地域防災 誓い新たに 白馬村と小谷村で出初め式
 白馬村と小谷村で29日、消防団の出初め式が開かれた。定例表彰や分列行進を行い、地域の防災の要として団員らが気持ちを新たにした。
白馬村はウイング21で式典を行い、無火災祈念黙とうや感謝状贈呈・定例表彰などを行った。駅前で分列行進を行い、地域の守りを住民に示した。
 小谷村は、小谷小学校で式典。昨年災害時等の相互応援協定を結んだ姉妹都市の千葉県白子町からも、団長以下消防団関係者9人が列席。有事の協力を誓った。分列行進では、団員や園児消防クラブ、婦人会らが行進。園児は「火の用心、火遊びはしません」と拍子木を鳴らした。
白馬村
小谷村
「窯出しの瞬間」に備え 松川 昇窯やまもギャラリー

 松川村川西の昇窯(のぼるがま)やまもギャラリーでは、5月11、12の両日に行われる焼き物の窯出しイベント「窯出しの瞬間(とき)」に向けた窯焼きの作業が、連日連夜行われている。
 備前焼の陶芸家、平林昇さん(50)と生徒らの作品1000点余りを、1200度の高温で焼き、分刻みにまきをくべ続ける作業が約8日間続く。自然冷却された後、窯出しする。釉(ゆう)薬を使わず堅く焼き締めるのが特徴の備前焼。窯では松のまきを使って窯焼きすることで、溶けた松の灰が作品に付着し、絶妙な色合いと模様が生まれる。
40年ぶり松川と合同で 池田町早起野球が開幕

 第44回池田町早起野球大会(池田町野球連盟主催・佐藤豊会長)の開幕式が29日、高瀬中学校グラウンドで開かれた。約40年ぶりに松川村早起き野球連盟との合同リーグ戦となる今シーズン。新たなチームとの対戦を心待ちに開幕を迎えた。
 同連盟は昨年から2減の6チームになったことなどを受け、村早起き野球連盟と協議し、合同リーグ戦の開催を決めた。
 開幕式では、高瀬中吹奏楽部の演奏に合わせ同連盟登録6チームの選手が入場。内鎌アイアンズの丸山佳男さん(31)は「支えてくれる全ての人への感謝を忘れず頑張りたい。野球を通じてつながった仲間とともに、地域発展のために取り組みたい」と力強く宣誓した。
大町に田植えシーズン トップ切り野口の西山さん

 大町市平野口の農業・西山隆一さんは28日、市内のトップを切って田植えを行った。北アルプスを広がる水田にバックにコシヒカリを植え、田植えのシーズン到来を告げた。市内では3日ころに田植えの最盛期を迎える見通し。
 西山さんは減農薬、有機肥料の特別栽培米作りに取り組んでいる。初日は田植え機を繰りながら0・9fを植え、「ことしは天候にも恵まれ、苗の生育も上々。順調に育っていけば」と話した。

川のアウトドア拠点 オープンイベントにぎわう さざなみ
 大町市八坂舟場の市ふれあいセンター「川の駅さざなみ」のリニューアルオープンを記念し、28日、グランドオープンイベントを開いた。地域住民や関係者でにぎわい、地域の交流や川のアウトドアの拠点のオープンを祝った。
 新指定管理者・ポップ=白馬村=によって1日から運営が行われている。式典では、和田信二代表や牛越徹市長らが鏡開きでオープンを祝った。
 会場では、焼き鳥やイワナ焼きの半額屋台が並んだ。豚の丸焼きが振舞われ、来場者が列となった。同社が軽井沢町で運営するキッズスキースクールのマスコット、パンダルマンも登場し、子どもたちに人気だった。市民限定のラフティング体験や、バンジートランポリンも行われた。
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4月の一覧

2013年4月30日(火)付


祭り前に散策路整備 小谷村 塩の道水ばしょう園

 塩の道祭りを前に、小谷村栂池の地域住民がこのほど、塩の道百体観音前に作られた「塩の道水ばしょう園」の散策路の整備作業に汗を流した。
 同園は日本海と信州を結んだ塩の道街道の代表的コースである千国街道沿いの石仏群・百体観音の前にある。昔ながらの風情を残す街道にふさわしい景観づくりに寄与しようと、栂池在住の深澤千恵子さんが10数年前に、自宅の休耕田10eにミズバショウを移植。地域の女性有志が毎年丹精して育て、今では観光客や住民の憩いの場として親しまれている。