村活性化考え意見交換 小谷中2年生と特産推進室
 小谷中学校2年生が、総合的な学習の時間「小谷学」で、村の活性化をはかるため考案した新たな特産品や小谷ブランドについて、同村特産推進室のメンバーらと意見交換する会がこのほど役場で開かれた。
 小谷学は村について、全校生徒が過去・現在・未来のさまざまな視点から調査し学ぶ同校独自の学習。2年生は村の将来を考えることをテーマに、観光振興や地域活性化のヒントを探っている。これまでの調査と、同村で交流した東京農業大学生とのディスカッションからヒントを得た、新商品や観光PR方法などを発表した。
建設業部会修繕ボラ 池工生も一緒に地域貢献 池田町商工会
 池田町商工会建設業部会(小山勉会長)は23日、恒例の町内公共施設修繕ボランティアを町会染児童センターで行った。ことしは初めて、池田工業高校建築科の生徒も作業に加わった。地域貢献を共通の思いに、新旧職人が手を携えながら作業に汗を流した。
建設業部会から10人、建築科から3人の高校生が作業に参加した。垣根や雨どいの修繕、施設内の補修、外構の土留めなど改善を図っていった。初参加となった高校生たちは、地元職人の巧みな技を目に焼き付けながら作業を手伝った。
過疎集落≠ナ結婚式 半世紀ぶり 北村夫妻 小谷村大網
 小谷村の大網地区で23日、集落に永住を決めた若者の結婚式が行われた。大半が高齢者で過疎高齢化が進み、限界集落と言われる集落での結婚式は半世紀ぶりの慶事という。 挙式したのは大町市の山仕事創造舎で働く北村健一さんと、小谷村集落支援員として同地区で働く綾香さん夫妻。2人は大網に拠点に冒険活動を通じた青少年育成をめざす「日本アウトワード・バウンド・スクール(OBS)長野校」で出会った。一つの家族のように温かく力強く生きる住民の絆に感銘を受け、この地に永住を希望。ことしから大網笹野地区で暮らし始めた。
 2人は4年前に入籍はしたものの結婚式は挙げておらず、永住を機にお世話になった大網で結婚式をしたいという思いを、住民の横川寛さんに打ち明けたのがきっかけで今回の挙式が実現した。横川さんはじめ若者有志らが発起人となって、集落総出の結婚式・披露宴を企画した。
園児60人囲碁ポン抜き大会
 大町市のアルプス囲碁村推進協議会(西澤義男会長)は24日、第11回アルプス囲碁ポン抜き大会を常盤公民館で開いた。市内の保育園と幼稚園10園から出場した年長児約60人が、盤上の頭脳戦を通じ、交流を深めながら優勝を目指した。
大会は協議会が囲碁を通じたまちづくりの一環として開催している恒例行事。各園で協議会の指導員から、囲碁の基礎となるポン抜きを学ぶ園児たちが、練習の成果を披露する場だ。通常の碁盤より小さな九路盤を使い、相手の碁石を囲んで5つを奪えば勝利。8ブロックの予選リーグ戦を行い、各ブロック1位が決勝トーナメントに進んだ。
園児たちは碁盤を挟んで「お願いします」と互いに一礼し、対局を開始。保護者や園の職員が見守るなか、真剣な表情で盤上に碁石を並べていた。
晩秋の鷹狩で自然体験 大町市育てる会 小中親子対象に
大町市で山村留学に取り組む、育てる会は24日、市内小中学生の親子を対象にした、晩秋の自然体験活動を鷹狩山で開いた。住民に地域の自然と親しんでもらおうと、林業事業者でつくる山仕事創造舎と協力し、ロープを使った木登りなど森を身近に感じる体験学習を企画した。
山頂ではハーネスを身につけた児童生徒が林業関係者を講師に、高さ10b以上の枝にかけられたロープを手繰りながら木登り。初めは慣れない手つきだったものの、枝近くまで到達すると、家族らを見下ろしながら、嬉しそうに手を振っていた。
参加者は八坂地区の山留センターを出発し、自然を観察しながら鷹狩山まで約2`を散策。拾った木材や木の葉を使って工芸品作りも体験し、カエデの葉をラミネートではさんだり、木片をストラップにしたりと自分だけの作品作りを楽しんでいた。
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11月の一覧
手打ち新そば舌鼓 八坂商工倶楽部 みさかで振る舞う
 大町市八坂総合福祉センターみさかで21日、近くの八坂ふるさと体験館でそばを提供する八坂商工倶楽部が、デイサービス利用者に手打ちの新そばを振る舞った。
振る舞いは昨年に続いての実施で、地域の施設で新そばを味わっていただきたいと始めた。この日に訪れた約10人の利用者が打ちたて・ゆでたてのそばを味わった。利用者は「楽しみにしていました。おいしい」「なかなか食べられないからね」と、舌鼓を打っていた。
体験館では10月26日から11月4日まで新そば祭りを開催。紅葉の時期に標高800b以上の適地である八坂のそばをPRしようと開催。ことしは約800人が訪れるなど盛大ににぎわったという。

2012年11月25日(日)付