年の瀬に「火の用心」 大北各地で年末特別警戒
 大北各市町村の消防団は年末に合わせ、火の用心を呼びかける特別警戒に臨んでいる。大町市では初日の27日夜、牛越徹市長や消防委員らが市内全域の消防団詰め所27か所を巡視し、市民が安心して年末年始を迎えられるようにと激励した。
年末警戒は、空気が乾燥して火災が発生しやすく火を使う機会も多い年末に合わせ、各分団が詰め所などに30日まで待機し、巡回や啓発で地域の安全を守る。
大町市役所敷地内の消防団詰め所前では、本部分団員8人が待機。団員たちは市長や団長らに気を引き締めた警戒を誓った。
そば打ち技能習得 八坂中 18人が認定書授与
 大町市八坂中学校は2学期最終日の27日、同校音楽室でそば打ち技能認定式を行った。同市八坂支所の竹本明信支所長が来校し、3年間の中学生活を通し、地域の伝統文化の、そば打ち技能を習得したとして、18人の3年生に認定証を手渡した。
 夏休み前日の7月26日、地区内の約10eの畑にまいたソバを、生徒、職員ら総出で刈り取り、地元の名人を講師に、そば打ち技能実習を行った。毎年続けられている恒例の行事で、生徒らは3年目に認定証を受け取る。今年度までに346人が認定された。
縁起物目玉に超特大熊手 穂高神社 県内最大 限定1本販売
 穂高神社は、新年の縁起物販売の目玉として、高さ180a、重さ20`以上の豪華絢爛(けんらん)、超特大熊手を用意した。権宮司の穂高光雄さんは「県内で販売される熊手のなかでは最も大きいのでは。景気の回復がなかなか実感できないなか、大きな熊手で、大きく商売繁盛してもらいたい」と話す。超特大熊手は限定1本のみの販売。価格は5万円。神符授与所には置ききれないため、拝殿の参拝者休憩所前に飾られている。
東日本大震災の絵本62冊 労金大町支店が大北小中学校へ寄贈
 大町市の県労働金庫大町支店(竹内英樹支店長)はこのほど、地域貢献の一環として、大北地域の全小中学校や図書館などに、東日本大震災でわが子を失った母親たちがつづった絵本「ひまわりのおか」62冊を寄贈した。
 同大町支店は20年以上にわたり、例年開催している「ろうきんアニメまつり」で集まったカンパ金を、大北地域の福祉施設などに寄付してきた。ことしは、長野労金創立60周年を記念し、アニメまつりに加えお笑いライブも開催。例年以上に金額が寄せられたことから施設への寄付に併せ、本の寄贈を決めた。
 竹内支店長や県労働金庫理事の柳瀬一晃さんらが、大町市教育委員会を訪れ、荒井今朝一教育長に大町分の絵本を届けた。竹内支店長らは、将来を担う子どもたちに「震災を忘れずに、被災地支援の思いを持ち続けてもらいたい」との願いを込めた。
北ア山麓の少年ピアニスト 白馬北小6年 中村君ショパン国際コン全国へ
  白馬村八方口の白馬北小学校6年・中村右京君(12)は1月3日から、「第14回ショパン国際ピアノコンクールinAsia」全国大会(川崎市)の小学5・6年生部門に出場する。若手演奏家の登竜門として知られる大会に、北アルプス山麓の少年ピアニストが挑む。
中村君はことし11月に地区大会(新潟市)に出場。初めての挑戦で銅賞に輝き、全国大会への切符を手にした。全国ではアジア大会進出をかけ、地区大会を勝ち抜いた、全国の実力派100人以上と競う。
幅広い活用を期待 サンテインおたり プール跡地に多目的ホール

 小谷村のサンテインおたりで行われていた、温水プール跡地改修工事がこのほど完了し、明るい雰囲気の多目的ホールとして生まれ変わった。村では運動や生涯学習の新たな地域活動のよりどころとして、幅広い活用を期待している。
 プールはサンテインおたりの開業とともにオープン。村民の健康増進に寄与して来たが、北小谷観光交流センターの開設にともない、多目的施設への改修を決めた。
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12月の一覧

2012年12月29日(土)付