3世代で近隣住民と親睦 大町 神栄町公民館で交流会
 大町市神栄町の小地域福祉ネットワークたんぽぽの会はこのほど、同町公民館で会食や体操、ゲームなどによる3世代交流会を開いた。子どもからお年寄りまで42人の参加者が世代を超えて交流、親睦を深めた。
 参加者らは、お手玉を段ボールの的に向かって投げ、得点を競うゲームや簡単な手遊び、音楽に合わせて体を動かす体操などを楽しんだ。市の保健師による尿検査や血圧測定も行われ、保健師はみそ汁の塩分濃度を測定し、塩分の取りすぎなどが健康に及ぼす問題などを分かりやすく説明した。
 女性部の協力でカレーやサラダ、ヨーグルトポンチなどの昼食を取り、東小PTAによるビンゴゲームや、元音楽教諭の江端昭二さんによる唱歌指導など盛りだくさんの催しで盛り上がった。たんぽぽの会の富田和子会長は「隣近所のお付き合いも希薄化する近頃、少しでもこういった機会に出かけて親睦を深めてほしい」と話していた。
「子宝」縁起の鳥 飛来 大町に天然記念物コウノトリ
 大町市平西原のハス田に13日、国特別天然記念物のコウノトリが訪れた。市内での観察は平成22年から3年ぶり。伝承で「子宝」を運ぶとされる貴重な鳥の飛来は、住民増を願う地域にとって縁起のいい話題となりそうだ。
コウノトリは、降りしきる春の雨や伝え聞き訪れた人の姿も気にしない様子で、ハス田にくちばしを刺しドジョウなどをついばんでいた。
左脚の足環は上から黒・青・黄の3色、右脚の黒い2つの足環には「J0016」の個体番号が刻印されている。平成21年4月に兵庫県豊岡市野上で野外繁殖して生まれ、6月に巣立ちしたメスの個体とみられる。
コウノトリは全長1b数十aのツルに似た鳥で、白い体に黒い羽先と赤い脚を備える。野生種は失われ、人工繁殖と放鳥による再野生化の取り組みが行われている。
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3月の一覧
力作並べ活動成果たたえる 大町市 陶芸の家が閉講式
 大町市陶芸の家(腰山馨会長、会員40人)は14日、本年度の閉講式を開いた。力作を並べて鑑賞し、活動の成果をたたえあった。
本年度は80日間の活動を実施し、年に18回の窯出しを行った。皆勤賞3人を表彰。焼きあがったお皿や湯のみ、花びん、人形などの作品を並べ、会員は互いの出来栄えに目を細めた。
同施設は、高齢者の生きがいづくりと交流を目的に昭和49年に「老人陶芸の家」としてスタートした事業。作品作りや子どもたちへの指導などを通し、幅広い層を対象に交流を深めた。
スキー技術指導で交流 白馬高部員と白馬小児童
 白馬村の白馬高校スキー部の部員が白馬北小学校の児童にスキー指導をする初の交流会がこのほど、北小校庭で開かれた。白馬高は中学校と連携し、地域一体となった教育活動を推進する取り組みを行ってきたが、小学校との交流はこれまでになく、小高連携の新たな形を築く機会となった。
 交流会はクロスカントリースキーで交流を深めようと企画した。インターハイや国体に出場経験を持つ、白馬高スキー部クロスカントリーの7人の部員が来校。5年生57人、6年生55人とグループに分かれて技術指導や北小児童とのスピード競走などを行った。
 現役トップアスリートのスピーディーな動きや圧倒的な速さに児童から感嘆の声があがった。部員と競走した北小児童の今田優作さんは「自分もクロス競技をやっているけれど先輩は本当に速かった。すごく参考になったので自分の大会にも生かしたい」と意欲を見せていた。

2013年3月15日(金)付