学校生活への期待胸に 大町北高 最後の入学式

 春の陽気に恵まれた5日、大町市内の2高校で入学式が行われた。新入生や保護者らが、新しい学校生活への期待を胸に式に臨んだ。
 大町北高校では、統合のため同校最後の卒業生となる男子36人、女子84人、計120人が真新しい制服に身をつつみ、保護者や教職員に出迎えられて体育館に入場した。新入生は、一人ひとり名前が読み上げられると、元気良く返事をして起立。麻田康彦校長から入学許可を得ていた。生徒会から、入学生を歓迎するメッセージが送られ、放送部制作の北高の1年間を紹介するVTRを見て、これからの新生活に夢を膨らませた。
松川小 歌声も元気いっぱい

 池田町、松川村の各小学校で4日、一斉に入学式が行われた。松川小学校では新入生82人が晴れやかな新生活のスタートを切った。
 教職員や来賓、保護者らが見守る中、新1年生が「一年生になったら」を元気よく歌った。森本浩正校長が「3つの約束をしてください。友だちと仲良く遊ぶ。自分でできることは自分でする。車に気をつけること」と新入生に呼びかけた。平林明人村長は「元気いっぱい遊んで勉強してください。村の宝である子どもを全力で守ってまいります。明るく、健康で人間性豊かな子どもに育ちますように」と式辞を述べた。
新生活スタート 大北各地で入学式


大町東小 希望に瞳輝かせ
 大町市の小中学校で4日、一斉に入学式が行われた。新入生は、希望に瞳を輝かせ、さわやかに晴れた青空の下校門をくぐった。
 市立大町東小学校では、受け付けを済ませた男子19人、女子17人、計36人が、入学を歓迎する飾りつけがされた教室2クラスに入った。新入生らは、入学式の注意点などを聞き、上級生や教職員の待つ体育館に入場した。
室堂で除雪作業急ピッチ アルペンルート16日開通
 北アルプスを貫き長野県と富山県を結ぶ大町市最大の観光路線、「立山黒部アルペンルート」の16日営業開始に向けて、立山黒部貫光は5日、営業再開準備の様子を報道陣に公開した。標高2450bの室堂はいまだ雪深く、「雪の大谷」の開通に向けて急ピッチで除雪作業が進められていた。
 室堂は、春めいた下界と一線を画す銀世界で、8台の大型ブルドーザーが雪に覆われた駐車場の除雪作業を進めていた。午前9時現在の気温は3・7度で、積雪量は8・70b。昨年より2b高く、一昨年並みで、20年間平均の7・4bを上回っている。雪の大谷は、全線開通時には昨年、
一昨年並みの高さ17bの雪の壁が見られそうだ。黒部平は3・0b、大観峰は7・2bの積雪があった。
ジュニア育成に役立てて 小谷村体協スキー部が寄付

 小谷村体育協会スキー部(宮澤正廣部会長)は4日、地域のスポーツ振興に役立てようと、会員約170人の会費から捻出した、寄付金10万円を村に贈った。
 宮澤部会長は村役場を訪れ松本久志村長に寄付金を手渡し「村内では少子化によって選手が少なくなっている。地元からオリンピック選手を輩出できるよう、子どもたちの育成に使ってほしい」と求めた。
 松本村長は「大勢の住民が体協に加入し、寄付に協力してくれていることがありがたい。子どもたちが十分に力を伸ばせるよう、大切に使いたい」と感謝を述べた。
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4月の一覧

2013年4月6日(土)付


新しい制服に身を包み 高瀬中

 池田町、松川村の各中学校で4日、入学式が行われた。池田町の高瀬中学校では、新しい制服に身を包んだ82人の新入生が厳粛な雰囲気の中、多くの参列者に見守られ、新生活への第一歩を踏み出した。
 胸に赤いリボンをつけた新入生は、吹奏楽部の演奏、拍手に迎えられて入場した。中村一郎校長は新入生に向けて「自分を育てる主人公は自分であるという自覚を持ってほしい。どんな中学生になりたいのか思い描いてほしい。高瀬中の生徒という自覚を持って行動してほしい」と激励した。