桜の名所きれいに 神栄町老ク 大町公園で清掃作業
 春の遅い大町市にも桜の季節がやってきた。北アルプスを望む市内随一の桜の名所である大町公園のサクラで9日、つぼみの膨らみが確認された。同市神栄町の老人クラブ・神栄会(しんえいかい、堀田博文会長)は同日、公園の清掃作業を行い、地域の憩いの場所を協力してきれいにした。
 クラブ会員20人ほどが熊手やほうきを使って、一面の枯れ葉やごみを集めた。傍らでは、大町さくら祭りのぼんぼり準備も進められていた。
大町山岳博物館によると、13日に開花、見ごろは16日ころになる見通し。ことしの春の暖かさをうけてか、例年より1週間ほど早いとみられる。
同会では毎年、春と秋に公園の清掃作業を実施。花見シーズンに合わせ、10日から5月の大型連休明けにかけて、毎日交代で清掃作業に取り組む。
シラカバ樹液特産化期待 大町のカフェで初の試飲会
 大町市中山高原の農園カフェ・ラビットで6日、シラカバの樹液の試飲会が開かれた。市内から約20人が参加。樹液を混ぜた酒の味やジビエとの相性など、樹液の魅力を実感した。
参加者は焼酎やウイスキーを樹液で割り、「まろやかでおいしい」「氷を入れてロックにしてはどうか」など、味を試していた。シカやイノシシの肉を樹液に漬け、薫製やロースト、焼き肉やスープなどに調理されたジビエ料理も並び、参加者はその口当たりに舌鼓を打っていた。
試飲会は、樹液を新たな地域の特産品とするため、住民に魅力を広げようと初めて開催。実用化に取り組む種山博茂さんが、年にわずかな期間しか採れない樹液採取や保存の苦労などを紹介した。
米作りの体験描く 水土里ネット地域用水対策協 大町市役所で子ども絵画展
 大町市の水土里ネットおおまち地域用水対策協議会(会長=牛越徹大町市長)は8日から、「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展を大町市役所ロビーや2階東庁舎への渡り廊下で開いている。大町北小の旧5年生72人から応募のあった、子どもたちが体験した米作りの様子を絵に込めた作品が並んでいる。
稲刈りの大変さや楽しさを描いた作品のうち、ロビーには13日まで、会長賞・理事長賞・入選6点の入選作品が並ぶ。稲刈りの姿など農業を体験した様子が元気な筆づかいで描かれている。入選作品はその後に渡り廊下へ移され、26日まで飾られる。
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4月の一覧
「日本一のそば」に舌鼓 池田町 名人高橋さん招き交流
 池田町の安曇野東山包美術館とそば店・安曇野翁(おきな)は7日、広島県のそば職人・高橋邦弘さんを招いた、恒例の「翁の会・そば会」を同美術館で開いた。県内外から約200人が来場し、「日本一のそば打ち名人」と評される高橋さんのそばに舌鼓を打った。
 会場では高橋さんが来場者の目前でそば打ちを実演し、熟練の技を披露した。あずみアップルのワインアドバイザー・石澤喜則さんがそばに合った、地元・青木原のブドウを使ったワインを提供した。
 そば会は本場信州でのそば打ちを希望した高橋さんと、地元住民との交流から始まり、ことしで17回目を数える。
さらなるスポーツ発展誓う 松川村体協が総会と表彰
松川村体育協会は6日、平成25年度総会を村すずの音ホールで開いた。選手の育成に貢献した住民や、大会で活躍した選手ら、44の個人と団体を表彰し、さらなるスポーツの発展を誓った。
 功労賞は村体協を設立当時から支え、各団体のリーダーとして活躍した、ソフトテニスクラブの勝野克さんら4人が受賞。
 村体協の齋藤力夫会長は「表彰者が年々増加しているのは、皆さんの努力のたまもの。子どもたちにはこれからも、一生懸命進んでほしい」と話した。
園児 新しい生活へ一歩 大町 こまくさ幼稚園入園式
 大町市六九町のこまくさ幼稚園(原幸一理事長)で9日、入園式が開かれ、男児9人、女児13人の計22人の子どもたちが、初めての社会生活へ第一歩をふみ出した。
 同幼稚園は、4日から新年度を開始しており、園児らは5日に進級式を行い、小さな友だちを迎える準備をしてきた。新入児は、在園児や教職員の拍手に迎えられ、保護者とともにおゆうぎ室に入った。梶川康子園長が一人ひとり新入児の名前を読み上げると、かわいらしい手を上げて、大きな声で返事をしていた。梶川園長は「幼稚園は楽しいところ、明日からたくさん遊びましょう」と呼びかけた。

2013年4月10日(水)付