通省砂防部長・南哲行氏による基調講演と、糸魚川・小谷・白馬の流域3市村の関係者や全国治水砂防協会理事長らによるパネルディスカッションの2部で構成。土砂災害や住民生活の歴史を振り返る、パネル写真展も開催された。
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11月の一覧
木崎湖畔の憩いの場に 大町市平で森城址まつり
 大町市平木崎湖畔にある「森城址(し)」の再生事業に取り組む、木崎湖温泉観光協会(松澤啓協会長)はこのほど、「信州木崎湖 森城址まつり」を初開催した。歴史講座や子どもクイズラリーなどを通し、地域の歴史に残る湖畔の城跡に親しんだ。
イベントは猿ケ城ののろしの合図でスタート。美麻源流太鼓の演奏や民話の読み聞かせ、歩荷(ぼっか)汁の振る舞いでにぎわった。子どもクイズラリーでは、遊歩道に沿って設置された城址の歴史や近隣に伝わる物語を題材にしたクイズを解き、子どもたちは景品を手にしていた。歴史講座は仁科路研究会の荒井和比古氏を講師に、「承久の乱」から城主・仁科盛遠の立場をさぐった。
育てた無農薬もち米収穫 池田田んぼの会 親子で作業
 池田町中島のゲストハウスシャンティクティ(臼井健二さん経営)主催の「田んぼの会収穫祭」がこのほど、同施設で行われた。近くの田んぼを借りて無農薬有機栽培で育てた白毛もち米(古代米)を脱穀し餅つきをして、収穫を祝った。
町の無農薬有機農家の指導で、手植え、草取り、手刈り、はざ掛けまでを親子らで行った。6eの田んぼから2俵半の米を収穫した。昔の脱穀機で脱穀し、かまどで蒸した米を総出で餅つきし、つきたての餅を子どもも大人も箸が止まらない様子で次々と口に頬張った。
カレンダーと鉢植え贈る 大町市 りんどう幼稚園児 本社へ
 大町市のりんどう幼稚園の年長園児は11月、働く人たちへの感謝の気持ちを込め、園児お手製カレンダーを市内事業所や公共施設などに配っている。大糸タイムス社にも9日、ひまわり組の年長児4人が訪れ、カレンダーとシクラメンの鉢植えをプレゼントした。
大糸タイムス社には西澤光太くん、上村百虹ちゃん、白河怜くん、西沢昌太くんの4人が訪れ「いつもお仕事ご苦労さまです。みんなでつくりました。飾ってください」と声をそろえ、趣向凝らした手づくりカレンダーとシクラメンの鉢植えを水久保節社長に手渡した。
秋の火災予防運動始まる 白馬のスーパーで啓発活動
「119番の日」の11月9日から15日まで、秋の火災予防運動が全国一斉に行われている。北アルプス広域北部消防署(伊藤和實署長)は初日、防災に対する住民の意識高揚を図ろうと、街頭啓発を白馬村内のスーパー2店舗で行った。
マックスバリュ白馬店では、署員たちが啓発文が載ったポケットティッシュなどを来店者に配り、火災の発生をいち早く知らせる住宅用火災警報器の設置や、住民にとって緊急時の命綱となる119番の正しい利用を呼び掛けていた。
松川っ子の力作360点
 松川村のすずの音ホールで、松川保育園の運動会絵画展と松川小学校、松川中学校の作品展が29日まで開かれている。子どもたちが取り組んだ絵画や習字、ポスターなど個性が光る力作ぞろいの作品360点を展示。
小学生は運動会やヒマワリ、校舎など学年ごとに異なるテーマで描いた絵を展示。それぞれの絵には児童のコメントが添えられており、苦労した点や自己評価などがみてとれる。
作品展は普段目にする機会のない児童生徒の作品を住民に広く見てもらおうと、村の文化祭に前後して毎年開かれている。

2012年11月10日(土)付