スノーシューで散策 白馬高環境学習 自然と雪の性質理解
 白馬村の白馬高校のアルプスコースで学ぶ3年生16人はこのほど、白馬47スキー場で本年度最後の環境学習を行った。同校の北原正宣外部講師の案内で、雪のブナ林をスノーシューで散策しながら冬山の自然環境と雪の性質について理解を深めた。
 授業の総まとめのテーマは「郷土の自然に親しみながら五感を使って生きる力をはぐくむ」。最初に天気図を見て、現在の天候状況や見通しを予測した。高気圧や低気圧の位置関係、なぜ白馬山麓に雪が多いのか、具体的な質問を投げかけながら広い視野で概況をつかむ方法を学んだ。
「地域の宝」防火に結束 大町の盛蓮寺で訓練
 文化財防火デーの26日、観音堂が国の重要文化財に指定される大町市社曽根原の盛蓮寺で防火訓練があった。大町署や市消防団、地元住民ら約100人が参加した。昨年8月、近くの国宝・仁科神明宮境内の社務所で火災が発生していることもあり、参加者の表情には緊張感が漂い、地域の宝である文化財の防火意識をさらに強くしていた。
 庫裏厨房から出火し、本堂に延焼した想定で行われた。地元分団を中心にポンプ車など消防車両7台が出動、防火水槽から迅速にホースを延長し目標物めがけ実際に放水した。地元住民たちは境内に備えてある放水銃を構えた。
親子でせっけんづくり 大町市 わっこひろば宙
 大町市俵町の民間保育施設わっこひろば宙(山田康代表)で24日、せっけんづくりのワークショップが行われ、6組の親子がせっけんづくりを楽しんだ。
 指導したのは市在住の村上とも子さん。パーム油の洗たくせっけんにヨモギのエキスを抽出した温泉の湯を加えながらこねて固め、手頃な大きさにまとめた素材に保湿力のあるカレンデュラや炎症効果のあるヨモギ、温泉成分のある湯の花の粉末を素材に練り込んだ。
 クッキー状に切られた淡い黄色や緑、ピンク色のせっけんのほか、ハート型に型抜きしたり、花やキャンディーに見立てたりしながら個性的なせっけんを作った。
白銀の公園に笑顔 キッズスノーパーク
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で26日、「キッズスノーパーク」が登場した。スノーモービルの動力を使い雪原を走り抜ける「スノーチューブ・ライド」など普段は体験できない雪遊びの数々に子どもたちの笑顔が広がっている。
27日午前11時半からは、そば処しみずの協力でそばの振る舞いを予定している。
 人気の「スノーチューブ・ライド」。スノーチューブにまたがった子どもたちは、スノーモービルに引っ張られ、周回500bのコースに繰り出した。これまで体験したことのないスピードや滑りに大きな歓声があがっていた。
寒さ吹き飛ばし元気 小谷保育園で雪上運動会

 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)でこのほど、雪上運動会が開かれた。厳しい豪雪地の小谷で、雪国ならではの自然環境を生かして冬の自然に積極的に親しみ、すこやかな子どもをはぐくもうと毎年行われている名物行事。園児は寒さを吹き飛ばす勢いで、冬ならではの競技を元気いっぱいに楽しんだ。
白馬村八方 外国人受け入れ充実 セブン銀行ATM設置
 白馬村八方インフォメーション内にこのほど、セブンイレブンにあるセブン銀行のATMが設置されることになった。増加する外国人観光客の受け入れ基盤を充実させ、利便性を高める取り組み。26日から本格的に稼働する。
 八方地区から外国人が利用できる郵便局やセブン銀行のATMまでは、歩いていくのに遠く、地元から設置が強く望まれていた。同施設はバスターミナルの待合、リフトチケット・バスチケット販売やゲレンデ情報の提供、宿泊のあっせんなど幅広い業務を行う総合案内所。
 白馬村や八方の観光拠点として、外国人の利用も多い。設置により、外国で発行されたクレジットカードや「PLUS」や「Cirrus」などのマークがついた国際キャッシュカードを使って、現金を引き出せるようになった。
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2013年1月27日(日)付