簡単に運動不足解消 小谷村 わさびの会が巡回
 小谷村地域包括支援センターと、同村のNPO法人・安心生活支援「こごみ」による介護予防事業「わさびの会」が、村内全域の公民館を巡回して行われている。家に閉じこもりがちな住民の運動不足解消を目的に、さまざまな運動プログラムを実践している。
 スタッフはストレッチポールと呼ばれる円柱型の健康器具を使い、家庭で簡単に実践できる運動を指導。「歩くことも大切。雪が解けたら毎日少しでも歩いて足裏を刺激し、体をほぐしましょう」と呼びかけた。
 同事業は認知症・引きこもりが社会問題化するなか、高齢者の介護予防の必要性・重要性を周知し、社会参加や他者との交流の機会にと開講。来年度も引き続き村民の健康増進につとめたいとしている。
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3月の一覧
楽しく交通安全に理解 八坂小児童クラブで教室

 大町市八坂小学校児童クラブは25日、同クラブ内で、県交通安全教育支援センターによる交通安全教室を行った。1〜5年の児童10人が、楽しく交通安全への理解を深めた。
震災にまつわる本紹介 松川村図書館に特設コーナー
 松川村図書館は、2011年3月11日の東日本大震災から今日までを、さまざまな人の視点で時系列につづったルポルタージュ『東日本大震災伝えなければならない100の物語』(学研教育出版)を新刊特設コーナーで紹介している。忘れてはならないあの日とその後を全10巻100話の壮大な物語として伝える。
その他、被災した人々の体験談を基にした『語りつぎお話絵本3月11日』(学研教育出版、WILLこども知育研究所編、全8巻)、子どもたちの作文をつづった画文集『ふるさとはフクシマ 子どもたちの3・11』(NPO法人元気になろう福島編)などを紹介。
棟田聖子館長は「忘れてしまってはいけない。足を止めて見てもらえれば」と話している。同館では、津波により壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市図書館再建のための寄付本を随時受け付けている。
商業施設を起点に増便 池田町買い物バス5月から
 池田町は新年度、アップルランド池田店閉店などに伴う買い物弱者対策として買い物バスを運行する。商業施設に起点を変更するなど町営バスの町内巡回線を見直す形で5月からの運行を予定している。
 運行計画は町内巡回線の起点を町総合福祉センター「やすらぎの郷」からザ・ビッグ池田店に変更。運行車両も1台から2台に増やし、便数も4便から10便に増便する。
 1時間半ほどだった同線各停留所での待ち時間も、30分程度に短縮され、買い物の行き帰りに利用できるダイヤとなった。
 買い物バスの運行計画は、このほど開かれた町公共交通会議で了承された。
 町は現在、国土交通省北陸運輸局長野運輸支局に運行計画の申請を行っている。町住民課は「町内での買い物を考えた利便性高い運行計画になったのでは」と話す。
春の妖精カタクリ 小谷村 平年より1週間早く開花
 小谷村で「春の妖精」と呼ばれるカタクリの花が咲き始めた。ことしは雪どけが早く、開花は例年に比べ1週間以上早いという。
 カタクリはユリ科の多年草植物。里山の斜面などに自生し、雪解け直後の春のごく限られた時期だけ、下向きに花びらを回転するような形で薄紫色のかれんな花を付ける。
 古来から日本人の生活と深い関わりを持つ花として親しまれてきた。小谷村では、地域の里山など広範囲にカタクリが自生し、同村では昔から春を告げる花として親しまれている。
 本格的な開花はこれからとなりそうだが、ことしも山肌一面を薄紫のじゅうたんのように染めて咲くようすが期待できそうだ。

2013年3月27日(水)付