白馬 庭作りコン入賞者決まる 松本しんきん信白会 個人や商業施設表彰
 白馬村の「松本しんきん信白会」(中村茂会長)主催による、平成24年度ガーデニングコンテストの入賞者がこのほど決まり、松本信用金庫白馬支店で表彰式が行われた。
同支店の支援者らでつくる同会の、地域を花で彩り活性化する社会貢献活動の一環。営業施設や個人など村内の花愛好家の庭を対象に毎年実施している。
 花で観光客らを歓迎する「白馬Alps花三昧」の期間に合わせて5月から10月末まで、同会のガーデニング経営研究委員会が、多岐にわたる審査項目について厳正に審査。ことしは4つの宿泊施設や個人に、優秀賞と審査員特別賞が贈られた。
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12月の一覧
一年の農作業成果披露 白馬里山塾が収穫祭
 白馬村の障害者支援事業所「クロスロード白馬里山塾」(本部・千曲市)はこのほど、同村神城の農業体験実習館で本年度の収穫祭を行った。 
 同事業所は障害のある人もない人も地域でともに暮らす社会づくりをめざして発足。普通の就労が難しい障害のある人が、地域でできる限り自立して暮らせることをめざす障害者の就労支援事業を大きな柱として、農業分野で就労機会の拡大をはかる活動のかたわら、農産物生産や食品加工製造販売などの事業も行い、利用者の安全で快適な生活提供をめざしている。
収穫祭は1年の収穫に感謝して、収穫野菜を使って支援者とともに料理を作って味わう食事会。塾生が1年間の活動を支援者の前で披露する報告会も行われた。
陸ワサビ生産者拡大を 大北各所 ほ場巡回講習会
 陸(おか)ワサビの特産化を進める大北地区農業振興推進協議会(会長=宮澤敏文県議)は29日、陸ワサビほ場の巡回講習会を開いた。同協議会の協力を得て陸ワサビを栽培する生産者が大北各所のほ場を巡り生育状況の確認や、越冬前の管理方法について学んだ。
 同講習会には県や市町村関係者、生産者ら約20人が参加。ほ場には、青々とした大きな葉をつけたワサビが広がっていた。安曇野市豊科のわさび加工販売業者・マルイ担当者は「順調に成育しているが、凍害を防ぐため、もみ殻や落ち葉を十分敷き詰める必要がある」などと越冬前の注意点を説明した。
 同協議会は本年度から陸ワサビの特産化に向けた「北アルプス山麓ピリットさわやかわさびプロジェクト」に取り組んでいる。苗の無料配布や定期的な栽培管理講習会など実施、生産者の支援、拡大を進めている。
大町産ブドウの赤ワイン 「仁科メルロー2011」発売
 安曇野市のあづみアップル「スイス村ワイナリー」はこのほど、大町産ブドウを醸した赤ワイン「仁科 メルロー2011」を発売した。同銘柄の販売は2シーズン目、数量限定1200本。
大町ワインぶどう生産組合(小林守雄組合長)が栽培、昨秋収穫したワイン用品種メルローを醸造、1年間樽(たる)熟成させた商品。メルローはフランスをはじめ、世界各地で栽培されている主要品種。高瀬川の扇状地で水はけが良く、気候条件にも恵まれた大町産を同社では「果実が熟し糖度が上がっても酸が残るのが特徴」と説明、「2011は大町らしさがよく出ている」と紹介する。
絆育む育成会活動を 大北フォーラムで情報交換

 第16回大北地方子ども会育成フォーラム(大北地方子ども会育成連絡協議会主催)は1日、大町市のサン・アルプス大町で開いた。地域で活動する子どもや育成者・指導者、学校教員ら約100人が事例を発表しあい、望ましい子ども会活動のあり方を情報交換した。
師走迎えわら細工 大町市借馬公民館で講習
大町市平の借馬公民館は1日、恒例のわら細工講習会を開いた。「師走」を迎え、ことしも残すところ1か月。地区住民約20人が年の瀬に備えて、地域のお年寄りから正月飾り作りを学んだ。
参加者は地元の新井深充さん(80)を講師に、基本の縄ないから学び、しめ縄やおやすなどを制作。複雑な装飾を施した、新井さんオリジナルの「横綱締め」にも挑戦し、苦戦しながらも完成させた作品を、満足そうに眺めていた。
農村ならでは文化として地域に伝わるわら工芸は、年々担い手が減少し、中高年でも未経験者が増えているという。同公民館は伝統文化の継承を目指し、講習会を開講している。

2012年12月2日(日)付