スキー場夜祭り 最後飾る 白馬五竜スノーフェス


 白馬村の白馬五竜スキー場で9日、恒例の「白馬五竜スノーフェスティバル」が開かれた。シーズンの白馬・小谷スキー場で実施される夜の祭りはこのイベントが最後。多数の来場者が、冬シーズンを締めくくる多数の催しを楽しんだ。
自然生かし雪遊び″・活 小谷の地域づくり応援団

 小谷村の白銀の世界をフィールドに9、10の両日、婚活イベントの「雪遊び婚in小谷村」が開かれた。同村の地域づくり応援団のメンバーや若者有志が中心となって、独身男女に出会いの場を提供している婚活応援企画の第2弾。「大人がはしゃぐ雪遊び」を合言葉に、雪遊びやスノーシューを使ったイベントで盛り上げた。
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3月の一覧
アルミ缶収益 被災地に 大町一中生が義援金

 大町市の大町第一中学校生徒会は8日、生徒が集めたアルミ缶の収益の一部3万3698円を東日本大震災の義援金として送った。
同校では毎年、生徒会で呼び掛けてアルミ缶を集め、福祉施設へ車いすを贈るなど活用している。昨年から一部を義援金として被災地に送る取り組みを行っている。
復興・原発ゼロ訴える 大町市内でデモ行進
 3・11東日本大震災、福島第一原子力発電所事故から2年を迎え、大町市内では10日、震災復興・原発ゼロを掲げた集会が開かれた。大北地域の住民ら約120人が参加し「震災復興を急ぎ、いますぐ原発ゼロの決断を求める決議」を採択、大町駅前を発着地点としたデモ行進を行った。
 国内すべての原子炉の廃止や再生可能エネルギーへの転換、放射能汚染の早期除去、復興の速度加速などの声をあげながら行進した。
 大北でのデモ行進など集会は今回で3回目。実行委員長の山極巌さんは「どうしてこのような事態になったのかを考えてもらいたい。自然エネルギーの開発研究など怠ってきたのでは」など原発ゼロの姿勢を強調した。
ホテル夢の湯 音楽通じ被災者支援 チャリティーコンサート
 大町温泉郷のホテル夢の湯(中村豊社長)で10日、東日本大震災チャリティーコンサートが開かれた。中村豊さん率いる「白馬おじさんバンド」などが出演、会場となったホテルロビーには、多くの市民らが詰めかけ、音楽を通じて被災者支援の思いをひとつにした。
 カントリーの名曲やおなじみのポップスに入場者からは手拍子が上がるなど盛り上がりを見せた。
 チャリティーコンサートは、中村さんら温泉郷の有志で立ち上げた「大町温泉郷スマイル倶楽部」の大震災・福島原発事故被災者招待事業の一環として開催した。
 同事業は、原発事故により故郷を追われ、仮設住宅での生活を余儀なくされている福島県飯舘村の被災者を4下旬、大町温泉郷に招待する計画だ。
 白馬おじさんバンドは大町のほか、被災地や県外での公演も予定、収益は同事業に充てる。中村さんは「仮設住宅の人たちは皆、引きこもりがちになっていると聞く。温泉郷や住民など地域一丸となって被災者を招待したい」と被災者に元気を届けるためのもてなしに向け準備を進めている。
大北も祈り 被災地復興願う 東日本大震災から2年
 11日午後2時46分、東日本大震災の発生から2年の節目を迎えた。大北地域の事業所などでも黙とうが行われ、亡くなった多くの犠牲者を悼み、一刻も早い被災地の復興を願った。
大町市役所では、館内放送が行われ黙とうが呼び掛けられた。職員は業務の手を止め、静かに1分間の祈りをささげた。
2年前に市議会定例会の議場で揺れを感じた牛越徹市長は当時を思い返し、「改めて被害の大きさを思い出す。遠い昔のようだが、いまだ被災地では不安な生活を重ねている方がいらっしゃる。一日も早い復興を祈る」と話し、「災害の記憶を風化させてはいけない。改めて防災行政に力を入れたい」と述べた。

2013年3月12日(火)付