貴重な電気機関車展示 白馬ミニトレインパーク再開

 冬季休業していた白馬村和田野のログコテージ・エポック敷地内の「白馬ミニトレインパーク」が27日からグリーンシーズンの営業を再開した。ことしは旧国鉄時代に活躍した電気機関車「EF81・10号機」と国鉄最後の車掌車「ヨ8000」の車両を譲り受け、貴重な交通文化財として公開展示している。
GWに春山登山相談所 北ア北部遭対協が開設
 北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は27日から、春山登山相談所を管内の登山口など7か所に開設している。大型連休を利用した登山者の遭難防止を図ろうと、隊員延べ約60人が期間中、啓発活動に取り組んでいる。
大町市の七倉相談所では早朝から、隊員が登山者に雪崩や滑落、低体温症への注意を喚起、「里が温かくなっても山上は違う。冬山同様の装備と心構えが必要。登山計画書は必ず提出し、悪天候の場合は引き返して」と呼びかけた。
相談所はことしは29日までと、5月3日から6日までの7日間開設。他にも鹿島槍ケ岳で相次いだ遭難事故を受け、大町署が期間中のうち2日間、登山口となる大谷原に、臨時相談所を設置している。
災害時の拠点対応確認 大町病院で地震想定訓練
 市立大町病院は27日、院内の地震災害訓練を実施した。大北北部で大地震が発生した想定で、次々に運び込まれる患者への対応を訓練。災害拠点病院としての体制を確かめた。
同病院は平成9年1月に大北地区の災害拠点病院に指定された。東日本大震災を教訓に、3月に災害対応マニュアルを改訂。新マニュアルに合わせ、対応を確かめる機会として、初めて大規模に行った。
訓練の想定は、平日の午後に大北北部を震源とする大地震が発生し、市内では震度6強で各地で被害が発生。観光バスが土砂崩れで埋まり、多数の負傷者があったという状況。院内対応を最大の「レベル3」に設定し、シナリオなしで職員が自らの判断で行動した。
事故なく楽しい行楽を 交通安全重点期間 連休前に人波作戦
 「春の大北地域交通安全重点啓発事業期間」に合わせ、県交通安全運動推進北安曇地方部(地方部長=土屋嘉宏・北安曇地方事務所長)は25日、のぼり旗をもって路上で啓発する交通安全「人波作戦」を大町市国道147号の旭町交差点で実施した。
北安曇地方事務所や大町警察署、市や大町地区交通安全協会から約30人が参加。「スピード落とせ」「シートベルト着用」などと書かれた黄色いのぼりを掲げ、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を呼び掛けた。
啓発期間は4月25日から5月7日まで。春の全国運動は終わったが、大型連休で観光客が増え、農作業などが本格化する時期に合わせ、重点的に啓発活動に取り組む。
ボラガイドを養成 池田町のマスター会講師に 松川
松川村の安曇野まつかわ村エコツーリズム推進協議会は27日、池田町ガイドマスター会を講師に、ボランティアガイドの養成講座を同町で開いた。受講者12人が、ツアー客のガイドなどに携わるベテランの案内で町内を散策し、実践的な技術を学んだ。
受講者は町クラフトパークを出発、ウオーキングルートを経由してハーブセンターに到着する約3・7`を散策。ガイドマスター3人が自然や史跡を紹介しながら、「押し付けるのではなく、求めに応じて細かな知識を紹介する、お客さんにあわせたガイドを」と呼び掛けた。
湖畔にリゾート列車 海ノ口駅停車記念セレモニー
 JR東日本長野支社は27日、大町市平の大糸線海ノ口駅で、リゾートビューふるさと停車記念セレモニーを開いた。あいにくの雨模様ながら地域住民やアニメ・鉄道ファン、鉄道少年団など約200人が訪れ、さまざまな人に愛される駅の記念すべき日をともに祝った。
リゾートビューは2年半前から長野〜松本〜南小谷間を運行しているリゾート列車で、多くの観光客を出迎えている。ホームからの湖の景観が美しい同駅に停車して近隣の散策を楽しんでほしいと、3月のダイヤ改正から往路で停車している。
式典ではくす玉を割り、停車実現を祝った。駅に到着したリゾート列車を、鉄道少年団や地元の園児が旗を振ってお出迎え。一日駅長として、牛越徹市長が白い駅長服に身を包み、ホームで赤羽裕文信濃大町駅長と並び、「出発進行」と声をかけ出発を見送った。
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4月の一覧

2013年4月28日(日)付