「塩の道ちょうじや」 看板架け替えプレオープン
 大町市八日町の「塩の道ちょうじや」が22日、プレオープンを迎えた。旧「塩の道博物館」から看板を架け替え、新たなスタートに臨んだ。
看板はヒノキ製で、西澤聖美副理事長が字を書き、市内の木彫家・廣川伊知朗さんが仕上げた。募金や賛助会員、掃除のボランティアなど、市民の協力を得ながら再開を迎えた。
 黒川恵理子理事長は「(閉館した)4か月前にはこんな形で再開できると思わなかった。多くの皆さんに応援いただき、今日を迎えられたことがありがたく、うれしい」と新たなスタートの感慨を話した。
 同施設は、再開を目指す市民有志が一般社団法人「縁家」を設立し、市民や観光客が交わる文化交流の場として新生。「ちょうじや」は塩問屋だった平林家のかつての屋号から取った。明治23年築の貴重な建物や、さまざまな企画展を見学できる。
村政の課題解決へ心新た 白馬村議選 当選証書を付与
 任期満了に伴う白馬村議会議員選挙で、村選挙管理委員会は22日、当選証書付与式を村役場で開いた。昭和36年以来52年ぶりの無投票で当選した12氏が、住民代表としての重みを確認し、村政の課題解決に向けて表情を引き締めた。
村選管の太谷盛雄委員長は12氏に当選証書を手渡し、「無投票で有権者の視線は、より厳しくなるかもしれない。議員として4年間、村政の発展のために力を発揮してほしい」と求めた。
3期目の当選を果たした太谷正治氏(67)は「下水道受益者負担金問題など村政をただし、透明性が高い議会運営を図っていきたい」と抱負を述べた。
 当選者は現職6人と新人6人。共産党1人のほかは無所属。女性は3人。5月9日の村議会臨時会で、議長や常任委員会のメンバーなど、議会構成を決める予定。
本年度初の「美麻市」 11月まで第3日曜日開催
 本年度1回目となる第27回美麻市(みあさいち)が21日、大町市美麻の道の駅ぽかぽかランド「美遊」を会場に開かれた。あいにくの雨模様にもかかわらず、多くの観光客らが詰めかけ、農産物など各種販売ブース、シイタケのコマ打ちやコケ玉づくりの体験などにぎわいを見せた。
 源流美麻太鼓子ども会の演奏を合図に市がスタートした。美麻市を主催する住民団体「美し村(うましさと)開拓協議会」の合津富吉会長は「子どもを中心に誰もが気軽に足を運べる催しなど充実した美麻市にしていきたい」と抱負を語った。
 美麻市は、道の駅を中心とした地域の活性化を目的に、ことしで4年目を迎える。本年度は4〜11月まで毎月第3日曜日の開催を予定している。
池田町と合同リーグ戦 松川早起き野球大会開幕式
 松川村早起き野球連盟(古畑元大会長)の第39回早起き野球大会の開幕式が21日、同村スポーティープラザで開かれた。本年度は、39年ぶりに池田町野球連盟との合同でリーグ戦を展開する。野球を通じた両町村のさらなる交流に期待を寄せた。池田町早起き野球の開幕は29日を予定している。
 合同リーグ戦は昭和49年以来の実施となる。両連盟ともにチーム数が減少傾向にあるなか、新たな対戦カードを組むことで野球熱を高めようと開催を決めた。
 両町村を会場に、町野球連盟の6チームと村早起き野球連盟5チームの計11チームが8月上旬まで総当り1回戦で争う。
7チームがしのぎ削る 大町市早起き野球開幕式
 大町市早起き野球連盟(勝野徳一会長)は21日、本年度大会の開幕式を昭和電工体育館で開いた。5月上旬から7月までA・Bの2リーグに分かれ、7チームがしのぎを削る。
開会式では昨年各リーグで優勝した、Aリーグ・大町メッツの西條哲也選手、Bリーグ・THクラブの窪田幸弘選手が、「地域に元気を届ける全力プレー」を宣誓した。5月には中部日本野球大会にレボリューションズ、全日本選抜にTHクラブが出場。激励金が贈られた。
 勝野会長は「一人ひとりの協力をいただき成功に収められるよう、けがなく一年を頑張っていただきたい」とあいさつ。来賓の牛越徹市長は「皆さんの活躍は家庭や地域、仕事の活性化につながります」とエールを送った。
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4月の一覧
佐々軍団雪中のアルプス越え アルペンルートオープンカーニバル
黒部ダム50周年を迎えた立山黒部アルペンルートオープンカーニバルは21日、行われた。佐々成政軍団が各地で勝ちどきを上げ、盛大に節目のグリーンシーズンの始まりを祝った。
今回は安全祈願祭と分けた観光イベントとして実施し、初めて大町温泉郷からスタート。大町でも季節外れの雪が降り、雪中の北アルプスを抜けた佐々軍団をほうふつとさせた。
黒部ダム上では諏訪光昭県議扮(ふん)する佐々成政がくす玉を割り、鉄砲隊が立山連峰に銃声をとどろかせた。「黒部睦」のみこしがえん堤上を練り歩いた。

2013年4月23日(火)付