幸願う萬物作り 池田町 金の鈴生産組合

 池田町金の鈴生産組合は11日スペースゼロで、萬物作りを行った。1年間の願い事や目標を四字熟語で書きつづった「萬物作」を組合員が和紙に清書した。
 「家運隆盛」「心身健勝」などと書かれた紙が農家、商売、役場、一般用に4種類、150枚用意され、役場や各店舗、個人に配られる。会場では、合わせて配布するまゆ玉作りが行われた。まゆ玉はビーツや小松菜などの安心安全な食材を使って、組合員らの手によって丁寧に作られた。 萬物作りは小正月の伝統行事の一つで、昔の伝統をつなげていきたいと同組合で10年間続けている。
「痛板」白馬に集合 ゲレンデジャックオフ
 スキーやスノーボードをアニメなどのキャラクターでデコレーションする「痛板」が集う、「第3回ゲレンデジャックオフ会(JIBA・日本痛板協会)」が12日から14日まで、白馬村近隣のスキー場で開かれている。色とりどりの可愛らしい絵柄の板が、スキー場内の注目を集めていた。
 初日の白馬さのさかスキー場には、アニメや前面に張った工夫をこらした痛板約150本が並んだ。全国から集った愛好者がお互いの板を眺めて交流を深めたり、みんなでいっせいに滑って楽しんだ。
オフ会は、ネットで集った仲間たちの輪をきっかけに、規模を広げて3年目。年々参加者を増やし、リフトをアニメ絵でデコレーションするなどスキー場の支援体制も整ってきた。
滑り楽しむゲレンデ 大町東小児童そり教室
 大町市東小学校1、2年生は11日、同市爺ガ岳スキー場ちびっこゲレンデでそり教室を開いた。2年生が主導となり、司会や進行などを担当。1日中そり遊びやレクリエーションで交流し、自然の中で思いっきり楽しんだ。
 氷点下9度まで冷え込み、うっすらと積もった雪でそり遊びには絶好のロケーション。太陽も顔をのぞかせ、児童らは寒さも気にならない様子で、頬を上気させながら、何度も大形の移動用乗り物、トロイカに乗り込み、雪煙を上げてゲレンデをそりで滑走した。2年生の原麻紘さん(8)は、長い斜面を一気に滑り降り「スピードが楽しい」とうれしそうに話した。
甘いイチゴ摘み取り 松川 かぼちゃやま農場
 松川村の観光農園「かぼちゃやま農場」(梨子田文明代表)で12日から、イチゴの摘み取り体験が始まった。初日から家族連れなど多くの来場者が訪れ、ビニールハウス内で真っ赤に色づいた果実をほおばっていた。
 農園によると、ことしは日照不足や寒さの影響で例年と比べ、1週間ほど遅めのオープン。7月上旬ころまで営業期間中、甘みが強い「章姫」など2万5000株が観光客などを迎える。
 ハウス内では、来場者が赤い果実を選びながら摘み取り、新鮮なイチゴをかじり「甘くておいしい。また来たい」と顔をほころばせていた。
森林振興大北3団体に 県ふるさと森林づくり賞
 県内の森林整備や林業の振興に貢献があった個人団体を表彰する、「県ふるさとの森林づくり賞」の表彰式が11日、県庁で開かれた。大北地域からは大町市の美麻ジビエ振興会と池田町の坂下自治会、小谷村の「深山遊園北野の郷」3団体が、地元の特性を生かした、地域ぐるみの活動が認められ、受賞を果たした。
 このうち、県特用林産振興会長賞を受賞した「深山遊園北野の郷」は、中小谷北野地区の住民有志らでつくり、ヤマブドウ園やサルナシ園の造成、自然体験ツアーなど活動。地域の共有林と県有林合わせて約30fをフィールドに、里山の保全や林地の活用に向けた取り組みを続ける。
個性あふれる作品並ぶ 大町市ギャラリー・い〜ずら 八坂小中が学校展

 大町市教委が同市仁科町のギャラリー・い〜ずらで開いている市内学校展は、11日〜14まで八坂小中学校。書き初めや絵画、工作のほか、バッグなどの手芸や手の塑像、段ボールで作ったパズルなど、児童、生徒らの個性あふれる作品が並んだ。
 中学生全校が取り組んだ新聞制作は、ニュースに使われるマスコミ用語を解説した用語新聞や、税の使われ方などを調べた税新聞、髪型などイラスト付きで解説した江戸の女性新聞など、さまざまなジャンルのものが壁にずらりと貼られた。
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2013年1月13日(日)付