リーゼンスラローム熱戦 白馬八方 伝統のスキー大会 白馬村の八方尾根スキー場を会場に7日と8日、「第67回八方尾根リーゼンスラローム大会」が開かれた。ことしは同大会の開拓者で現在の白馬山岳リゾートの礎を築いた、福岡孝行氏の生誕100年の記念の節目にあたる。昨年を上回る730人余がエントリーし、熱戦を繰り広げた。 開会式で選手を代表し木村俊人さんが「伝統ある大会に参加できることを誇りに思い、精いっぱいスタートバーを切り、楽しみ無事にゴールすることを誓います」と力強い選手宣誓を行った。早朝から快晴に恵まれ、絶好のコースコンディションのなか、競技がスタートした。 |
緻密なセル画15点 松川村の宮田さん作品展 松川村のすずの音ホールで、アニメの絵をモチーフにしたセル画の作品展が31日まで行われている。板取の宮田進次さん(56)が長年取り組んできた作品のうち、15点を展示している。 セル画は、透明のセルロイド板の表に輪郭を描き、裏から水彩アクリルで色づけする特殊な技法を用いる。出来上がりを考慮しながら制作するため、細やかさと集中力が求められる。一つの作品に数か月かかることもあるという。宮田さんは20歳の頃からセル画を描き始めた。 |
絵本の原画や書展示 山風舎 革工芸作家の作品も 池田 池田町会染の山風舎で、空創物語作家愛芽さんによる絵本「鬼との十三の約束〜蒼(あお)の大地」の原画展が20日まで行われている。同絵本を原作とした舞台「蒼の大地〜今、ひとつになりて、行かん〜」を全国で展開中の愛知県の和太鼓集団「志多ら」によるプロモーション原画展。 神々と人間との約束を描いた絵本の中から、ほのぼのとした淡いタッチの原画や書など20点余りを展示。革工芸作家の保田芳文さんによる革製品の展示販売も同時開催中。 |
フクジュソウ咲き始め 白馬、小谷に春の便り 豪雪地白馬、小谷の両村でフクジュソウが顔をのぞかせ始め、春の便りを届けている。 白馬村大出地区では和風茶屋「かっぱ亭」の裏斜面に、暖かな陽気に誘われるようにつぼみがふくらみ、かれんな花を咲かせ始めた。昔ながらの農村の原風景と白馬三山を望む白馬の代表的観光名所「大出のつり橋」の近くにある群生地で、地域の人に大切に見守られながら、毎年多くの人の目を楽しませている。 |
TPP交渉参加 反対決議 大町でJA大北緊急集会 TPP(環太平洋経済連携協定)への日本の交渉参加をめぐり、JA大北とJA大北農政協議会は8日、交渉参加に反対する緊急集会を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。組合員や生産者ら約100人が参加し、交渉参加断固阻止を求める特別決議を採択した。 JAグループでは、日米首脳会談における共同声明について「聖域なき関税撤廃が前提としか考えられない」とし、関税撤廃が前提ではないとする国の認識を否定。与党は農業重要品目の除外や食の安全など政権公約6項目を順守すべきとした。特別決議では、政府が総理に一任し交渉参加の判断を拙速に行うことは容認できないと指摘。この状況の中での交渉参加を絶対阻止するとした。 |
身近な課題の議論傍聴 大町北小6年が市議会見学 大町市の大町北小学校6年生3クラス77人は5日、開会中の市議会3月定例会を傍聴した。社会科の公民の授業として、身近な問題を行政と市会議員が議論する場を実感した。 同学年はこれまで、公民の分野などで日本の地方自治や国政について勉強。修学旅行での国会議事堂見学など、国から身近な地方自治体まで自治の姿を学んできた。これまでの学習のまとめとして、市民の生活の向上をめざし身近な課題を議論している様子を見学しようと訪れた。 |
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2013年3月9日(土)付