地域の発展 新年に誓い 本社主催 賀詞交歓会200人出席

 大糸タイムス社主催・平成25年第30回新春賀詞交歓会は11日、大町市大町温泉郷の黒部観光ホテルで開かれた。行政や商工団体など大北地域の官民各界から約200人が出席。新年の始まりに、力を合わせて地域の発展に取り組むことを誓い合った。
 会場には県現地機関や大北5市町村の幹部、地元選出の国県会議員、経済団体や企業などの代表者らが列席。経済・政治さまざまな話題を交え、年始のあいさつを交わした。
スキー場 年末年始にぎわう 白馬、小谷で入り込み増

 白馬村と小谷村は10日までに、両村内9スキー場の年末年始(12月27日〜1月5日)の入り込み数を取りまとめた。今シーズンは例年より早い降雪や曜日の並びなどに恵まれ、全スキー場で昨シーズンを上回った。
 期間中は年末に天候不順の影響で軒並み落ち込んだものの、5日までにかけて順調に客足が回復した。降雪に恵まれた一部スキー場が早期に開業したため、観光客への周知が進んだことも、増加につながったとみられる。
無病息災 繭玉に込めて 大町 鹿島荘 市内各地へ寄贈

 大町市大新田町の北アルプス広域連合養護老人ホーム鹿島荘(大日方宗仁所長)は11日、豊作を願う新年の縁起物、繭玉作りを行った。無病息災と五穀豊穣の願いを込め、地域の施設に贈った。
 利用者と職員は、米の粉を食紅で赤、緑、黄色に色づけ、繭や野菜、えとのヘビにかたどった。完成した色とりどりの繭玉を木の枝に飾りつけ、「これは子どものところに行くから、かわいくしないとね」など温かい気持ちを込めていた。
「塩の道歩き」魅力紹介 白馬村 田中さんガイド本出版
 白馬村の民俗・日本思想史家、田中欣一さんはこのほど、信越120`の塩の道歩きを楽しむための本「塩の道歩けば旅びと・千国街道をゆく」を出版した。便利な車社会になり、諸国の中でも特に歩く機会が少なくなっている現代日本の姿に警鐘を鳴らし、「道の声を聴こう」と、歩くことで昔を学ぶ塩の道の魅力を紹介している。
 田中さんは「古代からの歴史ある道は地域の財産」という思いから、三十数年前に、かつて松本平と新潟県を結び、塩などを運んだ古道・千国街道を「塩の道」と命名。塩の道を歩きながら、塩の道の歴史文化を伝える活動を続けてきた。田中さんの呼びかけで始まった小谷・白馬・大町を3日間かけて歩く塩の道祭りは、毎年数千人が参加する一大イベントとなっている。
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1月の一覧
「巡礼バス」アナウンスCD化 アニメおねがい☆ティーチャー 木崎湖舞台 再来訪のきっかけに
 大町市木崎湖が舞台となったアニメ「おねがい☆ティーチャー」の放映10周年を記念して市内で運行された「巡礼バス」で流されたアナウンス音源が、限定受注生産でのCD化が決定した。全国的にアニメ舞台の地域活性化が広がる中でも、地元中心の企画を版元側が着目して商品化する例は珍しく、注目を裏付ける事例となりそうだ。
 CDは3月22日発売で、約40分3150円。購入予約は1月29日まで、フェアのホームページから。フェアでは、ブルーレイBOXとのセットや限定Tシャツ、サイクルジャージなども販売する。
http://shop.bandaivisual.co.jp/feature/087.html
現役選手の活動支援 大町高OB同好会 スキー部に激励金
 大町高校のスキー部OBを中心に卒業生でつくる、大町高等学校OBスキー同好会(矢口富士郎会長)は9日、同校スキー部に激励金30万円を贈った。
矢口会長と田原一正事務局長が同校を訪ね、宮嶋風太部長=小谷村蕨平=らに激励金を手渡した。部費として有効に活用する。
 同校スキー部は現在、アルペンの宮嶋部長、同じく小山実優選手=白馬村八方=、ジャンプの深沢昴楠選手=小谷村川内=の1年生3人。宮嶋部長は「先輩の応援はとてもうれしい。伝統をつくれるよう、大会を頑張って、少しでも上位になれるように頑張りたい」と感謝を述べた。

2013年1月12日(土)付