大北にも桜前線 池田町鵜山1週間早く 観光名所として知られる池田町鵜山のサクラ並木で6日、ソメイヨシノが開花した。周辺環境の整備に取り組む「鵜山桜並木保存会」によると、温暖な気候が続いた影響で、例年と比べ1週間ほど早いという。10日ころから見ごろを迎え、13、14日ころに満開となりそうだ。 同地区のサクラ並木は、樹齢60年以上の老木をはじめ、大小約80本が東山の傾斜地に並ぶ。一面に広がる淡い桃色の花びらと、背後の北アルプスが織りなす光景が親しまれ、全国から観光客やアマチュアカメラマンが訪れる名勝だ。 |
黒部ダム歴史次代に 往時知る人取材し冊子 大町市のまちづくり市民グループおおまちラボラトリは黒部ダム50周年に合わせた「くろよんスピリッツ」掘り起こし事業を始めた。5日はダム建設当時、日本通運で現場のセメント輸送に携わった経験のある同市平在住の荒木照雄さん(90)から「世紀の大工事」と呼ばれた当時の様子について話を聞いた。 大町は黒部ダム建設の拠点で、いまも建設を支えた人や施設、エピソードなど当時の記憶が残っているが、時代の流れとともに風化しようとしている。くろよんスピリッツ掘り起こし事業は黒部ダムのふもとの町の誇りを取り戻そうという企画で、20人ほどから話を聞き、NPO法人ぐるったネットワーク大町と連携して7月には冊子にまとめ、市民に無料配布する計画だ。 |
立山黒部アルペンルート 開通に向け準備進む 立山黒部アルペンルートの開通に向け、立山黒部貫光の立山ロープウエーなどでは開通に向けて準備が進んでいる。 トロリーバスで立山の下をくぐり到達する室堂平や雪の大谷では、21dの大型ブルドーザー8台やバックホーが隊列を組み、立山を背に迫力ある姿で除雪作業に取り組み、8b積もった雪原が徐々に切り取られていった。全線開通後は、雪の大谷ウオークがにぎわいそうだ。 |
優勝の喜び笑顔で報告 はまなす杯全国空手道選手権 大町第一中の宇海選手 剛柔流剛誠館で空手道に取り組む大町市第一中学校の宇海水稀選手は、28日から30日まで北海道北広島市で開かれた全国大会「はまなす杯第7回全国中学生空手道選手権」の2年女子形の部で優勝を飾った。全国制覇は小6以来の2度目。昨年3位の雪辱を果たし、喜びの笑顔で牛越徹市長に報告した。 宇海さんは29日の形の試合でトーナメントに臨んだ。決勝戦は得意技の「スーパーリンペイ」を披露。安定感とキレを発揮した気迫あふれる演武で剛柔併せ持つ形をこなし、対戦相手の大阪府の選手を下した。 4日、牛越市長を表敬訪問した宇海さんは、「一戦一戦緊張が解けていき、決勝ではいい形が打てました。うれしく、ほっとしました」と報告。当日大会に同行した父親も大変喜んだという。 |
オキナグザ苗配布 大町市須沼でまつり 大町市常盤須沼でオキナグサの再生を目指す「おきな草の里づくりの会」(高岡博会長)は6日、「おきな草まつり」を須沼運動場駐車場で開いた。園内には綿毛を身にまとったオキナグサが花開き、来場者を迎えた。 同会で育てた在来種や園芸種のオキナグサの苗鉢約1000鉢を無料配布した。開始前から数十人が列になる人気ぶりで、訪れた人たちが求めていた。 会場では餅つき大会も行われ、来場者につきたてのもちが振る舞われた。猫つぐらやぞうりなどのわら細工や、つけもの販売ブースもにぎわっていた。 |
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不法投棄被害を防止 県が監視連絡員委嘱 北安曇地方事務所は5日、県不法投棄監視連絡員の委嘱状交付式を大町市の大町合同庁舎で開いた。廃棄物の不法投棄や被害の拡大を防止するため、県から委嘱された大北6市町村の住民8人が、それぞれの担当区でパトロール活動などを展開する。 連絡員は週1回程度、地域を巡視。不法投棄や野外焼却、違反者などを地方事務所などに通報する。大町市から4人、北安曇4町村から4人が委嘱された。任期は平成26年3月31日までの1年。 |
2013年4月7日(日)付