雪国生活体験し定住促進 大町で暮らし拝見ツアー
 大町市は23、24の両日、市内への移住希望者を対象にした「大町暮らし拝見ツアー冬=vを開いた。移住者の先輩を講師に、雪国ならではの生活を体験してもらい、定住促進につなげる昨年秋に続いて2度目の試みだ。
参加者は東京都や大阪府、愛知県など都市部の住民を中心とした10組約20人。市内へ移住した住民の住宅や公共施設を訪問し、経験談や生活に関するアドバイスを聞き取ったり、特産品の食事など楽しんだ。24日は美麻地区のふたえ市民農園で、雪かきを体験。家族連れが前日から降り積もった雪にスコップをつきたて、雪国の苦労を学んでいた。
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2月の一覧
ふるさとテーマに舞台 田楽座公演大町で
 伊那市の歌舞劇団・田楽座による公演が24日、大町市文化会館で開かれた。地元出身の前座長・松田満夫さん(70)らが出演し、「ふるさと」をテーマに祭りや民俗芸能をステージで披露、会場を沸かせた。
 ステージは特別出演を目指して練習を重ねてきた、地元の小中学生による太鼓の演奏で幕開け。来場者を交えた滑稽な掛け合いや、舞台を所せましと踊る出演者に、観衆から大きな笑い声や拍手が起こった。
 大町公演は、市内の住民有志らでつくる「田楽座を大町で楽しむじゃね〜会」が主催。観劇と演奏を通じて、地域の子どもたちに郷土愛を育んでもらおうと、昨年からワークショップを開催してきた。
 ゲレンデでは一般公募で集まったスキーヤーが幻想的な光の列を作ったたいまつ滑走、特設ジャンプ台で名物の「火の輪くぐり」のパフォーマンスが繰り広げられた。
 新企画の圧雪車によるピステンパレードでは、車両を回転させたりフォーメーションを組んだりと華麗な技を見せ、日ごろ裏方としてゲレンデを支える人々の意外な一面に会場が沸いていた。
 フィナーレは約1000発の打ち上げ花火が白銀の夜空に打ち上げられた。松川松川響岳太鼓の勇壮な演奏と花火のみごとな競演に、観客は寒さも忘れて見入っていた。
祭り一色 栂池高原 雪の祭典&ウルトラ感謝祭
 小谷村の栂池高原スキー場で23日、「第42回栂池高原雪の祭典&ウルトラ感謝祭」が開かれた。白馬山ろくスキー伝来100周年の節目を祝うイベントを多数実施。国内外からの多くのスキー客が、朝から夜まで祭り一色の栂池高原スキー場を満喫した。
 昼の部は同村の有志でつくる「一本ぞり保存会」による一本ぞり滑走のデモンストレーション、もちやアイスの振る舞い、リフト券を購入した人を対象に豪華賞品が当たる大抽選会が行われた。
 夜の部はつめかけた観客が見守る中、鏡開きで祭りが開幕。特産品の栂池サイダーとともにその場で振る舞われた。
色とりどり480点一堂に
池田町・浅原六朗文学記念館 昨年のてるてる坊主アート作品

 池田町図書館に隣接する浅原六朗文学記念館に「2012池田町てるてる坊主アート展」に出展された作品480点が一堂に展示されている。
入賞作5部門、芸術部門、一般部門、子ども部門、ファミリー部門、造書部門の5部門の全作品が、館内の階段から2階にかけてずらりとぶら下がっている様は壮観。「てるてる坊主の館」にふさわしい、色とりどりのユニークなてるてる坊主たちが来館者を迎える。
称号目指し試験に臨む 信濃おおまち達人検定に61人
 ことしで3回目を迎える信濃おおまち達人検定が23日、サン・アルプス大町で開かれた。超難問をそろえた新設の上級コースに13人、初級・中級の基本コースに48人が挑戦、達人の称号を目指し試験に臨んだ。
新設された上級コースは、中級合格者が対象。「木崎湖は江戸時代までなんと呼称されていたか」「霊松寺30代住職で廃仏毀釈(きしゃく)に断固反対したのは誰か」「大町市の初代市長は誰」など難問を出題している。
 昨年の基本コース中級は54人が挑戦して24人の合格にとどまった、中級ですら合格率44%の狭き門。上級コース挑戦者のうち何人が合格するかに注目が集まっている。合否の発表は3月11日以降、本人に直接通知される。

2013年2月26日(火)付