手づくりのあたたかさ評判 道の駅おたり ぼろ織りストラップ発売
 小谷村の道の駅おたりでこのほど、ぼろ織りで作ったカメラのストラップと、携帯用ストラップが発売された。同村の伝統工芸を現在の生活様式にマッチさせた、おしゃれな作品を開発。デザインの美しさと手作りのあたたかな風合いが評判を呼んでいる。
 ぼろ織りは昔の着物や野良着などの古布を細く裂き、はた織り機で新たな布を織り込む伝統工芸。村と村の有志は「小谷ぼろ織りの会」を立ち上げ、作り手の養成と、メンバーが製作した商品販売を行っている。
 ストラップは地域おこし協力隊の隊員と、ぼろ織りの会の新規メンバーが考案した。「若い人の感性でぼろ織りのいろいろな可能性が広がった」と、評判も上々だ。今後もアイデアを結集し、新たな特産品開発につなげたいとしている。
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2月の一覧
男性客に感謝のチョコ 大町 上原の湯でバレンタイン
 2月14日はバレンタインデー。日本では女性が意中の人や身近な男性にチョコレートを贈る行事として定着し、市内各地の商店などでも、チョコをプレゼントする企画で季節のイベントを楽しんでいる。
 大町市平の市民浴場・上原の湯では、来店した男性客に、チョコが入った袋をプレゼントした=写真。受け取った男性客は照れたように「来月はお礼を考えなくちゃ」などと喜んでいた。
 日頃訪れている利用者に感謝の気持ちを込めて、市内の製菓業者に特別に依頼して約250個を作ったもの。3月のホワイトデーには、女性客向けにクッキーを贈る企画も考えている。袋を手渡した女性職員は「感謝のしるし。義理より、ランクは上です」と笑顔。
米麹で作る甘酒発売 大町 北安醸造 初の試み
 大町市の酒蔵・北安醸造(伊藤敬一郎社長)は14日、新商品「蔵づくり あまざけ」を発売した。米麹(こうじ)だけで作られた甘酒、アルコールは含まれていない。
大正12年創業の同社が、甘酒を発売するのは「おそらく初めて」と伊藤社長。酒かすを煮て、砂糖を加えた甘酒とは異なり、「蔵づくり あまざけ」は酒造りと同じ工程で米麹を作り、デンプン質を糖化させている。砂糖などを加えないので、くどみのない、自然な甘さが特長。
シーズン最後の穴釣り 大町 中綱湖17日まで
 大町市の中綱湖で7シーズンぶりに解禁されたワカサギの穴釣りが17日、最終日を迎える。湖を管理する青木湖漁業協同組合によると、今シーズンの釣り客は、1月22日の解禁初日から最終日までに、延べ約1000人に上りそうだ。
湖面では15日、雪がしんしんと降るなか、釣り客たちが湖中央付近にテントを張り、厚さ30〜35aの氷に穴をあけて、釣り糸を垂らしていた。なかには漁協の組合員からアドバイスを受けながらさおの感触に集中し、大ぶりのワカサギをつり上げて喜ぶ姿もあった。
同漁協の太谷正祥組合長は「期待通り、県内外から多くの釣り客が来てくれた。来シーズンも早めに硬い氷が張ってくれれば」と話した。
バランスとれた心と身体 はくば塾で健康づくり講座

 白馬村公民館の生涯学習公開講座「はくば塾」の教養編がこのほど、同村保健福祉センター学習室で開かれた。村内で整体院を営む河合秀治さんを講師に「心と身体のバランスのとり方・楽しい毎日のために」と題し、心と身体の両面が整った健康づくりについて理解を深めた。
雪像囲みにぎやかに 小谷村黒川 住民手作り雪祭り
 小谷村黒川地区でこのほど、住民手作りの雪祭りが行われた。冬場の地域の交流を深めようと、有志の呼びかけで始まった祭り。大きな雪像やかまくらを作り、雪像を囲んでにぎやかに楽しんだ。
 雪像づくりは前日から行われた。会場は集落の20eの広さの共同畑。重機や除雪機を使って踏み固め、かまくら製造機でかまくら2基と、高さ4bの巨大雪だるまを作った。
 雪祭りは3連休で帰省した集落の住民も参加し、近隣の集落にも参加を呼びかけてにぎやかに行われた。黒川自慢の雪像に、集まった人たちは驚き、写真を撮ったりかまくらの中に入ってみたりと、冬ならではの風情を堪能していた。それぞれの家庭から持ち寄った料理も好評で、舌鼓を打ちながら地域の絆を深めていた。

2013年2月16日(土)付