10歳区切り 親に感謝 小谷小「2分の1成人式」
 小谷村の小谷小学校の4年生24人がこのほど、成人式の20歳の半分・10歳を区切りとした「二分の一成人式」を行った。保護者らを招待してともにこれまでの10年間をふり返り、成長を見守り支えてくれた感謝の気持ちなどを発表した。
 「心も体もこんなに大きくなりました。育ててくれた感謝の気持ちをこめて、できるようになったことを発表します」と呼びかけ、マット運動や縄跳び、ピアノや自分の描いた絵や手作り作品の披露などで、成長した姿を見てもらった。
開店10周年 イベント盛況 池田「安曇の館松倉」
 池田町会染渋田見の宿・食事処「安曇の館 松倉」(松倉康文店主)の開店10周年記念イベントが10日、林中の多目的研修センターで開かれた。NHKのど自慢県大会チャンピオンの平野泰成さん(大町市)や大道芸世界一の称号を手にした県内出身のパフォーマーのステージに、町内外から100人を超える来場があり盛り上がりを見せた=写真。
 記念イベントは、これまでの感謝の気持ちを込め開催、質の高いステージに来場者からは大きな拍手があがっていた。
雨風の中見事な滑り披露 大町市民スキー大会
 平成24年度大町市民スキー大会(大町市、市教育委員会、市体育協会主催)が10日、鹿島槍スキー場で開かれた。年長から70代まで約100人の市民スキーヤーが出場、大回転競技で競った。雨風ともに強く、ガスが立ち込める悪条件下、卓越した技術ではねのけ、見事な滑りを披露した。
同大会は、平成24年度大町市民スポーツ祭冬季大会として開催、全長980b、標高差120b、旗門18のコースで争われた。満足の滑りができなかった選手はレース終了後に悔し涙を流すなど真剣勝負が繰り広げられた。

2013年3月13日(水)付


伝統食やしょうま*。わう 白馬の子育て支援ルーム
 白馬村の子育て支援ルームでこのほど、食育活動「やしょうまを食べよう」会が開かれた。子どもたちに小さなころから伝統食に親しんでもらい、家庭にも伝えていく企画。同村の食生活改善推進協議会白馬支部の八方口地区と深空地区の会員が手作りしたやしょうまを味わいながら、やしょうまの由来や昔の暮らしにふれた。
 やしょうまは、お釈迦様の命日である涅槃会(ねはんえ)に供える、米の粉で作った料理。同村では月遅れの3月15日に行う家庭が大半。メンバーは参加者に作り方の実演をしながらやしょうまについて説明した。
 やしょうまができるまでの過程に親子は興味津々の様子。糸で切り分けると、色鮮やかな花模様のやしょうまができ、歓声があがっていた。
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3月の一覧
信州の四季シリーズ・春 大町の宮田さん写真展 池田町「かたせ」
 池田町会染の「手打そば かたせ」は、大町市出身の写真家・宮田紘一さんによる作品展「信州四季逍遥〜春」を開いている。春夏秋冬をそれぞれ、4回にわたって開催するシリーズ展の第1回。
池田町陸郷で桜に降る雪をとらえた「なごり雪」、明け方の大峰高原から山並みを望んだ「あさぼらけ」、大町観光道路からの眺望を広角レンズで切り取った「春光」ほか、全13点を展示。木々や花々の生命力、空、雪、水が織り成す一瞬のきらめきが印象的。「写真に興味の無い人や、観光客も多く利用する人気そば店が会場ですから、写真を通して、信州の原風景の素晴らしさを見てもらえたらうれしい」と宮田さん。撮影地は大北と松本地域が中心。
鎮魂と復興へ「絆の火」 大町市塩満会 灯明並べ祈りささげる
東日本大震災から2年の節目を迎えた11日、大町市白塩町の青年団OBらによる「塩満(えんまん)会」(原大三会長)はキャンドルで復興を祈る「絆の火」を公民館や住民宅で行った。「絆」の文字をキャンドルでともし、地域を挙げて鎮魂と復興への祈りをささげた。
公民館には、会員や住民約30人が訪れ、200個のペットボトルで作った円柱形の灯明を「絆」の字に並べた。灯明に参加者が次々に点火し、1分間の黙とうをささげ、地震や津波で亡くなった犠牲者を悼み、被災地の復興へ思いをめぐらせた。
地域の絆を大切にしている同会では、町を挙げて復興を祈ろうという声を受け、同会が中心となって住民に声をかけ、昨年に続いて実施。住民の協力を得て町内約90軒の住宅や生活道路にも灯明を配し、ともに祈りを込めた。