2013年１月４日付

年始冬のイベント続々　大町の観光地にぎわう
　年明けの三が日、冬の観光地がそろう大北地域では、年末年始休暇を雪国で過ごそうと訪れた観光客でにぎわった。スキー場などでは年始のイベントを開催し、来場者を歓迎した。
　大町市内の３スキー場では年末年始、市のキャラクター「おおまぴょん」と、県の観光キャラクター「アルクマ」が登場。訪れたスキー客に愛想を振りまいていた。３日はヤナバスキー場に２体が登場し、ゲレンデで子どもたちとかけっこをして楽しんでいた。

新春“初窯出し”で交流　池田町の相道寺焼
　池田町の相道寺焼（宮沢菊男窯元）で２日、恒例の「新年初窯出し」が行われた。窯元の生徒や陶芸愛好家ら仲間たちが集まり、窯から出されたばかりの作品を囲みながら、新春を祝った。
　作品は窯出しの出席者や町内の保育園児、小学生らが制作した花器や食器など、大小さまざまな約２００点。年末に窯入れされ１２２０度の高温で本焼き、ひびが入らないようにゆっくりと冷やされ、窯出しを迎えた。
　熱でとけた釉薬が相道寺焼ならではの素朴な色合いを出し、参加者は水玉模様の花器などを手にとりながら、互いの作品を愛でていた。

新春に雪上運動会　白馬五竜スキー場で
　白馬村の白馬五竜スキー場いいもりゲレンデで２日、「謹賀新年イベント」が開かれた。鏡開きや昔ながらのもちつき、家族対抗雪上運動会など多彩なイベントで新年を祝った。
　雪上運動会は県内外から訪れた、多数の家族連れが参加。親が子どもを乗せたタイヤチューブをひっぱる「そりレース対抗戦」、同スキー場のイベントでＭＣをつとめるマッスル力也さんの写真のポーズで点数を競う「かるた拾い」、雪の中の景品を探す「宝探し」など、雪国ならではの趣向をこらしたさまざまな種目を体験した。

栂池 “ガリガリ君”人気

　年末の29日には、小谷村の栂池高原にアイスクリームで知られる赤城乳業のイメージキャラクター「ガリガリ君」が登場。来場者にガリガリ君アイスのプレゼントがあり、握手・記念撮影会が行われて、人気を集めた。

自由に描いた芸術並ぶ　大町わちがいでこどもたち展
　大町市中央通りの、古民家を再生して作られた食事処（どころ）、創舎わちがい内のギャラリーは４月末まで、ちいさな芸術家わっこひろば宙（そら）のこどもたち展を開催中。野外自然体験や、音楽、ペインティング遊びなど、バリエーションに富んだ保育を通し、子どもたちの心の成長を促す保育施設、わっこひろば宙の園児らによる本年度の作品が展示されている。
　雨を題材にしたペインティングや、紙を貼って作ったランプシェード、フェルトのモビールなどが並び、園児らの楽しい生活がうかがえる。紙粘土作品や絵などを、とり、おおかみ、こびとなどテーマに沿って展示したブースもあり、見る人の想像力をかき立てる内容となっている。

大北のスキー場にぎわう　年末年始イベント多彩
　順調な降雪に恵まれて、大北地域の各スキー場では年末年始にかけて、年越しと新年を祝うイベントが開かれた。新年の幕開けをスキー場で迎えようと訪れた県内外の多数のスキー客でにぎわった。

白馬47 元日福々まつり

　このうち白馬村の白馬47スキー場では１日、「２０１３元日福々まつり」と題し、酒の振る舞いや餅つきなどさまざまなイベントを展開、スキー客が正月の醍醐味（だいごみ）を満喫した。