2012年12月16日付

スキー場　誘客と安全願う　大北農協　白馬で祈願祭
　大北農協（西山隆芳組合長）は13日、白馬村の平川神社八幡宮で今シーズンのスキー場の誘客・安全祈願祭を開いた。農業と観光業を主産業とする地域のＪＡとして、地域とともに活性化を願う恒例の神事。
　ことしはすでに十分な降雪に恵まれ白馬・小谷両村のスキー場がオープンし、幸先のいいシーズン入りとなっていることから、名称を雪乞いから「幸雪感謝祭」に変更して実施した。スキー場関係者や両村の行政、観光関係者ら30人余が出席して、今シーズンの安全を祈った。

感謝込めばち納め　松川響岳太鼓が演奏会
　松川村の「信濃国松川響岳太鼓」（茅野英太郎会長）は15日、ばち納め演奏会「心の響２０１２」を村すずの音ホールで開いた。地域への感謝を込めて、村内外から来場した約７５０人に迫力ある演奏を披露し、ことしを締めくくった。
　響岳太鼓はことし、被災地支援に対する米軍への感謝を込めた、アメリカでのコンサートに参加するなど、国内外で精力的な演奏活動を繰り広げた。子ども会も８月の全国大会県予選で、２年ぶり６度目の優勝を果たすなど活躍を見せた。
　演奏会は午前と午後合わせて３回公演。子どもから大人までメンバーたちが、代表曲「化心」や全国大会の課題曲などを披露し、太鼓の上で激しく乱舞するばちと、会場を揺るがす音色で来場者を魅了した。

優勝の記憶胸に巣立つ　北安南リトルシニア卒団式
　池田町・松川村の中学生で野球に取り組む北安南リトルシニア（久保田稔会長）はこのほど、平成24年度第４期生の卒団式を松川村多目的交流センターすずの音ホールで開いた。優勝の記憶を胸に、球児たちが巣立った。
ことしは松川中・高瀬中の３年生11人が卒団を迎えた。メンバーには恵まれていたものの、春季大会、夏季大会、東日本選抜と苦戦を重ねた末に、秋季大会で中南信ブロックの予選突破。新潟県で開かれたリトルシニア信越連盟秋季大会では、決勝戦でタイブレークの熱戦の末、悲願の初優勝を遂げた。
壇上には優勝旗が掲げられ、卒団生一人ひとりが、久保田会長から卒団証を受け取った。伊藤昌志監督のもと、「栄光への架け橋」を歌い、多くの人に支えられたシニアの３年間を振り返った。全員が高校でも野球の道を選ぶという。

衆院選きょう投開票　大型店等で呼びかけ
　衆議院議員総選挙が16日、投開票される。投票は各会場で午前７時から午後８時まで。
大北地域を含む長野２区には、共産党新人の北村正弘氏（50）＝松本市岡田＝、自民党新人の務台俊介氏（56）＝安曇野市豊科＝、日本維新の会新人の百瀬智之氏（29）＝同市穂高＝、幸福実現党新人の味岡淳二氏（53）＝塩尻市宗賀＝、民主党前職の下条みつ氏（56）松本市深志＝が立候補している。
投票日を控え、大町市内や池田町・松川村内で14日、街頭啓発活動が行われた。大型店等では、県や市町村職員、明るい選挙推進協議会委員らが来店者にティッシュなどを配り、投票行動を呼びかけた。

年末の犯罪被害防止　大町署と防犯協パトロール
　大町署と大町地区防犯協会は年末特別警戒期間中の14日、防犯パトロールを大町市内で行った。署員と会員約60人が犯罪の被害防止を図ろうと、市街地を巡回しながら無施錠の車などを確認し、ドライバーに注意を促した。
　参加者は班ごとに分かれ、懐中電灯を手に息を白くしながら夜の市街地をパトロール。無施錠の車を見つけると、「自動車の盗難や車上狙いが増えています」「エンジンキーを抜き、ドアには鍵をかけましょう」など、注意を呼び掛けるチラシを車体に置いた。
　同署によると、ことしに管内で発生した刑法犯罪のうち、特に車上狙いが目立つという。「被害防止のために貴重品に限らず、車内に物を置かないようにしてほしい」と呼びかけている。

「まちゼミ」で活性化　大町商議所がセミナー
　大町商工会議所はこのほど、「まちゼミ」を学ぶセミナーを開いた。愛知県岡崎市で商店街の活性化に取り組んだ岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎氏を講師に、商店街を活性化させるとして注目される取り組みの実例に触れた。
「まちゼミ」は、商店街の店舗を教室に、店の専門的な知識や技術を店主やスタッフが教える少人数の無料講座を開く取り組みで、岡崎から全国51エリアに広がった。