2013年３月16日付

スキー愛好家　技競う　小谷栂池　村民企画イベント
　小谷村の栂池高原スキー場チャンピオンゲレンデ横の栂池ＪｉｂＰａｒｋを会場にこのほど、村民有志による初企画のスキーイベント「ＧＯＴＡＲＡＺＵＳＥＳＳＩＯＮ」（ゴタラズセッション）が開かれた。
　雪上に設置されたキッカー（ジャンプ台）やレール、ボックスなどの障害物のあるコース内を滑走し、選手個々の技を競う合う大会。
　スノーボードやスキーをより楽しむために考案され、初心者から上級者まで広く親しまれている競技で、２０１４年のソチ冬季五輪の正式種目に決まっている。
　大会ではスキー愛好家に気軽に楽しんでもらい、栂池のスキーを盛り上げようとの思いから、スキーのみの参加とした。愛好家が多数参加、さまざまなアイテムをクリアするためにジャンプや難度の高い技を次々に繰り出して、華麗な滑りを見せた。

豪快　アンコウつるし切り　大町市「折弁」　七つ道具味わい地酒堪能

　大町市東町の「折弁」（荒川松子支配人）はこのほど、３月の「お酒をたしなむ集い」を開き、人気の「アンコウのつるし切り実演」を行った。新潟県・糸魚川市場の「糸一」に勤務する加藤直仁さんが来場、豪快で巧みな包丁さばきを、軽妙な解説とともに披露した。

交通安全の基礎身につけて　安協と大町警　管内新１年生に教本配布
　大町市・白馬村・小谷村を管内とする大町地区交通安全協会（中村博郎会長）と大町警察署はこのほど、管内９小学校の来年度の新入生に交通安全教本の配布を開始した。園児から児童となり保護者の手を離れ通学する子どもたちに、交通安全の基礎を身につけてほしいと願った。
教本は、「決められた通学路を通る」、「歩道を歩く」、「道路に飛び出さない」、「道を渡るのは横断歩道で」「信号を守ろう」など通学時の交通ルールの基本や、「道路では遊ばない」など家に帰ってからの注意点を紹介。写真や絵、ひらがなでわかりやすく示し、保護者と一緒に学んでもらう内容。大北北部では約３００冊を今週中に配る。
中村会長は９日、地元の大町北小学校（丸山峯男校長）を訪れ、教本70冊と交通保険のワッペンを丸山校長に手渡した。新年度の１年生に入学式の日に届けられる。

大町　ことし一年の豊凶占う　仁科神明宮　春祭りの祈年祭
　大町市社宮本の国宝・仁科神明宮は15日、春祭りの祈年祭・本祭りを開いた。県指定無形民俗文化財の「古式作始めの神事」が奉納され、古式ゆかしい神事でことし一年の豊作と健康を祈った。
農地に見立てた神楽殿内で、牛によるまぐわかきや、種まき、鳥追いなど稲作りの一連の動作を模し、一年の豊凶を占った。最後のカヤ投げで、小ぐわやカヤ、いぐしなどが参拝者にさずけられた。
占いの結果は「早生７分、中生９分、晩生８分」。松井秀吾宮司は｢気候が安定し､豊作になりそう」と話した。
同行事は平安末期に伊勢神宮の庄園だった同神社で、農民が稲の作柄を占い、４００年の歴史があると言われる。

大町市　発電事業を地場産業に　金森建設メガソーラー着工

　大町市の金森建設（金森次郎社長）が乗り出す大規模太陽光発電事業（メガソーラー）に向けて15日、同市平借馬の社有地で建設工事の着工式と安全祈願祭が行われた。