小谷村 ふれあい番所で子ども見守る
 小谷村で児童生徒の登下校の安全を見守る「こどもふれあい番所」の、本年度の見守り活動が始まった。9日は児童の登校時にボランティアスタッフ全員が子どもたちを見守り、小谷小学校で対面式を実施。新1年生をはじめとする児童生徒に顔を覚えてもらえるようにつとめた。
 ふれあい番所のあるスクールバスの発着所には、村内各地区からスクールバスが次々と到着。そろいのベストと帽子のスタッフは、一人ひとりの子どもたちに「おはよう」「気をつけてね」と声掛けをして送り出した。
 同所は国道148号に接し、交通量が多く危険箇所も多いことから、学校・警察・役場等各関係機関が連携し、小中学生の登下校時に巡回活動を行い、安心安全の地域づくりにつなげる。
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4月の一覧
大黒天祭 催し多彩に 13、14日 「我楽苦多市」同時開催
 町名の由来にもなった市指定文化財の大黒天石像が祭られている大町市大黒町の境内で13、14の両日、大黒天祭が開かれる。前夜祭の13日は午後6時から8時、14日は午前10時から正午まで。
 大黒天像は嘉永5年に建立され、昨年160周年の節目を迎えた。住民から親しまれている地域の守り神。例祭では、大黒天福の会によるオリジナルの大黒饅頭(400円)、絵馬(500円)、のぼり旗(1000円)の販売が行われる。
 また、同町の商店会による「我楽苦多市(がらくたいち)」も14日に境内前の追分交差点公園で同時に開催。市内、八坂、美麻各地区のおやき販売、焼き鳥、やきそば、フライドポテトなどを販売。大黒天像にお参りし、販売品を500円以上購入した先着150人に砂糖1`を進呈する。
「桜仙峡」ポスターでPR 池田陸郷の登波離橋愛護会
 サクラの開花シーズンを迎え、名所で知られる池田町陸郷「桜仙峡」をPRしようと、周辺住民でつくる陸郷登波離橋愛護会(藤松守会長)は10日、ポスターを町内や松川村・生坂村など周辺の観光施設に掲示した。
ポスターは桜仙峡ならではの山肌に無数のサクラが点在する様子を収めた写真。同会では10年にわたって環境整備し、3000本のオオヤマザクラやヒガンザクラなどが咲く風景の魅力をPR。近年では県外からもカメラマンが多く訪れる。
桜仙峡のサクラは例年より早めで、下のほうでは8分咲き程度。ことしは20日ごろが見ごろになりそうだという。
生徒が啓発「自転車安全に」 大町署 モデル校に池工指定
 大町署は10日、池田町の池田工業高校(田村浩啓校長)を「自転車安全利用モデル校」に指定した。同校の指定は3年目。管内で最も自転車通学者の多い同校で、地域と連携して交通安全の意識高揚を図り、事故防止につなげる。
同校では生徒数361人のうち半数余が通学に自転車を用いているなど、管内でも自転車通学者が多い高校。平成20年の道交法改正から、自転車の正しい乗り方と交通安全の啓発に力が入れられている中で、事故防止につなげようと指定してきた。
在来工法住宅55年の功績 大町の左右田さん社会文化功労賞
 大町市俵町、総合建設業左右田組代表・左右田懸市さんはこのほど、日本文化振興会から、社会文化功労賞を受けた。在来工法の木造住宅を造り55年の地道な仕事ぶりが評価された。
左右田さんは25歳のころから住宅建設を始め、35年ほど前、会社を大町市から松本市清水に移転した。東京、奈良、三重などの木材市場に直接買い付けに出かけて、格安で仕入れている、という。ヒノキ材などの木造住宅中心に手がけた。
現在も現役で現場で仕事を続ける左右田さんは「集成材でない、一本取りの材木で本物住宅≠造ってきたことが評価されたのだと思う。さらに研究してより良い住宅を提供していきたい」と受賞を喜んでいた。

2013年4月12日(金)付